シノダケ・ヒンメリ58 球体への内包:「32面体」の「正80面球体」への内包の場合 [シノダケ・ヒンメリ]
32面体からの星形
第44回では「32面体」から星形を作ってみました。
「32面体」の面の構成は「五角形12枚、正三角形20枚」です。
第44回では5角形に突起を付けて「12角星」としました。
今回は、この「突起付き32面体の12角星」を、正20面体を二分節して作った「正80面(球)体」の中に入れてみました。
苦労したのは、正80面球体を構成する部材の寸法の割り出しでした。図形を書いて求めることが出来ました。
最終的に、下の二枚の写真のようなものが出来ました。
これまで部材の寸法を適当に決めて作ってきた80面球体に比べてより真ん丸だということで、「正80面球体」としています。
32面体を正80面球体へ内包
32面体を正80面球体へ内包(別角度)
≪レシピ≫は、
「32面体」は、5cmで60本。
12面の突起は、10cmで36本。
「正80面球体」の正20面体を二分節した部分は、9cmで60本。
正20面体を面に入る三角形の部分は、10.5cmで60本。となりました。
全体で、216本です。
正直に言うと、大きくて不細工な「32面体12角星」を何とか作品の形に仕上げたいと考えて球体への内包に取り組んだのですが、想いの外、中と外の図形が作り出す景色が面白いものとなりました。
N山さん
コメント 0