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キランソウ - おどろおどろしい「地獄の釜のふた」の異名を持つ [よもやま話]

畑脇のコンクリート壁の隙間から這い出すように咲く紫色の花を見つける。「これって何?」と振り向いて近くの人に尋ねると、少し離れたところから「キランソウ!」と植物博士のMさん。声がかかるものと織り込み済みの様子。「キ」は紫の古語、「ラン」は藍色のこと。唇の形をした濃い紫色の花が咲く。「別名、地獄の釜のふた、ともいう」と付け足して解説。そういわれると、確かにちょっと気味が悪い。「地獄の釜のふた」の謂れは、キランソウに薬効があり、地獄の煮えたぎる釜に蓋をして病みから回復するほど効き目がある、という説がある一方、墓地によく生えていてべったり地面を這うように広がる様を指すともいわれる。

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キランソウ。コンクリート壁の隙間から生えている

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キランソウ。小さい花をよく見ると陽射しを浴びて何とも伸びやか

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キランソウ。地を這うように伸びている

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キランソウ

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