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数々の希少種の出現に驚くばかり……なな山緑地自然観察会 - なな山だより《イベント・活動紹介》 [なな山だより]

日にち:2月5日(水)

2年越しで進められていた計画が実り、長池公園副園長の小林健人さんを迎えての観察会が実現することになりました。当日は穏やかな冬晴れに恵まれ、10時には会長のT木さんも加わり、10名で小林さんから多摩の緑地の概要の説明を受けました。

西の谷ではエナガの一群にシジュウカラが加わりコゲラも続くといったパターンの解説。中の山では「アオゲラがいますよ」小林さんの声にコナラの高い梢でしきりにつついている様子をじっくり観察できました。中の谷では東京都レッドリスト(絶滅の危険度が高い動植物名を掲載)に入っているトウゴクシダを観察。シダは根、茎、幹はすべて地中、地上部は葉とのこと。午後もシダ類の、コバノイシカグマ、ギフベニシダ、ナンゴクナライシダ、ハシゴシダ、アスカイノデと数々の希少種の出現に驚くばかりでした。

観察会は午後3時に終了。短い時間に冬枯れのなな山の植物をほとんどリストアップして下さった小林さんにはぜひ、また来ていただきたいと思いました。なな山は周辺の緑地や公園を結ぶ「緑の回廊」の中の大切な存在、里山の保全活動の重要性を再認識した日でした。
   M倉さん   「ななやまだより」49号(2020年5月)より

P.2 2020.02.05 なな山緑地観察会.JPG

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