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ちいさい秋、見つけた! [よもやま話]

昼休み前、植物観察チームが手に手に枝や葉っぱを抱えて広場に戻って来た。「大漁です!」とI井さん、S々木さん。テーブルの上に広げたのはアケビ。熟して開いたもの、実が固いものがたくさん。なるほど秋だ!。ランチのデザートに振る舞われた。果実は少し甘くゼリーのようだが、種が多く、下品だがプップッと飛ばしながら食べる。子どもの頃、里山で年上から教えられ、採って食べた記憶が蘇ってきた。

朝、広場に向かうと、N山さんが竹ぼうきで掃除をしていた。何ごとかと問うと「多摩市では丸いドングリが少なくなっている」と相田さん。ドングリといえば、長細いものや丸いもの、いくつか見慣れていたが、クヌギの丸いドングリが減っていたのか。ドングリと言っても、クヌギ、コナラ、シラカシなどで形状が異なる。長細いのはコナラの実だ。
参考:「どんぐりのいろいろ ~雑木林からの贈りもの~」(多摩丘陵へ行こう!):http://tama.tokyo-park.or.jp/understand/creature/column/201011.html

バス通り沿いの急斜面の一画に、赤く小さい花が群生している。イヌタデ(タデ科)だ。イヌの好物か? と調べてみたら、食用のヤナギタデと区別して「食べても美味しくない、役に立たないタデ」から命名されたらしい。「イヌ」には失礼だが、「犬侍」や「犬死に」など「犬」を「役に立たない」ものの頭に付けることも多いようだ。

9月7日の記事「いくら調べても分かりません、ゴギョウボク!」で不明の植物が判明した。「ギョリュウ(御柳)」という木の枝。B場さんが見せたがっていたA田さんが植物図鑑を頼りにいろいろ調べた。さすが植物博士だ。
参考:ギョリュウ「サシイエンゲイ」:http://www.yasashi.info/ki_00012.htm


アケビ.jpg
アケビ

丸いドングリ.jpg
ドングリ

イヌタデ_2.jpg
イヌタデ(アカマンマ)

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ギョリュウ(御柳)

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