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里山の魅力をアピール! イベントニュース [なな山だより]

当会では、里山の保全活動のほかに、里山の自然の大切さを次の世代(若いお父さんお母さん、大学生さん、子供たち)に伝えるため、いろいろなイベント活動を行っています。『なな山だより』41号より

○多摩市グリーンボランティア初級講座  4月22日(土)
 なな山の活動について講座が行われました。活動の紹介やかつての里山と暮らしの関わりの話、観察会が行われました。
 「落葉樹の山、常緑樹の山、アズマネザサの生い茂る山。三様の姿は生物の多様性を生み、五感を働かせ、楽しむ場ともなっています。その違いは十分体感できたのではないかと思います。それでも、これは自然界の半分の状況でしかないとのことです。残り半分は五感では感じえない深い地中に、その働き場があるのです。数えきれない生き物と構成物の種類と量。人と生き物の暮らしはその半分の恩恵・働きに負っているということです。緑地の中では、落ち葉や枯損木を分解し、木や草の養分として循環していく行程として、その一端を理解することができます。緑地の活動は日々の連続性の、そして毎年のように行う繰り返しの継続性の循環作業です。その中に楽しみを見出して、楽しみの行為が少しでも、緑地の保全に・地域の活性化に・人と自然との交流に役立つことになれば、それが最良であると思います。なな山緑地の活動の特性をひとつ挙げるとすれば、それは発生する物の有効活用ということに尽きると思います。落ち葉は畑の・山の養分として。伐倒木の大きいものはテーブル・ベンチ・プランター・緑地表札。中くらいのものは柵・土留め杭、作業道・階段などに。そして小物は木工の材として、名板・トレイ・スプーン・フォーク・ヘラなど。アズマネザサは太い順に、篠笛・草花の支持杭・畑の作物の支持杭・スダレ・めかい・シノダケヒンメリ・コースターなどの材料として。使い道は実に多様です。緑地の観察の1時間半の中で、これらを一通りは受講者に語ったつもりです。」 「櫟」掲載の一文より (A田さん)

○ガーデンシティこども祭り(多摩センター) 5月3・4・5日(水・木・金)
 なな山のメンバーは「多摩の自然とまちづくりの会」がイベント参加した「作って遊ぼう」のテーマに協力しました。
 ぶんぶんゴマやペンダント作り、紙工作では鯉のぼりを作りました。たくさんのお子さんに参加いただき大盛況でした。

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ぶんぶんゴマ作り

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鯉のぼり作り

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特大ぶんぶんゴマ回し

○帝京大学教育学部 里山体験授業 5月19(金)・26日(金)
 19日は緑地の中での設問形式の学び、26日は天候不良のため大学の教室で、なな山緑地であらかじめ採取したアズマネザサを使って、シノダケ・ヒンメリづくりを体験してもらいました。

○なな山植物観察会 5月24日(水)
長池公園園長の内野秀重さんを迎えての植物観察会。同定できなかった植物は菌従属栄養植物のクロムヨウランであることが判明。東京都の絶滅危惧Ⅱ類に指定されているランでした。

○大妻女子大学家政学部の研究協力 7月23日(日)
大妻女子大学家政学部は緑地保全活動が個人的効用を示すことによって関心や緑地保全活動がさらに広がるのではないかという研究をされています。調査には万歩計を装着して計測や、アンケート調査に協力しました。

○LIFE Camping in多摩中央公園 8月12日(土)
自然を体験できる身近な場として公園の価値を再発見し、参加者同士のふれ合いを通
じて地域づくりへの興味関心を高めることをねらいとしたイベント。多摩市グリーンボランティア森木会と共催して木登り体験や枝打ち体験、竹灯篭作りになな山のメンバーも協力しました。

LIFE Camping.png
竹灯篭作り

○なな山めかい木工クラブ活動  (第2、4火曜日が活動日)
 参加者はそれぞれの目的に合わせて作品の制作に励んでいます。
 作品の一部はイベントなどでオブジェとして飾られたり、活動の紹介として展示されたりしています。

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タケコップ

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シノダケ・ヒンメリ

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