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冬期の手入れが里山を作る! 活動記録(2018.2.25) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さん

活動記録 No. 335 (2018/2/25) を作成しました。 (M崎さん)
 
 気温が2桁台に安定し、予報では嵐の後にやっと春が来るようで嬉しくなります。スギ花粉もピークが近付くので手放しでは喜べませんが、身も心も軽くなり、気楽に外出できるのが何よりです。

次の活動日は 3月 11日 (日) です。 
ではまた、なな山でおあいしましょう。

活動概要:
発生材処分置場の整理、中の山 枯れマツ等の伐倒と処理、アズマネザサの倒れ起し・間引き等
参加者:
22人(男性12人、女性10人)
連絡事項:
1. 中の山の間伐
2. 西の谷 発生材処分場の整理
3. 中の山 枯木の伐採
4. 定例総会(3/27)の案内
5. 安全講習会(3/11)の案内
6. 豊ヶ丘モウソウダケのテング巣病
7. GV初級講座テキスト等の案内
感想:
気温が低い朝だったが、20名以上の参加者が集まった。
暫く手を付けられなかった中の山の枯れマツの内1本は樹高があり、周りの枝が混み合っていたので、素直に倒れなかった。苦労したが、玉切りや枝は簡単に処理できた。
雪の重みで倒れが酷いアズマネザサを引き起し、枯れた物を中心に間引きした。

ソダ置き場の整理.JPG
西の谷 ソダ置き場の整理

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西の谷 崖崩れ防止を兼ねた発生材処分場の整理

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西の谷 崖崩れ防止を兼ねた発生材処分場の整理

ヤツデの処理.JPG
ヤツデの処理

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中の山 公園下草刈り片付け

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中の山 公園下草刈り片付け

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中の山 公園下草刈り片付け

アズマネザサの手入れ.JPG
アズマネザサの手入れ

手入れされたアズマネザサ.JPG
手入れされたアズマネザサ

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東の山 アズマネザサ 倒れ起し・間引き整理

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東の山 アズマネザサ 倒れ起し・間引き整理

枯れマツの伐倒.JPG
枯れマツの伐倒

倒れる枯れマツ.JPG
倒れる枯れマツ

倒れた枯れマツの処理.JPG
倒れた枯れマツの処理

二本目の枯れマツ伐倒.JPG
二本目の枯れマツ伐倒

二本目の枯れマツの処理.JPG
二本目の枯れマツの処理

フキノトウ.JPG
フキノトウ

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なな山緑地の会 2018年3月活動予定 [活動予定]

皆さん

相田です

3月の活動予定です。
この中で、11日の定例活動日は、下記の森木会主催「手道具の安全講習会」と重なります。
講習会参加を希望する方は申し出てください。

3月3日(土)
和田緑地の会定例活動 参加自由 9:00~12:00
3月6日(火)
木工・めかいクラブ活動 参加自由 10:00~15:00
・シノダケ・ヒンメリづくり
・木のカップづくり
3月11日(日)
なな山緑地の定例活動  9:00~15:00
・中の山 マツ枯れ木伐倒、常緑樹間伐
・西の山 階段通路補修
・東の山 アズマネザサ育成間引き・倒れ起し
・植樹用クヌギ苗掘り出し
3月13日(火)
木工・めかいクラブ活動 参加自由 10:00~15:00
・シノダケ・ヒンメリづくり
・木のカップ・小枝フォークづくり
3月17日(土)
南鶴牧小学校なな山緑地観察 10:00~12:30
3月18日(日)
和田緑地の会定例活動 参加自由 9:00~12:00
・シイタケ榾木準備(子供会・コミセン環境部会)
3月20日(火)
木工・めかいクラブ活動 参加自由 10:00~15:00
・シノダケ・ヒンメリづくり
・木のカップ・小枝フォークづくり
3月25日(日)
なな山緑地の定例総会・定例活動  9:00~15:00
・シイタケ・ナメコ駒打ち
3月27日(火)
木工・めかいクラブ活動 参加自由 10:00~15:00
・シノダケ・ヒンメリづくり
・小枝木工、木のカップづくり

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シノダケ・ヒンメリ15 シノダケ・ヒンメリ材の作り方 [シノダケ・ヒンメリ]

今回は、採って来たシノダケを処理してヒンメリ材にする作業について説明します。
色々な考え方があると思いますが、ここではなな山緑地の会で進めているやり方を紹介します。参考にしてください。

1.まず、シノダケの節を取ります
大量に処理することが多いので、バケツを2つ用意して行っています。

バケツ2つを用意.jpg
バケツ2つを用意

1つには、節やハカマ、先端の使えない部分、枝葉や虫に食われていて使えない部分など、不要な部分を入れます。
もう1つの方にヒンメリ材として使う部分を溜めます。

分けたものを観るとこんな感じになります。

シノダケ材とヒンメリ材に分ける.jpg
シノダケ材とヒンメリ材に分ける

バケツの中はこんな感じになります。

バケツの中のヒンメリ材.jpg
バケツの中のヒンメリ材

2.シノダケ・ヒンメリ材の汚れ落とし
切り出したヒンメリ材となる部分を、住居用洗剤(マイペットとか)を使って洗います。カビのようなものが付着していることがあるので、それを落とすのが目的です。
四角いバケットにシノダケを入れて洗剤を馴染ませ、数時間置いておきます。
作業のし易さを考えると、画像のように太さや長さごとに仕分けて作業することをお奨めします。

太さ・長さを仕分けしたヒンメリ材.jpg
太さ・長さを仕分けしたヒンメリ材

太く長いものは、不織布で擦って汚れを落としています。
細いものや短いものは、網目状の袋に入れてしごくようにしています。
最後に水で洗って、水気を取って干して終了です。

季節や採取した時期によって違いますが、一週間から二週間ほど天日干しをしておくと脱色します。シノダケ・ヒンメリ材の完成です。
*最近分かったことですが、一年ほどすると更に退色して残っていた緑色も無くなり、竹本来の黄色に変わります。

天日干しをしたシノダケ・ヒンメリ材.jpg
天日干しをしたシノダケ・ヒンメリ材

3.シノダケ・ヒンメリ材の仕分け
太さも長さも違うシノダケ・ヒンメリ材が出来るわけですが、作品を作るためには、太さや長さを揃えておく必要があります。
手間をかけたシノダケ・ヒンメリ材を有効に使うために、太さだけでなく長さごとに仕分けしていくことをお奨めします。

写真の例では、太さで揃えた上で、長さ2センチ毎に区切って仕分けしています。

完成したシノダケ・ヒンメリ材.jpg
完成したシノダケ・ヒンメリ材

これらの作業を続けて部材が溜まれば、次は作品の制作にとりかかることになります。

★つぶやき★
しかし、ここまでの準備作業は正直に言って結構な手間が掛かります。
シノダケ・ヒンメリづくりはやってみたいけど、ヒンメリ材をつくって準備する作業をする余裕はないという人がたくさんいらっしゃるのだろう、と想像しています。
シノダケ・ヒンメリをたくさんの人に楽しんでもらうには、何らかの手立てが必要だと想っています。具体的には、2つのことを考えています。
1つは、シノダケ・ヒンメリキットの提供。1つは、ワークショップというか講習会の開催です。皆さんからのご意見を聴きながら進めていきたいと思います。
  N山さん

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ブルームの憂鬱 -アトリエN- [アトリエN]

 T社とS社とJRの各路線を4度乗り継いで、片道1時間をかけながら仕事場に通っている。このごろは、日本の鉄道というものは、よくもまあ謝るものだなあ、とあきれることが多い。車両故障だ、電気系統のトラブルだと言って謝るのは、まあ仕方のないところだろうが、台風や大雪で電車が遅れたと言っては謝り、線路内に人が立ち入った・とか、急病人が発生した為に前の電車が停車したなどという、鉄道会社の責任とはいえないことが原因でダイヤが乱れても謝る。「ご迷惑をおかけしておりますことをおわびいたします。まことに申し訳ございません」という車内放送は、鉄道会社が違っても、判で押したように同じである。むやみなクレームの発生を抑えるためにとりあえず謝っておけ・ということなのだろうが、本気で申し訳ないと思っている感じはしない。
 キュウリやブドウの実は成熟してくると果実の表面に白い粉がふいてくる。ブルームと呼ばれるもので、雨水をはじき、病原菌の感染から身を守り、鮮度を保つという働きがある。ところが、その白い粉が農薬の残滓ではないかとか、カビがはえているのではないかという声が挙がって、スーパーの売り場などでは、ブルームのないキュウリに一斉に置き換わってしまった。
 わざわざ病気に弱い作物に替えてしまったわけで、バカな話だと思うし、ちゃんと説明したらどうなんだと面識のある農家のおじさんに訊いてみた。
 「そらあ、説明する方が大変だよ、野菜売り場で待ち構えて、一人一人に説明するのかい?スーパーの店員が一緒になってやってくれるわけでもなし、頑張ってみたところで、ブルームレスを納める生産者にあっさりとっ替えられて、終わりさ」と、おじさんは云う。
 「ブルームっていうのはケイ酸だからな。ケイ酸を吸い上げる力の弱い台木を見つけ出して接ぎ木すれば、簡単にブルームレスが作れるのさ。鉄道路線は気に入らないからって気軽にとっ替えはきかないけども、農産物はそうじゃないからな。それに、クレームをつける連中は理屈で説明してもダメなんだ。納得したいわけではなくて、文句を言うのが目的だったりするからな、そこに理屈を持ち出しても、なにを生意気な、って逆切れされるのがオチというもんだよ」
 「そういうものかねえ」
 「そういうものさ。闘っちゃいかん。大人の対応をするのが賢いやり方さ」
 おじさんはそう云うと後ろをふりむいて
 「なあそうだろ?」
 とハウスのキュウリたちに語りかけた。
 収穫前の青いキュウリたちは、なにもいわずにこうべを垂れているだけである。

 とりあえず謝る、とりあえず身をかわす。
 『大人の対応』がむしろ新たなクレームを呼び込んでしまうのではないかと思ったりもするが、だらしのないことに、もし当事者だったとしても、頑張り通す自信はない。
  N田さん

キュウリ.jpg
キュウリ。提供:「写真素材足成」(http://www.ashinari.com)

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大学の先生、里山活動による心的効果をなな山で調査研究! [よもやま話]

活動の開始前、広場奥のテーブルに見なれない若い男性が立っていた。メールで予告があった大妻女子大の甲野准教授。服装は里山で活動がしやすいように上下の作業着、大学の先生らしくない。アンケートと歩数計を渡され、活動前の心的状態をチェック。意外と暗い質問もある。活動の終了時にも同じアンケートに応える。里山でのボランティア活動が精神面でどのような効果をもたらすかを調査研究している、らしい。なな山緑地の会も全面協力。

甲野先生はみんなと同じように一緒に活動する。雪害など緑地内の観察中、緑が落ちて見通しが良くなった里山の風景に感嘆の声を上げていた。歩きながら冬場の活動について質問するあたりは、さすが研究熱心。ヤマザクラの伐採では、機敏に動き回っていた。

緑地内観察.JPG
緑地内の観察に同行。

里山での講義.jpg
里山での講義(?)

生徒M崎さんの質問に丁寧に応える.jpg
生徒M崎さんの質問に丁寧に応える。

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クロマツ -植物標本- [なな山緑地の植物標本]

植物標本は、植物がその時その場所に生えていたことの証であり、地域の自然環境の歴史的変化を知る唯一の手がかりとなっています。なな山緑地の会では、2016年より緑地内の植物調査を兼ねて牧野標本館へ寄贈するべく植物標本を作っています。
制作:なな山緑地の会 植物標本プロジェクト
同定協力:内野秀重さん

このコーナーでは、2016年制作した標本を随時紹介していきます。原本をご覧になりたい方は、N原さんに声をかけてください。

P8110053_クロマツ.jpg
クロマツ マツ科
採集日:
2016年4月16日
生育環境:
陽当たりのよい広場に面する
ノート:
樹高7m、直径13cmほど
整理番号:
No. 木本 - 26

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シノダケ・ヒンメリ コーヒーブレイクその1 五角形・雨垂れ型吊り飾り(台座付き) [シノダケ・ヒンメリ]

五角形・雨垂れ型吊り飾り.jpg
五角形・雨垂れ型吊り飾り

簡単にできる小さな飾り物を作ってみました。
最初は吊り下げるものとして作ったのですが、台を付けて置物にもしてみました。

画像は、エア・プランツという植物ですが、多少の重みにも耐えることが出来るという意味で、シノダケ・ヒンメリならではの作品だと思います。
  N山さん

≪レシピ≫
吊り飾りの上部:19センチ、5本。
廻縁と底の辺:8.5センチ、10本。
台座:5センチ、20本と、4.6センチの底、5本。

五角形・雨垂れ型吊り飾り(台座付き).jpg
五角形・雨垂れ型吊り飾り(台座付き)

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私はツグミです、冬は口をつぐんでいます [よもやま話]

昨日のブログに相田さんからメールで投稿がありました。名前は聞いたことのある鳥でした。 S子


相田です

16日付けのブログの鳥、よく撮れましたね。

「ツグミ」ですね。

チョコチョコと歩いてはグッと胸を張る。小気味よい動きをしてますね。

昭和の30年代ごろまでは野鳥の料理の王様でした。スズメより大きく、冬鳥で、渡りを狙って霞網で一挙に捕えてたようです。

今は非常に数が少なくなり、なな山に現れるのも珍しいのではないかと思います。

ツグミ|日本の鳥百科
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1359.html

渡り鳥_2.jpg
ツグミ

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この子はだ~れ、誰でしょね? [よもやま話]

お昼休み、丸太テーブルで昼食を摂っていると、広場に鳥が舞い降り、ピョンピョンと跳びはねる。スズメより少し大ぶり。何? 名前は? 「渡り鳥だね」とB場さんが返答する。餌を探しているのか、人間を観察しているのか、こちらをしっかり見つめる。

グーグル画像検索で検索してみたが、似た鳥は発見できず。グーグル画像検索では、キーワード欄が表示される画像検索画面に調べたい写真をドラッグ&ドロップすると、その画像に似たものを探し出す優れもの。花や昆虫、鳥などが調べられる。数日前に同じ写真で検索したときは、もっと鳥が多かった。今回はヘビがヒットしている!

さて、この鳥は何でしょうか。

渡り鳥_1.jpg
広場に舞い降りて食べ物を探す鳥。

渡り鳥_2.jpg
アゴを上げた姿はまるで主のようだ。

画像検索.png
グーグル画像検索でも似た鳥は見つからない。

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山で谷でチェンソーの唸りがこだました! 活動記録(2018.2.11) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さん

活動記録 No. 334 (2018/2/11) を作成しました。 (M崎さん)

 朝夕は冷え込み、風は未だ冷たいけれど、太陽の光も強さを増し、スイセンやチュリップの芽が大分伸びて来て、春の足音が聞こえてきそうです。 皆さん如何お過ごしですか。
インフルエンザの患者数も増えていまので、ご自愛ください。

次の活動日は 2月 25日 (日) です。 
ではまた、なな山でおあいしましょう。

活動概要:
コナラの伐倒・ホダ木作り・運搬、サクラのホダ木運搬、階段の補修、枯木の処理、ダイコン収穫
参加者:
21人(男性14人、女性7人)
連絡事項:
1. 久し振りに14℃と活動し易い気温になる予定。
2. シイタケとナメコのホダ木を準備するので、コナラの伐倒とサクラは伐倒済みの材を集める。
3. アズマネザサが雪の重みで倒れているので起こす等、雪の後遺症を処理する。
4. 中の山の枯れマツの処理と傾いたサクラの伐倒。
5. 甲野准教授の研究調査に協力する。
6. ダイコンを全部収穫するので、各自一本ずつ持ち帰る。
感想:
雪による後遺症の調査、今日の作業の下準備のため、皆で緑地内を観察した。
西の山で伐倒するコナラに赤いテープを結ぶ、中の山で処理する木の様子を確認し赤いテープを結ぶ、雪で曲がったアズマネザサを起こす、サクラのホダ木の場所等の下見を終え、各自それぞれの活動に入った。
西の山、中の谷、中の山の各地でチェンソーの唸りがこだまし、活発な活動を物語っていた。

緑地内観察.JPG
緑地内観察

雪で曲がったシノダケを起こす.JPG
雪で曲がったシノダケを起こす

コナラの伐倒.JPG
コナラの伐倒

倒れるコナラ.JPG
倒れるコナラ

落葉掃き.JPG
落葉掃き

ホダ木作り.JPG
ホダ木作り

ホダ木の運搬.JPG
ホダ木の運搬

階段の修理.JPG
階段の修理

中の山枯木伐倒.JPG
中の山枯木伐倒

ウメ(白梅).JPG
ウメ(白梅)

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