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紅く染まる秋、晴れ渡る渓谷 - 水彩画の世界を堪能! [よもやま話]

「2年前から始めた。作品展をやるので、よかったらお出でください」とK田さん。2月27日~3月4日まで関戸公民館で開催された水彩画展に出展していた。顔を出すと、K田さんが付き添って一つずつ全点を解説してくれる。絵画に疎くてもその心得が少し分かった気になる。華やいだ気持ちに包まれるのは絵の持つ力なのか。
画像は、ブログの容量制限のため小さくなっています。オリジナルはもっと綺麗です。画像をクリックすると、少し大きくなります。

紅葉_350_2.jpg
紅葉

沢井渓谷_350_2.jpg
沢井渓谷

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春! 畑を耕すには耕運機が一番! [よもやま話]

広場に戻ると、畑からエンジン音がとどろく。見ると、M本(夫)さんが耕運機で畑を耕している。サマになっている。「初めてだよ。耕運機って便利だね」と動かしながら、馴れた様子で声を放つ。「T橋先生の教え方がイイからね」と嬉しそう。M本(妻)さんもウンウンと誇らしげに顔を向ける。このご夫婦、羨ましいほど仲睦まじい。笑いも絶えない。そこにT熊さんの高校1年の娘さんが加わり、畑仕事に余念がない。身のこなしが軽い。何とも微笑ましい老若コンビ。

畑仕事.jpg
温かい早春の陽を浴びながら畑仕事

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緑が広がり始めた早春のなな山

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蛙も目覚め身軽に活動できる春です! 活動記録(2018.3.11) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さん

活動記録 No. 336 (2018/3/11) を作成しました。 (M崎さん)

 日中の気温も20℃を越える様になり、戸外での活動がし易くなって来ました。 啓蟄(3/6)を少し過ぎた先日、庭の手入れをしていたら大きな茶色の蛙(体長15cm以上のヒキガエルかツチガエルと思われる)に出くわしてビックリしました。ベランダに沿って置いてあるプランターの下に潜って越冬しているのは知っていましたが、クリスマスローズの古い葉の下から突然出て来たのでたじろいでしまいました。

 次の活動日は 3月 25日 (日) です。
 当日は 29年度の総会が 9:00 ~ 10:30、百草団地(UR)第二集会場 (京王バス百草団地バスターミナル裏) で開催されますので参加して下さい。
 ではまた、なな山でおあいしましょう。

活動概要:
クヌギの苗を提供のため持ち出し準備、西の山の道の階段補修、東の山の枯木の伐倒等
参加者:
22人(男性13人、女性9人)
連絡事項:
1. クヌギの苗をポット植えと掘り起し合せて35本、持ち出し可能にする
2. 東の山の草刈り(前回の続き)
3. アズマネザサの引き起しと間引き(前回の続き)
4. 西の山 階段通路の整備
5. 森木会のノコギリ、カマ、ナタの安全講習に、当会から2名が参加
6. 次回 (3/25) の活動日29年度の総会に参加の事、不参加者は委任状を提出
7. 4月8日はコケの先生をお迎えして観察と採取をする
感想:
朝の空気は未だ冷たいが、啓蟄も過ぎ、活動には適した天候になって参加者が多くなってきた。
フジ蔓が巻き付いた枯木の伐倒で思わぬ事が起きた。普通なら一気に倒れるところ、フジ蔓が隣の木の上部の枝に巻き付いていて、斜めになっても蔓に支えられて止まってしまった。切り落としたら、蔓は切れずに、蔓に引っ張られて枯木は途中で折れ、先端部が根元側に倒れて来た。枯木の伐倒は注意が必要。

肥料の調合.JPG
肥料の調合

大根の畝作り.JPG
ダイコンの畝作り

側溝の掃除.JPG
側溝の掃除

東の山枯木の伐倒.JPG
東の山枯木の伐倒

倒れた枯木.JPG
倒れた枯木

伐倒木の玉切り.JPG
伐倒木の玉切り

クヌギ苗の堀出し.JPG
クヌギ苗の堀出し

道の補修.JPG
道の補修

カワズザクラ.JPG
カワズザクラ

シュンラン.JPG
シュンラン

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アセビ

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シノダケ・ヒンメリ17 正6面体の作り方 その1 [シノダケ・ヒンメリ]

本場フィンランドのヒンメリの基本の形は「正8面体」(下の図)だと思われるのですが、シノダケ・ヒンメリでは、むしろ部材の強さ(壊れにくさ)の力が発揮できる「筋違い入りの正6面体」ではないかと想っています。今回は、この「筋違い入りの正6面体」の話しを少し詳しくしてみたいと思います。

正8面体.jpg
正8面体

「正6面体」(下の図)は、いわゆるサイコロ(賽子)なので6つの面で出来ています。お馴染みのサイコロには、1から6の数の点が書いてあります。生活に馴染みが深く「立方体」とも言われたりしているものでもあります。

正6面体.jpg
正6面体

これは既に書きましたが、「正6面体」は面が四角形で出来ているため辺の部材だけで出来ているシノダケ・ヒンメリでは上や横からの力に簡単に潰れてしまいます。そこでシノダケ・ヒンメリでは筋違いを入れることで三角形が二つの形にして「筋違い入り正6面体」を作っている訳です。したがって、この「正6面体」を作るには、辺の数12本と6つの面に1本ずつ6本の筋違いを用意すれば良いことになります。その筋違いの長さは、辺の長さの1.414倍(=ルート2)になることも分かっています。準備作業がとても簡単です。

でも、ここからが「正6面体」の奥深いところです。筋違いの入れ方によって「正6面体」には何種類かの異形体があるのです。少なくとも、私が作っただけでも4種類はあるのですが、あと幾つあるのか私には突き止められていません。(実は、この異形体が何種類あるのかが分からなくて、この記事が書けなかったのです。そして今もその状況は同じなのですが、話を進めています。・・「正6面体」の数は、シノダケ・ヒンメリにとっては研究課題となります。)
ちなみに、画像の「正6面体」4つは、少しずつ違う異形体です。

筋違い入り正6面体2.jpg
筋違い入り正6面体2

筋違い入り正6面体3.jpg
筋違い入り正6面体3

筋違い入り正6面体4.jpg
筋違い入り正6面体4

従って、「正6面体」を作りましょうといっても、どの形になるか分からないことになってしまいます……。出来上がる形は、指先の加減(?)ということになるでしょうか。

そんな状況の中で「一筆書きで作れる正6面体」があるので、それを紹介します。

図の太い部分を始点★から終点●までなぞってみてください。一本の線でなぞることが出来たと思います。結節点の位置を間違えないように進めれば出来上がります。
(説明上は簡単ですが、作ってみるとかなり混乱します。)

一筆書きで作れる正6面体.png
一筆書きで作れる正6面体

下の画像「正6面体」が完成です。
よく観ると、立体の二つの対角線上の頂点(結節点)から三方向に筋違いが放射状にのびています。
一つの面に注目してみると、四つの頂点に集まっている部材の数が、6、4、4、4となっています。
その底に当たる面で観ると、二つずれて4、4、6、4となっています。
交点(結節点)に集まる材の数が偶数になっているので(=奇数が無いことで)、始終点が同じ「一筆書き」が出来る訳です。

正6面体完成図.jpg
正6面体完成図

まだ「正6面体」の異形体の一個目の紹介だけですが、今回はここでお仕舞いです。
次回も「正6面体」の話しを続ける予定です。この話の行き着く先でとても面白い作品に辿り着くことになります。少し話が長くなりますが、お付き合いください。

≪レシピの例≫
辺の長さ:7センチを12本。
筋違いの長さ:10センチを6本。
  N山さん

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チューリップの嘆き -アトリエN- [アトリエN]

 1630年代のオランダでチューリップのバブルが起こった。裕福な商人たちの間に珍しいチューリップによる花壇作りが流行し、球根が高値で取引されることに目を付けた人々が市場に群がったのである。
 たった一個の球根に煉瓦職人の15年分の年収に匹敵する値がついたのは序の口として、最盛期には、たった一個で広大な屋敷やビール工場が買えるほどにも狂騰したという。
 当然のことながらバブルは弾け、金貸しから高利の金を借りてまで買いあさった球根の値は暴落した。
 夢の「球根」が一転して「困窮」のタネになったのである(ここ笑うとこ)。
 高値を呼んだ美しい模様を持つチューリップは、斑入りの花を咲かせる球根の一部を切り取って、別の球根に埋めこむという方法で作られたが、実はこの美しい模様は、モザイク病ウイルスという病原体に感染したものであったことが今日ではわかっている。
 春に花咲くチューリップのつぼみは前年の初夏にできる。春に咲くウメ・モモ・サクラなどの花木たちが地上で蕾を作りはじめる同じそのころに、土中で春咲きの球根類の蕾が生まれている。
 この球根は、冬の寒さを通過しなければ開花しないという特性を持っている(チューリップだけというわけではない)。
 可哀想だからと温室で冬を過ごさせては開花しないのだ。
 この性質を利用して、真冬にチューリップの花を咲かせようと考えた人々がいた。
 チューリップの球根を一定期間冷蔵庫に入れ、冬を体感させる。その後温室で育てることによって、真冬に花を咲かせることに成功したというわけだ。
 チューリップこそいい迷惑である。
 モザイク病に感染させられたり、冷蔵庫に入れられたり、ヒトという生き物は、他の生き物の都合などは一切考えない、強欲で厄介な存在であるようだ。
 チューリップは肉厚な緑の葉を空に向かって差し伸べているが、ひょっとしたらそれは光合成のためというよりも、『人間にはかなわないよ』という、お手上げポーズなのかもしれない。
  N田さん

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チューリップ。提供:「写真素材足成」(http://www.ashinari.com)

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「なな山で遊ぼう! 2017」活動報告 [なな山だより]

 12月17日、毎年恒例の「なな山で遊ぼう!2017」が開催され、今年は多摩二小児童、保護者、PTCA役員総勢200名前後の方が参加しました。
 この日行ったのは、落ち葉滑り、滑車式ターザンロープ、木のブランコ、はしご登り、クリスマスリース作り、スラックライン(綱渡り)…。どれもおやじ達手作りの、普段味わえないスリル満点の遊具に、子どもたちは興奮を抑えられず行列を作って何度も何度も繰り返し遊びました。
 特に今年は昨年より落ち葉が多かったため、十分なクッションがあり安全に遊ぶことができました。また、カブトムシの幼虫採集も例年通り行うこともでき、子供たちは目を輝かせながら幼虫との出会いを楽しんでいたようでした。
 昼食には、なな山の里いもや大根を入れたあたたかいけんちん汁と、落ち葉と炭で炊いたさつまいも。快晴の空の下、世代を超えてみんなで頬張る食事は、心も体も温まりました。
 毎回、おやじ達の「ああいうことやりたい!」「こういうことはできないか」という発案に興味を示してくださったり、「今年は篠竹ヒンメリというのがあるよ!」と新しいことを次々と提案してくださる緑地の会の方々。毎年バージョンアップしている企画を、誰よりも楽しんだのは実はおやじ達かもしれません。
私自身参加するのは3回目ですが、地域の自然と子供たち、親たちを、実体験を通してつなげていくこのイベントはただ楽しいだけではなく大変貴重なものであると感じています。なな山緑地の会の皆様、本当にありがとうございました。また来年も是非よろしくお願い致します。
  多摩二小PTCAおやじの会  S原さん
                「なな山だより」42号より

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集合写真

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綱渡り

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シノダケ・ヒンメリ作り

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ターザンロープ

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落葉滑り

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リース作り

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フイリアオキ(雄株) -植物標本- [なな山緑地の植物標本]

植物標本は、植物がその時その場所に生えていたことの証であり、地域の自然環境の歴史的変化を知る唯一の手がかりとなっています。なな山緑地の会では、2016年より緑地内の植物調査を兼ねて牧野標本館へ寄贈するべく植物標本を作っています。
制作:なな山緑地の会 植物標本プロジェクト
同定協力:内野秀重さん

このコーナーでは、2016年制作した標本を随時紹介していきます。原本をご覧になりたい方は、N原さんに声をかけてください。

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フイリアオキ(雄株) アオキ科
採集日:
2016年4月9日
生育環境:
アズマネザサの生える斜面
ノート:
高さ2mほど
整理番号:
No. 木本 - 24

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シノダケ・ヒンメリ16 シノダケ・ヒンメリの編み方とそのための道具 [シノダケ・ヒンメリ]

シノダケ・ヒンメリを作る道具と編み方のコツのようなものの話しをします。

1.シノダケ・ヒンメリの道具
シノダケ・ヒンメリを始めるときに必要なモノとして、シノダケ・ヒンメリ材とワイヤーの他に以下のものがあると便利です。

シノダケ・ヒンメリの道具.jpg
シノダケ・ヒンメリの道具

・剪定バサミ:
画像にあるような小振りな剪定ばさみをお奨めします。ホームセンターなどで千三百円程で売っています。ヒンメリ材を決めた長さに切り揃えるのに使います。
・紙バサミ:
ワイヤーを切るときに使います。剪定バサミは切れ味が大切なので、ワイヤーを切るときに使うことは止めましょう。
・ペンチ:
ほとんどど使うことはありませんが、ワイヤーを細工するときに使うことがあります。
・バケット:
シノダケ・ヒンメリづくりの際に欠かせません。切り揃えるときにも編むときにも道具入れとしても使います。
・ワイヤー:
園芸資材としているワイヤー(フラワーアレンジメント用とか)を使っています。シノダケ・ヒンメリ材の太さに合わせて、♯26~♯30までのものを用意しておくと便利です。ネット経由で入手する人が多いようですが、なな山緑地の会では手芸用品店でグリーンにコーティングされたものを購入しています。
・物差し:
決めた長さに切るために必要です。市販の物差しから画像のような物差しを作っておくと便利です。お奨めします。

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ものさし

2.編み方の工夫
シノダケ・ヒンメリづくりに編み方の決まったルールは無いと考えているのですが、なな山緑地の会ではこのようにしているという話をしようと思います。

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今年1月、エコフェスタでのシノダケ・ヒンメリづくりの様子(会場:パルテノン多摩)。

2-1.ワイヤーの繋ぎ方
基本的には、シノダケ・ヒンメリ材の中で繋ぐことにしています。その場合、単にフックさせるだけ、という方法を薦めています。
特に大きな力が掛かることもないので結び目が解けることはありません。ワイヤーの折り返し点を潰すことで細いヒンメリ材の中でも繋ぐことが出来ます。
非常に細いヒンメリ材の中で繋ぐときに2本を捻じって繋ぐことがありますが、例外的と考えてください。フックした部分を潰せば大概のワイヤーをヒンメリ材の中で処理することが出来ます。
2-2.ワイヤーの末端の処理
ワイヤーの先は尖っているので、先端は出来るだけヒンメリ材の中で処理するように進めています。
手に触れた際に痛い思いをしたくない、させたくない、そのような配慮と考えています。
2-3.ヒンメリ材の結節点での結び方
いくつかの注意点があります。
ⅰ)先ずは、緩まないことが大事です。
単純な基本形などではしっかり緩まないように編むのが良いと思います。でも、部材が一ヶ所に何本も集まるような場所では少し遊びを取って編む方が良い場合もあります。その場合は、ヒンメリ材の太さ程の結節点をイメージしながら編むと良いでしょう。それでも結節点がずれたりしないようにしっかり結んでください。
小さな知恵としては、ヒンメリ材にワイヤーを通した時点でワイヤーを一度軽く曲げて、その上で結節点で結ぶ作業をするというふうに作業をしています。お薦めです。
ⅱ)何回結べば良いのでしょうか?
よく聴かれる質問ですが、作品によって違うものだと考えています。基本的には、2、3回程度にしています。
ⅲ)キレイに作るコツ その1
結ぶときは、そのヒンメリ材の終点の位置が動かないように、その上で次のヒンメリ材の始点の位置がずれないように意識すると良いと思います。
ⅳ)きれいに作るコツ その2
結節点で終わらせないで、出来るだけ結節点(交点)から引き出すように編むことをお奨めします。これもワイヤーの端部をヒンメリ材の中で処理する工夫の一つです。
ただ、一つ一つなかなか思うようには行かないと思います。シノダケ・ヒンメリは最後に整形が効くので大らかに考えましょう。全体のフォルムを楽しんでいって、少しずつ上手になれば良いと思います。
  N山さん

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昨年12月のなな山緑地で行われたおやじの会主催「なな山で遊ぼう」でのシノダケ・ヒンメリづくりの様子。

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ほらっ見て! そこに、春が! [よもやま話]

2月末、まだ寒いなな山。日なたはぬくいが、日陰に入ればじっとしていられない。風が吹いたらヤバイ。でも、そこ、ここ、に春が訪れている。広場の畑の脇、白梅が咲きはじめ、寒空に薄桃色がほのかな温かみを運んでくる。紅梅かと薄紅色の花を見ていたら、「河津サクラだ。以前ここに植えた」とA木(弘)さんが話しかけてきた。人の思いが伝わっている、不思議。「伊豆の方ではもう満開なのでは」。

昼食時、「S子さん、S子さん」と女性陣の呼ぶ声が響く。「鳥よ、カメラ、カメラ!」。尾が長くチッチッと動く。腹がきれいなオレンジ色。「モズね、もう一匹飛んでいたからつがいかな」とN原さん。植物だけでなく鳥にも詳しい。博物博士のS田さんが「尾が立ってチッチッと動いていた。モズだ。桜ヶ丘公園で撮ったことがある。この季節、ジョウビタキやルリカケスもきれいだ」。

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河津サクラ

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河津サクラ

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モズ

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白梅

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春近しなな山の風情

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