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シノダケ・ヒンメリ16 シノダケ・ヒンメリの編み方とそのための道具 [シノダケ・ヒンメリ]

シノダケ・ヒンメリを作る道具と編み方のコツのようなものの話しをします。

1.シノダケ・ヒンメリの道具
シノダケ・ヒンメリを始めるときに必要なモノとして、シノダケ・ヒンメリ材とワイヤーの他に以下のものがあると便利です。

シノダケ・ヒンメリの道具.jpg
シノダケ・ヒンメリの道具

・剪定バサミ:
画像にあるような小振りな剪定ばさみをお奨めします。ホームセンターなどで千三百円程で売っています。ヒンメリ材を決めた長さに切り揃えるのに使います。
・紙バサミ:
ワイヤーを切るときに使います。剪定バサミは切れ味が大切なので、ワイヤーを切るときに使うことは止めましょう。
・ペンチ:
ほとんどど使うことはありませんが、ワイヤーを細工するときに使うことがあります。
・バケット:
シノダケ・ヒンメリづくりの際に欠かせません。切り揃えるときにも編むときにも道具入れとしても使います。
・ワイヤー:
園芸資材としているワイヤー(フラワーアレンジメント用とか)を使っています。シノダケ・ヒンメリ材の太さに合わせて、♯26~♯30までのものを用意しておくと便利です。ネット経由で入手する人が多いようですが、なな山緑地の会では手芸用品店でグリーンにコーティングされたものを購入しています。
・物差し:
決めた長さに切るために必要です。市販の物差しから画像のような物差しを作っておくと便利です。お奨めします。

ものさし.jpg
ものさし

2.編み方の工夫
シノダケ・ヒンメリづくりに編み方の決まったルールは無いと考えているのですが、なな山緑地の会ではこのようにしているという話をしようと思います。

ワークショップの風景.jpg
今年1月、エコフェスタでのシノダケ・ヒンメリづくりの様子(会場:パルテノン多摩)。

2-1.ワイヤーの繋ぎ方
基本的には、シノダケ・ヒンメリ材の中で繋ぐことにしています。その場合、単にフックさせるだけ、という方法を薦めています。
特に大きな力が掛かることもないので結び目が解けることはありません。ワイヤーの折り返し点を潰すことで細いヒンメリ材の中でも繋ぐことが出来ます。
非常に細いヒンメリ材の中で繋ぐときに2本を捻じって繋ぐことがありますが、例外的と考えてください。フックした部分を潰せば大概のワイヤーをヒンメリ材の中で処理することが出来ます。
2-2.ワイヤーの末端の処理
ワイヤーの先は尖っているので、先端は出来るだけヒンメリ材の中で処理するように進めています。
手に触れた際に痛い思いをしたくない、させたくない、そのような配慮と考えています。
2-3.ヒンメリ材の結節点での結び方
いくつかの注意点があります。
ⅰ)先ずは、緩まないことが大事です。
単純な基本形などではしっかり緩まないように編むのが良いと思います。でも、部材が一ヶ所に何本も集まるような場所では少し遊びを取って編む方が良い場合もあります。その場合は、ヒンメリ材の太さ程の結節点をイメージしながら編むと良いでしょう。それでも結節点がずれたりしないようにしっかり結んでください。
小さな知恵としては、ヒンメリ材にワイヤーを通した時点でワイヤーを一度軽く曲げて、その上で結節点で結ぶ作業をするというふうに作業をしています。お薦めです。
ⅱ)何回結べば良いのでしょうか?
よく聴かれる質問ですが、作品によって違うものだと考えています。基本的には、2、3回程度にしています。
ⅲ)キレイに作るコツ その1
結ぶときは、そのヒンメリ材の終点の位置が動かないように、その上で次のヒンメリ材の始点の位置がずれないように意識すると良いと思います。
ⅳ)きれいに作るコツ その2
結節点で終わらせないで、出来るだけ結節点(交点)から引き出すように編むことをお奨めします。これもワイヤーの端部をヒンメリ材の中で処理する工夫の一つです。
ただ、一つ一つなかなか思うようには行かないと思います。シノダケ・ヒンメリは最後に整形が効くので大らかに考えましょう。全体のフォルムを楽しんでいって、少しずつ上手になれば良いと思います。
  N山さん

野外でのワークショップ.jpg
昨年12月のなな山緑地で行われたおやじの会主催「なな山で遊ぼう」でのシノダケ・ヒンメリづくりの様子。

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