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春の柔らかい陽射しの中、思い思いの活動を楽しむ! 活動記録(2018.4.8) [活動報告]

活動記録 No. 338 (2018/4/8) を作成しました。(M崎さん)

 最近は初夏の様な日、寒の戻りの様な日が数日毎に繰り返していまので、冬物を出したり、仕舞ったり・・・・・・。 気温の差が大きいのでこまめに調節してご自愛ください。

次の活動日は 4月 22日 (日) です。
 ではまた、なな山でおあいしましょう。

活動概要:
西の山 遊歩道の階段の補修・整理、サトイモの植付け、東の谷 枯木の伐倒、ベンチの補修等
参加者:
19人(男性10人、女性9人)
連絡事項:
1. 甲野先生の調査に協力する。
2. 西の山の遊歩道の通路・階段の補修。
3. 東の山の階段を整理する。
4. なな山の草花がきれいな時期なので、活動地に行きすがら鑑賞して欲しい。
5. 東の谷の崖崩れ近くの枯木を伐倒する。
6. 畑の4畝にサトイモを植え付ける。
7. ニラの収穫をする (5回/年)。
感想:
朝は少し寒く感じたが、春の活動しやすい日だった。
体操後に、好きな活動を選びそれぞれ準備に掛かる。
東の谷の枯木は急な斜面の下なので、先ずは邪魔な木やシノダケなどを伐倒し、下に降りる道作りから始まる。
別の枯れ木に寄り掛っている方の枯木を最初に伐倒する。
受け口と追い口を入れた後、人力では数人でも動かない木が、チルホールで引張ると、思い通りに倒す事が出来た。

サトイモ畝作り.JPG
サトイモ畝作り

サトイモの親芋選別_1_640.jpg
サトイモの親芋選別_1

サトイモの親芋選別_2_640.jpg
サトイモの親芋選別_2

枯損木を伐倒.JPG
枯損木を伐倒

伐倒木で谷渡りの橋とする_1_640.jpg
伐倒木で谷渡りの橋とする_1

伐倒木で谷渡りの橋とする_2_640.jpg
伐倒木で谷渡りの橋とする_2

伐倒木の片付け_640.jpg
伐倒木の片付け

作業終了後の帰り道_640.jpg
作業終了後の帰り道

椅子材を切る.JPG
椅子材を切る

中の谷への階段補修.JPG
中の谷への階段補修

エビネがもうそろそろ.JPG
エビネがもうそろそろ

ウワミズザクラ.JPG
ウワミズザクラ

キジムシロ.JPG
キジムシロ

ツタンカーメン(エンドウ.JPG
ツタンカーメン(エンドウ)

スギの雌花.JPG
スギの雌花

タマノカンアオイ (2).JPG
タマノカンアオイ

チゴユリ.JPG
チゴユリ

ヒノキの雌花.JPG
ヒノキの雌花

ホウチャクソウ.JPG
ホウチャクソウ

ヤセウツボ.JPG
ヤセウツボ

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ダメ! そんなにいっせいに咲いては! [よもやま話]

うららかな春の陽射しをいっぱいに浴びたなな山。今が見頃と、新芽が吹き出し、可憐な花が咲き、黄緑色の葉が広がりだした。作業の息抜きに木を見上げれば、新緑の樹間から青い空と白い雲が覗き、魅入られてしまう。

山道の改修工事をしていると、「カメラ、持っている?」とN原さん。「白い小さい花、わかる? 離れているけど。マルバアオダモ」。確かに離れている。しかも周りの鮮やか緑の葉が小さい花を守っているようで、カメラの焦点が合いづらい。「こっちはコバノガマズミ。白くて綺麗」。軽やかに歩き回る姿は、林の中を花を探して飛び回る蝶のようだ。

N原さん・I井さんの花探索隊と合流した改修隊は、西の山や中の谷で春を見つけて感動の声を上げる。まだ蕾のホウチャクソウやエビネも可憐な姿を見せていた。

「自宅の庭に生えたハリギリで、ズボンが裂けてしまった」とB場さん。「トゲが強い」。どの花? と声をかけると、新緑の綺麗な葉を広げた草木を指す。見ると、夏場よく引っかけて痛い思いをする、あの頑丈なやつだ。

解散前の写真撮影を終え、帰り支度をしていると、「西の山の奥にあるサクラ、見た?」とM岡さんが声をかけて来た。昨年来、手を入れて綺麗になった奥地に確かサクラのようなものがあったはずだが、行っていなかった。「歩道側から見た方が撮影しやすい。帰り道だから案内してあげる」とナビゲート。見たことがないサクラ。「ウワミズザクラです」。

3つ以上は覚えられないのに、2桁も名前が飛んできた。次から次へと名前を聞いては忘れるの繰り返し。少しでも記憶に残れば、みなさんの話に加わることもできるはずだが……。

マルバアオダモ.jpg
マルバアオダモ

コバノガマズミ.JPG
コバノガマズミ

アオハダ.JPG
アオハダ

キンラン.JPG
キンラン

ハリギリ.JPG
ハリギリ

ホウノキ.JPG
ホウノキ

エビネ.JPG
エビネ

ヒゴスミレ.JPG
ヒゴスミレ

ホウチャクソウ.JPG
ホウチャクソウ

ウワミズザクラ.JPG
ウワミズザクラ

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シノダケ・ヒンメリ20 正6面体の作り方 応用編・その4:8角星の変型へ [シノダケ・ヒンメリ]

下の画像は前回紹介した「正6面体」の中に「正8角星」が入っている画像です。

正6面体の中の正8角星.jpg
正6面体の中の正8角星

今回は中身の「正8角星」の「正」をとって、様々な8角星を正6面体の中に入れてみるという取り組みの紹介です。

部材の寸法のとり方は難しくなりますが、①「正8面体」を作り、②角の長さを変えて「8角星」を作り、頂点を結ぶと「正6面体」になるという手順は同じです。

下のようなものが出来上がりました。
上の図と比べてみると別物のように見えませんか?

8角星から正6面体.jpg
8角星から正6面体

この形の面白さは、中に入っている「8角星」の真ん中の正8面体の部材と角の長さを変えることで、無数(少し大袈裟ですかね)の変化が現れるところです。
下の画像はその一例に過ぎないということになります。

8角星の変型.jpg
8角星の変型

今回も吊るして観ていると回る度に表情を変えてくれます。正8面体の辺の長さと8角星の突起の長さを変えるほかに、シノダケ・ヒンメリ材の太さの構成を変えることでも違ったものになります。多分、一つ一つがオリジナルのようになります。いろいろ試してみていただけたらと想います。

≪レシピの例≫
中の「正8面体」の辺の長さ:2.5センチを12本。
「8角星」の突起の長さ:4.5センチを24本。
頂点間を結ぶ一番外側の「正6面体」の辺の長さ:6.5センチを12本。
*長さはあくまでも目安で、特に最後の「正6面体」の長さは、編む際の結び目の大きさにより微妙に調整が必要になります。少し長めに作る方が好いようです。
*確認しながら進めてください。
  N山さん

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雑草とは -アトリエN- [アトリエN]

 聖書 創世記第一章には、神は人を創り、人のために植物や動物を創られたと書かれている。一神教であるキリスト教は砂漠で生まれた宗教だから、苛烈なところがあり、善と悪・敵と味方・有用か無用か・などを峻別しないではおかない。だから、ヒトのためにならない雑草は全く無意味な存在ということになる。すべては神が創ったとしながらも、ドクムギなどは夜中に悪魔が降りてきて畑に種を播くのだと、ご都合主義なところもある。
 日本人はそんな雑草にも価値を見出し、「あなたは雑草のような人だ」と言えば、ある意味で褒め言葉になるが、キリスト教文化の影響が色濃い欧米の人に向かってそんなことを言えば、相手は手ひどい侮辱としか受けとめないそうだ。
 『あなたは存在する価値のない人だ』と言っているに等しいからである。
 それはさておき、植物学のうえでは雑草というのは弱い存在とされている。
 光も水も養分もたっぷりとある土地には、いちはやく強い植物が繁茂し、いわゆる雑草の居場所はない。それゆえ、瓦礫だらけの痩せた土地や、雨の降らない砂漠や、小暗いじめじめした場所が雑草のすみかとなる。
 そんな不利な条件下で生きのびて、子孫を増やさざるをえない雑草たちは、さまざまに工夫をこらす。スミレは種子をエライオソームという甘いゼリー状の物質でくるみ、蟻に運ばせる。エライオソームを舐めつくした蟻はごみとなってしまった種子を巣の外に放り出し、そこが芽生えの場所となる。山野の花と思われがちなスミレだが、実は都会の舗道の割れ目や石垣の隙間などでよく見かけるのはその為である。
 車前草ともいわれるオオバコは、人や車の往来する道に葉を広げ、踏まれることによって靴やタイヤにくっついて分布を広げていく。
 ニホンタンポポはカヤや野菊のはびこる夏には地下でじっと身をひそめ、強力なライバルが枯れてしまった秋冬になってからロゼット葉を開き、まだ寒さが残る早春に花をつけ、種を飛ばし、飛ばし終わるとさっさと枯れてしまう。
 線路に生える雑草たちは、電車の車体の高さをきちんと測り、それより低い位置に花をつけ、電車の風圧を利用して種を飛ばす。
 大きくなりすぎた脳を持つヒト族は、それゆえにありもしない幻影を見たり、妄想に駆られて考えられない愚行を犯したりするが(実は私こそがそうなのだが)、雑草の賢い振る舞いを知るにつけ、ひょっとしてヒトよりは余程ましな存在なのではないかと思ってしまうのである。

 『雑草とは、不都合な植物、つまり欲しないところに生育する植物』・ブレンチレー
 『雑草は常に公平な審議を経ないでとがめられる植物』・キング
 聖書の書かれた時代には役に立たないと決めつけられた雑草も、時代が下れば、思わぬ薬効や使い途が発見されたりして、ひと言ではくくれないことがわかってくる。
 たとえば先に述べたドクムギだが、それ自体が毒を持っているわけではなく、体内に住み着いているエンドファイトという真菌類が毒を出しているのだが、このエンドファイトをゴルフ場の芝に感染させることにより、病虫害に対する耐性をつけさせて、農薬の使用量を減らすという取り組みが、実際に行われているのだ。
 『雑草とは、まだその有用性が発見されていない植物』
 というあたりが、むしろ公平な評価なのではあるまいか。
 もっとも、それもまたニンゲン目線すぎる定義であって、彼らにしてみれば「あんたたちの都合で生きてるわけじゃないよ」と言いたいところかもしれない。 
  N田さん

スミレ.jpg
スミレ。提供:「写真素材足成」(http://www.ashinari.com)

スミレのエライオソーム.jpg
スミレのエライオソーム。提供:「のこのこ このこ」(http://www.geocities.jp/noko_pla/elaio.html
エライオソームの解説をぜひ一読ください

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オオシマザクラ -植物標本- [なな山緑地の植物標本]

植物標本は、植物がその時その場所に生えていたことの証であり、地域の自然環境の歴史的変化を知る唯一の手がかりとなっています。なな山緑地の会では、2016年より緑地内の植物調査を兼ねて牧野標本館へ寄贈するべく植物標本を作っています。
制作:なな山緑地の会 植物標本プロジェクト
同定協力:内野秀重さん

このコーナーでは、2016年制作した標本を随時紹介していきます。原本をご覧になりたい方は、N原さんに声をかけてください。

P8110061_オオシマザクラ.jpg
オオシマザクラ バラ科
採集日:
2016年4月9日
生育環境:
落葉樹と常緑樹混合の尾根
ノート:
樹高10m、直径25cmほど
整理番号:
No. 木本 - 22

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朴の葉を透ける光や風わたる -写真俳句- [写真俳句]

春のなな山は、芽吹きの色(緑でもなく、赤や黄色とも違う、微妙な色のグラデーション)に覆われます。それが徐々に緑が濃くなって初夏を迎えます。
 里山の色濃さ増して春行けり
新緑の「中の山」に初夏の風が吹いて、ふと見上げると高いところにある朴(ホオ)の葉が透けて見え、陽の光が地上に降りそそいでいました。五月から六月にかけて梅雨前までは、なな山の一番良い季節です。
芽吹きの頃を一番と言っちゃいましたが、この季節もやはり一番です。俳句は非論理的です。
 K田さん

朴の葉を透ける光や風わたる_640.png

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木のぬくもりを感じて -深めよう会員の絆- リレー随筆 [なな山だより]

ななやまでの活動に参加させてもらうようになってやっと1年。
最初に案内されて山を歩いたときはどこをどう歩いているかも分からず、「気軽に参加させてもらおうと思ったけど、絶対迷子になる!」という思いしかありませんでした。
その後も何回か活動に参加させてもらいましたが、方向音痴の私はしばらくの間金魚の糞のように絶対誰かと一緒じゃないと動けませんでした。
そんなときに「倉庫からロープとってきてもらえるかな?」って言われ、初めてのお使い状態!!
今自分のいる位置から倉庫まで緊張して歩いたのが昨日のことのようです(笑)
今ではだんだん位置関係が分かり、まわりの景色を見る余裕もできてきました。
そして、雑木林には私の大好きな木工の材料が沢山あり夢のような場所だと最近気づきました。
切り倒した木や枝はもちろん、きれいな色や面白い形の落ち葉。
見ていると色々想像が膨らみ「こんなの作ってみたい」「家の窓に飾ったら季節感あってかわいいかな?」などいつも持ちきれないほどの材料を収集してしまいます。
こんな素敵な場所で活動していけるのが今は本当に楽しいです。
たまに、体調が良くないとき(主に二日酔い)は、ななやまにいるだけで気分が良くなり元気が出てくる最高の場所です。
道は迷子にはならなくなりましたが、活動面ではまだまだ迷子状態です。これからも温かい目でよろしくおねがいいたします。
  T熊さん
                「なな山だより」42号より

分かれ道.jpg
分かれ道

分かれ道_2.png
さてどっちかな?

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