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圧巻! 植物標本の制作を終えて、リレー随筆、なな山植物誌も - なな山だより43号発行 [なな山だより]

「なな山だより」43号が発行されました。「植物標本の制作を終えて」では、参加メンバーから熱い想いや苦労話などが詳しく語られています。一枚の押し花づくりにかかる手間は語り尽くせないはず。ぜひご一読を。
「深めよう会員の絆」(リレー随筆)は「第3の人生」。「なな山植物誌」はタマノカンアオイとキノコバエのユニークな関係が説明されています。
イベントニュースは、第17期グリーンボランティア初級講座のレポート。新緑のなな山での講習は受講生にどう映ったのでしょうか。

PDFデータは下記のホームページでご覧ください。

「なな山だより」バックナンバー
http://www.geocities.jp/nanayamaryokuchi/sub3.html

なな山だより43号.png
「なな山だより」43号

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カクレミノ -植物標本- [なな山緑地の植物標本]

植物標本は、植物がその時その場所に生えていたことの証であり、地域の自然環境の歴史的変化を知る唯一の手がかりとなっています。なな山緑地の会では、2016年より緑地内の植物調査を兼ねて牧野標本館へ寄贈するべく植物標本を作っています。
制作:なな山緑地の会 植物標本プロジェクト
同定協力:内野秀重さん

このコーナーでは、2016~2017年制作した標本を随時紹介していきます。原本をご覧になりたい方は、N原さんに声をかけてください。

PC220002_カクレミノ.jpg
カクレミノ ウコギ科
採集日:
2017年8月13日
生育環境:
陽当たりのよい広場
ノート:
樹高4m、直径5cmほど、2本株立ち
整理番号:
No. 木本 - 37

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シノダケ・ヒンメリ25 正6面体の作り方 応用編・その8 正4角星プラス正6面体 [シノダケ・ヒンメリ]

「双対」の話しが続いてしまいました。
今回は、前回の作品のシェイプアップ版です。

前回の作品.jpg
前回の作品

前回の作品は、上の画像ですが、「正4面体」から「正4角星」の形を作り、また「正4面体」を作り、それを筋違いとして外側に「正6面体」に作りました。
どうも野暮ったく感じましたので、「正4角星」と「正6面体」だけにしました。

そうして出来たのが、下の画像です。とてもシンプルですよね。私のお気に入りが出来ました。

正4面体から正4角星、正6面体.jpg
正4面体から正4角星、正6面体

正4面体から正4角星、正6面体2.jpg
正4面体から正4角星、正6面体

レシピもシンプルです。

≪レシピの例≫
1.中の「正4角星」の辺5.0センチを18本。
2.外の「正6面体」の辺6.5センチを12本。
これだけです。
*長さの関係はあくまでも目安と考えてください。

ところで、私の「お気に入り」の理由。
・構成が、「正4角星」と「正6面体」だけということ。
・従って、二種類のパーツで出来ていること、
・全体が30本と少ない数で出来ていること。
・「正6面体」の筋違いが見えないこと。
そんな感じです。

下の図のように、とても難解な表情を見せてくれることも私を魅入らせてくれる要因です。
如何でしょうか。

難解な表情.jpg
難解な表情

  N山さん

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父と母の湖 -アトリエN- [アトリエN]

 スペイン王との契約により、インドのスパイスとジパングの黄金を求めて大西洋を渡ったクリストバル・デ・コロン(コロンブス)は、南北アメリカ大陸に行く手を阻まれて目的を果たせず、スペインの小さな町アリャドリードで失意のうちに55歳の生涯を終えた。
 彼にとってのもう一つの不幸は、彼の船団が到達した大陸のことをインドの一部であると終生信じていたために、『アメリカ』というその名前も、インドではなく未知の大陸であることを証明したポルトガルの冒険家、アメリゴ・ヴェスプッチの名から取って名付けられたことである。
 今日ではコロンブスの偉業を疑う人はいない。それは彼と、彼が開拓した大西洋航路を使って新大陸にやってきた白人たちがヨーロッパに持ち帰ったものによる、文化的衝撃の巨きさによるものと言えよう。
 旧大陸が新大陸にもたらしたもの、それは天然痘や結核やインフルエンザであり、徹底的な略奪であり、先住民インディヘナの大量虐殺と強姦であった。
 それに対して新大陸からの返礼は、ジャガイモ・トウモロコシ・インゲン・カボチャ・トマト・トウガラシ・タバコ・チョコレートの原料であるカカオ豆・ゴム・チクロ(チューインガムの原料)など、それに七面鳥と梅毒であった。最後の二つを除けばいずれもヨーロッパ社会を一変させ、世界史に大きな影響を与えたことは疑いないが、あまりにも釣り合いのとれない取引であったとは言えないだろうか。
 トウモロコシとジャガイモは世界の4大作物のうち二つを占めているし、タバコはあっという間に世界を席巻した。航空機は、ゴムなしでは離着陸ができない。
 コロンブスは新大陸の発見者であるという言い方は、最近ではあまりされない。それはサンタマリア号の400年も前に、ヴァイキングで知られる古代スカンジナビア人がニューファンドランド島に越冬基地を残していたことにもよるが、実はそれより何万年も前に、凍結したベーリング海をわたって、我々日本人の祖先でもあるモンゴロイドの一団が南北両アメリカ大陸に移住していたのである。
 そのため、東北アジアとアメリカには共通した言語が散見されるという。
 高度4000メートルのアンデス山地に広がるチチカカ湖は、文字通り『父と母の湖』であると、むかし気まぐれで習ったスペイン語の先生から聞いたことがある。
 トウガラシは原産地であるインカの言葉でアヒー(aji)というそうだが、はじめて口にしたモンゴロイドの舌にとっては、余程辛かったのに違いない。
  N田さん

コロンブス.jpg
イラスト提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/

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古代エジプト文明に思いを馳せてツタンカーメンを栽培 [よもやま話]

2月11日、畑の端のウネを借りて、ツタンカーメン(エンドウマメ)の種を植えた。この種は、T熊さんからいただいたもの。元を辿ると、多摩中学校で採取したツタンカーメンのマメ(種)という話。このマメは古代エジプトのツタンカーメン王の墓から出土したマメの子孫らしく、戦後日本に渡り、古代エジプト文明に思いを馳せるロマンから学校などで栽培されてきた。自宅のベランダでも同じ時期にプランターで植え、生育を比べることにした。

2月25日には芽が出てきた。「芽を間引きして、間隔を空けた方がよい」と畑主任のT橋さん。「間引きしないと、大きく成長したとき、実が大きくならず収穫が少ない」。なな山の畑ではT熊さんたちが間引きしていた。家のベランダでは、せっかく大きくなった芽を心を鬼にして抜いたが、プランターの幅が短く、生育させられるのは2つと思われたが、6つ残した。

順調に伸び、これもT橋さんの指導でササタケを支柱にした。当初は南向きのベランダの方が生育がよかったが、いつの間にか畑の方が背丈が大きくなった。赤い花が咲き出し、畑に彩りを添えていた。花からサヤができるが、エンドウマメの緑色に対してツタンカーメンは紫色でドキッとする。

近所の畑のエンドウマメを見ると、もっと背丈が大きく、実も大きい。ベランダではサヤからマメが透けて見えるようになったので、いち早く収穫。サヤエンドウと同じように調理できるというので、マメご飯にした。まあ普通のマメご飯だが、気持ちだけいつもより美味しいかな。

なな山の畑では、こんどの活動日に収穫できるのでは?

2月25日_ツタンカーメン.JPG
2月25日。2月11日蒔いた種が2週間後には芽が出た。この写真は間引きしたあと。

3月11日_ツタンカーメン.JPG
3月11日。順調に大きくなったツタンカーメン。

3月25日_ツタンカーメン.JPG
3月25日。ササダケを支柱にした。

4月8日_ツタンカーメン.JPG
4月8日。ササダケに絡まりながら伸びる。

4月22日_ツタンカーメン.JPG
4月22日。開花していた。

4月22日_ツタンカーメン開花.JPG
4月22日。赤い花はかなり目につく。

5月3日_ツタンカーメン.jpg
5月3日。自宅ベランダで収穫したツタンカーメン。

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イランにもブンブンゴマがある! -ガーデンシティこどもまつり報告2 [連携イベント]

相田です
早速「こども祭り」の内容をブログに投稿していただきありがとうございます。
おまけを思いつきましたので、写真とともに送ります。

初日5月3日の終わりころ、8人ほどのイランの方々が「ぶんぶんゴマ」に興じ、お国にもこのような遊びがあると、みんなで体験し盛り上がっていました。
国際都市多摩を象徴するような一コマです。

彼らは「こども祭り」をどうとらえていたでしょうか。

ブンブンゴマを回すイラン人女性.jpg
ブンブンゴマを回すイラン人女性。「つくって遊ぼう」を通りかかった8人ほどの外国人。そのうちのひとり、年長者がブンブンゴマを目にして回し始める。「子どもの頃、イランで同じような遊びがあった」と話す。通り過ぎた仲間も戻り、見本を手にして回し始める。

大ブンブンゴマを回す.jpg
大ブンブンゴマを見て「なに?」と尋ねる。両端を引っ張り回すと、慣れたように回して楽しんでいる。

大ブンブンゴマを回す女性.jpg
女性陣も加わり、大ブンブンゴマを回し、みんなで歓声を上げる。

ブンブンゴマを楽しむイラン人.jpg
ひとときブンブンゴマを楽しんでいた。いつかイランのブンブンゴマを見てみたい。

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暑い五月晴れの連休、こどもまつりに大勢の人が集まった! -ガーデンシティこどもまつり報告 [連携イベント]

ガーデンシティこどもまつりに
ご協力いただいた皆さん

相田です

T熊さん、I田さん、I川さん、K田さん、M崎さん、N田さん、S子さん、N山さん
名前が抜けていた方がいたらごめんなさい。

大勢の方に協力いただきありがとうございました。
祐乗坊さんの報告にありますように、3日間で671人の参加者がありました。
保護者やご家族を含めると1,000人を超えたと思われます。
皆さんの協力で成り立っているこのイベント、多少メニューを変えても30年以上続いていることになります。
今後もできる限り、続けていきたいと思っています。

今後ともよろしくお願いします。

コマに熱心に色塗り.JPG
コマに熱心に色塗り

ブンブンゴマ作り.JPG
ブンブンゴマ作り

ブンブンゴマで遊ぶ子供たち.JPG
ブンブンゴマで遊ぶ子供たち

鯉のぼり作り.JPG
鯉のぼり作り

大きなブンブンゴマで遊ぶ.JPG
大きなブンブンゴマで遊ぶ

孫とのオセロに苦戦のじいちゃん.JPG
孫とのオセロに苦戦のじいちゃん

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シノダケ・ヒンメリ24 正六面体の作り方 応用編・その7 正4面体の自己双対を検証してみました [シノダケ・ヒンメリ]

前回、正多面体同士の関係「双対」について話しをしました。
その中で、「正4面体」については、「正4面体は正4面体自身になる(自己双対)」とありました。
実際の作品にすると下の画像のようになります。

正4面体(自己双対).jpg
正4面体(自己双対)

ここでは、正4面体から正4面体になるまでの間に一度「正4角星」の形をとっています。
画像では分かりにくいかも知れませんが、中央の正4面体から一つの面を底辺とした正4面体が4つ加えた「正4角星」があり、その4つの頂点を結んだ形が外側の正4面体になっています。
見事に「自己双対」の関係が分りました。

自己双対の関係.jpg
自己双対の関係

これを18回目に紹介した方法で、正6面体の中に入れてみました。次の画像のようになります。

正6面体の中の正4面体.jpg
正6面体の中の正4面体

ちなみに下の画像は、18回目に作った作品の画像です。
二つの作り方の違いは途中の「4角星」が「正」が付く「正4角星」かそうじゃないかの違いだけです。

18回目に作った作品.jpg
18回目に作った作品

同じような角度から観た画像比べてください。
線が重なったりしていますが、同じ構成となっています。
(意識して小さなものを作りました。その分、武骨にみえます。そこは割り引いて観てください。)

≪レシピの例≫
1.「正4角星」の辺の長さを3.7センチで作ると、
2.外側の「正4面体」の辺の長さは 6.7センチ
3.その外の「正6面体」の辺の長さは5.0センチになりました。
*長さの関係はあくまでも目安と考えてください。微妙に調整が必要になります。確認しながら進めてください。
  N山さん

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雨粒を溜めて重たし雨野老(あまどころ) -写真俳句- [写真俳句]

雨粒と雨野老(あまどころ)、雨の文字とアマという音のリフレインがみその俳句ですが、アマドコロのアマは雨ではなく甘いと言う意味から来ているそうです。
アマドコロは食べられる野草で若い茎と根茎を食べるとそこはかとない甘さを感じることから名づけられました。トコロはヤマノイモのことで、根が老人ひげのように長いことから野老と書かれ、エビが腰が曲がってひげがあるので、海老と書くのと同趣旨です。今、ちょうどなな山できれいに咲いています。
   K田さん

雨粒を溜めて重たし雨野老_640.png

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