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いっせいに動き出した小動物点描 [よもやま話]

新緑が眩しいなな山では、草木が我先にと葉を広げ、美しい里山を描き出している。高木から漏れ届く光彩が緑のコントラストを作り、いっそう緑が映える。
この里山にも小動物がうごめきだしていた。虫が苦手だったが、近くにあまた活きているのを目にして少しだけ馴染んできた。

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アブラムシとアリ
萌芽更新したクヌギから伸びた枝に張り付いたアブラムシと群がるアリ。今年も発生した。「アリはアブラムシのお尻をツンツンと突き、出てくる甘い蜜を餌にしている」と博物博士のS田さん。「その代わり、アブラムシはアリに外敵から身を守ってもらう」。この小さい世界にも共生が成立している。

カミキリムシ.JPG
カミキリムシ
安全講習中に西の山で発見した。「成虫になったばかりで茶色だが、たくましくなると黒くなる」と昆虫にも詳しいA田さん。農業や園芸では害虫扱いされるが、昆虫マニアにはファンが多いらしい。髪の毛を切るほどアゴが強いことから命名。

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ムクドリ
刈払機で草刈り中、後ろを振り向くと、オレンジ色の嘴のムクドリがピョンピョンと2羽付き従って来る。草刈りで地中から現れる虫を狙っている。ときに前に回り、刈払機の歯先に移ってくる。「危ないから離れて!」と声をかけるが、仲間が次々と現れ10羽ほどになる。人を怖れる気配がない。

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蜂トラップにかかったスズメバチ
安全講習前にN黒さんが取り付けた蜂トラップに、いち早くかかったスズメバチ。「大きいから女王蜂だ」と万物博士のA田さん。府中から訪れた親子も怖々と近づいて見つめていた。巣作りの前に捕獲するのが狙い。例年なな山の各所に10個ほど取り付けている。

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