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なな山緑地の会 2018年9月活動予定 [活動予定]

皆さん

9月の活動予定です。

猛暑に豪雨、台風に地震、と稀にみる夏そして秋です。
なな山も秋を迎え、活動しやすい季節になりました。
里山を散策しながら秋を探してみましょう。

7日時点で分かっている予定を掲載します。
あとで追加がありますので、チェックしてください。

9月8日(土)
三方の森ふれんどまつり 11:00~14:00
・近隣の夏祭り
・出店……シノダケ・ヒンメリなど木工工作
9月9日(日)
なな山緑地の定例活動 9:00~15:00
・西の山・西の谷散策の道草刈
・自然観察しながら、落枝・倒木片付け
9月23日(日)
なな山緑地の定例活動 9:00~15:00
・植物観察
・散策・作業通路草刈
・広場・西の谷草刈

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ミョウガのはなし  -アトリエN- [アトリエN]

 釈迦の弟子のひとり、周梨槃特(シュリハンドク)は、物忘れがひどく、お経が覚えられないだけでなく、自分の名前さえすぐ忘れてしまうので、自分の名を書いた木の札を首から下げているほどであった。ところが彼は、その札をぶら下げていることまで忘れてしまうのである。しかしそんな彼が、ついには煩悩まで忘れてしまったために、他の高弟に先駆けて悟りを拓いたという。凡人の私には信じられない話である。私などは自分の肉親の顔を忘れても、煩悩を忘れることはない。それだけは自信をもって言うことができる。
 周梨槃特が首から下げていた木の札を「名荷」といい、人々は彼の墓から生えてきた植物を「茗荷」と呼んだ。
 茗荷を食べると物忘れをするというのは、この周梨槃特の言い伝えから来ているようだが、落語「茗荷宿屋」では、大金を持ったお客に茗荷を食べさせて、財布を忘れさせようと奮闘する宿屋の主人が登場する。件のお客は茗荷を食べすぎて、宿代を払うのを忘れて行ってしまった・というオチである。
 ミョウガはショウガ科ショウガ属の植物で、香りの強いほうを兄の香「せのか」、弱いほうを妹の香「めのか」と呼んだのが、いつしか「ショウガ」「ミョウガ」になってしまったという、もう一つの説があるが、むしろこちらのほうが真実に近いのかもしれない。
 ミョウガを食べると物忘れをするというのはあくまで俗説で、実際にはそんなことはない。むしろ集中力を高め、眠気を覚まし、ストレスや神経疲労・夏バテ解消・エアコン負けなどに効果があるという。
 赤っぽい芽のような形のミョウガは、花蕾である。我々が食べるのは、ミョウガの花なのだ。
 ショウガが世界中で利用されているのに対し、ミョウガは中国・朝鮮・日本などで食べられているに過ぎないが、その独特の香りが敬遠されているのに加え、栽培が難しいことも影響しているようだ。
 さて、猛暑が続いている。
 今夜の食事には、ソーメンでも茹でることにしようか。薬味にはミョウガを刻んで、つかの間暑さを忘れることとしよう。
  N田さん

ミョウガ.jpg
ミョウガ。提供:「写真素材足成」http://www.ashinari.com

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