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シノダケ・ヒンメリ41 様々な多面体:その8 これまでの「球体」のまとめ [シノダケ・ヒンメリ]

今回の「様々な多面体」では、いろいろな作品に挑戦してきました。
形で大きく分けると、「球体」球形に近いもの、「星形」突起状のもの、ということになります。
「球体」球形に近いものについて、おさらいすると、これまで、【9】で「正12面体筋違い補強による60面体」と「切頂20面体筋違い補強による180面体球体(サッカーボール)」と作って来ました。【11】で「正20面体の応用による80面体」の作り方を紹介しました。
今回、様々な多面体の中で【36】「ひし形30面体から三角60面体へ」、【38】「変形20・12面体」(三角形140面体)を紹介しました。
並べると、「三角形で60、80、140、180」となります。

60面体.jpg
60面体

80面体.jpg
80面体

140面体.jpg
140面体

180面体.jpg
180面体

▼アプローチが違っても、
ちなみに、【34】で紹介した「24面体・18角星」は、四角錐が18個、三角形が8個でした。3角形に換算すると、4*18+8=80で「80面体」となります。「正20面体の応用による80面体」とは、別なアプローチから「80面体」に辿り着いたことになります。同様に、三角形20個と五角形12個からなる「32面体」というのがあって、これも三角形にすると20+5*12=80で「80面体」に辿り着きます。

▼多面体の面の数を増やすには、
最初の「正12面体」から「60面体」を作ったことを考えると、更に各々の面を4分割すれば、「240面体」が作れます。「正20面体」で考えると、4分割で「80面体」でした。これを更に、4分割したものを更に4分割すれば「320面体」も作れることになります。
必要なのは、部材の調達と、編む際の根気ということになると想います。
(このへんのことは、次の課題と考えたいと想います。従って、画像はありません。)

▼一方、多面体の面の数を少なくするには、
「正20面体」は球体とみなすことが出来ると思いますが、「立方八面体」というのがあって、正三角形8個、正方形6個で出来ており、三角形32面体が出来ます。更に「変形立方体」というのがあって、正三角形32個、正方形6個で出来ており、三角形56面体が出来ます。
どちらも正方形を含むことから形が安定しません。色々な解決法があると思いますが、「立方八面体」は、同じ長さの部材を中心に向けて繋ぐことで安定します。
「変形立方体」の場合は、前回紹介しました。
これも並べてみますと、下のようになります。
上から、「正20面体」「立方8面体で14面体(筋違入り)」「変形立方体」の順です。

正20面体.jpg
正20面体

立方8面体で14面体(筋違入り).jpg
立方8面体で14面体(筋違入り)

変形立方体.jpg
変形立方体

ここまでまとめてみると、球体のラインアップは一応出そろったのかと思います。
「星形」も「筋違い」もこれら球体からの派生とも言えます。次回以降、様々な「派生形」の作成を試みたいと思います。
  N山さん

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