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ジュズダマ 数珠玉 イネ科 -なな山植物誌- [なな山だより]

ジュズダマが畑の脇に生えています。壷形の実のようなものは苞鞘(ほうしょう)と呼ばれ、中にある子房を守っています。苞鞘の外に伸び出して咲いているのが雄花で、黄色や茶色になった葯が花糸の先でフラフラと風に揺れています。
風媒花です。ですから虫を誘う華やかな花弁やよい香りはありません。苞鞘の上から出ている白いひも状のものが雌しべで、風で運ばれて来る花粉を待っています。子房は苞鞘の中で成熟して果実になります。お茶にして飲むハトムギは苞鞘の中を取り出したもの、ジュズダマの栽培化によって生じた変種で、ジュズダマと同種です。
(N原さん)
       「なな山だより」44号より

苞鞘の先から雄花と雌しべが出ている.jpg
苞鞘の先から雄花と雌しべが出ている

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小学生と高校生を迎える準備ができた! 活動記録(2018.12.9) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さん

活動記録 No. 354 (2018/12/9) を作成しました。(M崎さん)

 6℃と冷え込んだ朝にも拘らず大勢の参加者が集まり、更に我々の活動と体の生理機能を調査する甲野先生と助手の女性2名を加えると33名の集団になった。週末には高校生90名の訪問、翌日曜日に第二小の子供達の訪問を控え、安全を確保するため折れ枝の有る木を処理する事になり、計3本のコナラを伐倒し、その後処理まで終えることが出来た。広かった立入禁止区域を少なくして訪問者を迎える事が出来る。

 本格的な冬の到来に加え冷たい雨が降っていますので、体調を崩さぬようにご自愛下さい。

次の活動日は12月23日(日) です。
 ではまた、なな山でお会いしましょう。

活動概要:
新入会員の教育、畑に施肥と親芋の保存、折れ枝のあるコナラ2本+1本の伐倒とその処理他
参加者:
30人(男性17人、女性13人)
連絡事項:
1. やっと冬らしくなった。体を温めてから活動。
2. 昨日業者が来て折れ枝を処理した。
3. 新入会員の紹介。
4. 12/15 明星高校の生徒の来訪、12/16 第二小の来訪あるので、準備が必要。
5. 折れ枝のある木を伐倒する。
6. 落葉掃き。
7. ダイコンは未だ小振り、次回収穫。サトイモの親芋を貯蔵する。
8. 畑に堆肥を入れる。
9. 明星高校の野外学習の下見を案内した。
感想:
6℃と冷え込んだ朝にも拘らず、大勢の参加者が集まり、更に、我々の活動と体の生理機能の関係を調査する甲野先生と助手の女性2名を加えると33名の大所帯になった。
週末には高校生90名、翌日には第二小の子供達の訪問を控え、緑地内の折れ枝のある木を処理するため、計3本のコナラを伐倒しその後処理を終える事が出来た。
広かった危険区域を少なくして、来訪者を迎える事が出来る。


新入会員の紹介.JPG
新入会員の紹介

なな山の説明と安全教育.JPG
なな山の説明と安全教育

折れ枝のある木の伐倒.JPG
折れ枝のある木の伐倒

チルホールを.JPG
チルホールで引く

倒れたコナラ.JPG
倒れたコナラ

倒れた木の処理.JPG
倒れた樹の処理

野菜にネットをかける.JPG
野菜にネットを掛ける

ヒヨドリジョウゴ.JPG
ヒヨドリジョウゴ

ノササゲ.JPG
ノササゲ

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ヤブラン

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ボランティア活動と生理機能などの調査について -大妻女子大甲野准教授 [連携イベント]

本日(12月9日)、調査でお邪魔しました大妻女子大学の甲野です。いつも調査にご協力頂き、大変ありがとうございます。

今回から昨年度までとは異なる調査をしております。ちなみに昨年度は、自然の中で活動することが、皆様の精神にどのような影響をもたらすかについて調べておりました。

今回からは精神ではなく、生理的機能、具体的には交感神経、副交感神経といったものと、作業量、または作業内容などとの関係を調べております。

調査事項は、
・心拍数の計測
・運動量の計測(昨年同様です)
・唾液アミラーゼの計測
・血圧などの計測

このうち、心拍数機器の取り付けが少々面倒です。

四季を通して調査したいと思っております。
今後ともご協力よろしくお願いいたします。

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イベント・活動ニュース -なな山だより [なな山だより]

なな山では定期の活動以外にもさまざまな活動をしています。

ガーデンシティこども祭り(多摩センター) 5月3・4・5日(木・金・土)
「多摩の自然とまちづくりの会」がイベント参加した「作って遊ぼう」のコーナーになな山緑地の会から何名かお手伝いで協力しました。「ぶんぶんゴマ」、「ペンダント」、「ぬり絵鯉のぼり」のコーナーでは子供たちが素敵な作品を作っていました。
「ぶんぶんゴマ」と「ペンダント」の材料は、なな山緑地内で伐倒された木を再利用しています。30人程参加できるブースでしたが、入りきれず待ちが出るほど今年も大盛況でした。

ぶんぶんゴマ作り.jpg
ぶんぶんゴマ・ペンダント作り

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ぬり絵鯉のぼり作り

なな山定例活動日に救命救急とAEDの講習会 6月10日(日)
多摩消防署の方に来ていただき、救命救急講習を受けました。心臓マッサージ、AED、三角巾使用法など実践を交えて教えていただきました。
皆、いざという時の為に真剣に受講し、質疑応答も活発にやりとりされました。

救命救急講習.jpg
救命救急講習

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AED講習

大妻女子大学家政学部 緑地保全活動研究によるデータ報告
なな山のメンバーは昨年より大妻女子大学家政学部の甲野准教授の研究活動に協力してきました。先生は、「緑地保全活動の個人的効用を示すことによって、より多くの人に関心を持ってもらい緑地保全活動の広がりに繋がるのではないか」という研究をされています。調査方法には万歩計装着による計測や、アンケート調査に協力しました。

総合評価
緊張‐不安、抑うつ‐落ち込み、怒り‐敵意、混乱において、作業後の数値が作業前と比較し減少し、また活気において、作業後の数値が作業前と比較し増加した。里山保全活動は、森林セラピーと同様に作業従事者に心理ストレスの減少をもたらす効用があったことが示された。里山という普段とは異なる環境下での作業が、作業十字者に森林セラピーと同様のリラックス効用をもたらしたと想定される。一方で疲労において、作業後の数値が作業前と比較し増加し、森林セラピーとは異なる結果になった。里山保全活動は、歩くだけの森林セラピーと異なる多くの作業量必要である。作業従事者は作業することで疲労を感じたことが想定される。(大妻女子大学 家政学部 甲野毅准教授)

作業前後の回答値の変化.png
作業前後の回答値の変化

       「なな山だより」44号より

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ヘチマの戦略 -アトリエN- [アトリエN]

 ヘチマは南インド辺りで生まれた栽培植物で、昔は糸瓜と書いて、そのままイトウリと呼んでいたのが、いつしか「イ」がとれて、トウリと呼ぶようになった。「ト」はイロハ文字ではヘとチの間にある。そこでヘチマと呼ぶようになったのは、日本人の大好きな言葉遊びなのだ。
 高温多雨の熱帯では木も草も鬱蒼と茂り、まごまごしていると太陽の光を浴びられなくなってしまう。そこでウリ科の植物たちは他の木や草に巻き付いて上に伸びる生き方を採用した。茎を強く太くして自ら立つには、それだけエネルギーを消耗する。立っているほかの植物に巻き付けば、持っているエネルギーを素早く上に伸びるために使うことが出来る。いわば「他人の褌」作戦である。
 さて、私がまだ紅顔(厚顔)の美少年?だったはるかな昔、ヘチマというのはタワシや風呂場でのアカスリぐらいにしか使い道がないと信じてきたが、実は東南アジアやアフリカでは実や種を食用にするために栽培を始めたのだし、ヘチマ水は美肌水にもなる。
 「十五夜の月の光の下でしぼったヘチマの汁は、女の肌を美しくする」と昔から言われてきた。最近では、地球温暖化につれてグリーンカーテンとしての評価も高い。
 雌雄異花である。雌花は雄花より上位にあり、同じ株の花粉を受けないようにしている。
 いろいろな虫がヘチマの花を訪れる。
 イチモンジセセリ・アリ・ヒラタアブ・虫を待ち伏せるアズチグモ・ミツバチ・花びらを食べるトホシテントウ。 
 ところが、ヘチマの花粉はつるつるしていて、昆虫の体にくっついて花粉を運ぶのには、あまり適していない。では、どうやって受粉するのか?どうやら彼らは、人間の手をあてにしているらしい。受粉だけではない。ツルが空へ延びるための支柱も、棚も、水も肥料も、種とりも、人間の世話に頼って彼らは生きている。いまや野生のヘチマは、自然界では繁殖できない存在になってしまったと言っていいだろう。
 でも、それがヘチマの戦略なのだ。
 野生で生きられなくとも、子孫を残せれば、それでオッケー。
 実を食べられようが、ヘチマ水を抜かれようが、人間に自らの有用性を印象付けて、世話をさせれば、植物種としてのヘチマが絶えることはない。
 仕事もしないでブラブラしている男のことを【へちま野郎】というそうだが、何と言われようがふてぶてしく生き抜く、そんな戦略をとって繁栄をしているのは、ひとりヘチマだけではないようである。
  N田さん

ヘチマ.jpg
ヘチマ。提供:「写真素材足成」(http://www.ashinari.com)

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シノダケ・ヒンメリ51 様々な多面体:「立方8面体から作る星形を内包した正6面体」の作り方・その2 [シノダケ・ヒンメリ]

今回は、第42回と第49回で紹介した作品から筋交いを除き、その上で立方8面体の辺の長さと角の辺の長さを変えて作ってみました。
下の図のようなものが出来ました。
「ツイスト八角星型正六面体」と名付けたいと思います。

ツイスト八角星型正六面体.jpg
ツイスト八角星型正六面体

≪レシピ≫と≪作り方≫と合わせて紹介します。

≪レシピ≫
立方8面体は、3cmで24本。
8面の突起も同寸で、6cmで24本としました。
外側の正6面体は、10cmで12本となりました。

≪作り方≫
1、最初に正方形を作り、その辺の外側に三角形をつけます。

手順1.jpg
手順1

2、同様に角の三角形をつけました。

手順2.jpg
手順2

3、角を下にして、角の頂点から立方8面体側に部材を入れて角を一つ完成させました。
(角の頂点にワイヤーの引き出しを残します。)
4、二本ずつ部材を入れながら、「立方8面体」を作ります。

手順3.jpg
手順3・4

5、入れた二本の部材の頂点を繋いで「立方8面体」を完成します。
(一番上の四角形を作って完成です。)

手順5.jpg
手順5

6、引き続き、残りの角を作ります。
(ここでも、角の頂点にワイヤーの引き出しを残します。)

手順6.jpg
手順6

7、最後の角(8つ目)は、三本を引き出して頂点で結びます。

手順7.jpg
手順7

8、「立方8面体八角星」の出来上がりです。

手順8.jpg
手順8

・こちらは、部材の長さは同じで、筋交いを入れて作った「立方8面体八角星」です。
随分、印象の違う形が出来あがりました。

立方8面体八角星.jpg
立方8面体八角星

9、最後に、外側の正6面体を12本で作り完成です。
(過去に何度も紹介しているので作り方の手順は省略します。)

完成図.jpg
完成図

・前回の筋交い入りの図を並べてみました。

前回の筋交い入りの図.jpg
前回の筋交い入りの図

今回のほうが、かなりスッキリして見えると思います。
「立方8面体」も「正6面体」もそれ単体では安定しませんが、二つを組み合わせると固い構造になりました。
私の新しい「お気に入り」が出来ました。
  N山さん


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落ち葉が例年より少ない! ソリ滑りはできるか? なな山緑地の臨時活動 [活動報告]

相田です

今日の臨時活動、お疲れさまでした。

午前 N田さん、S子さん、N山さん、M月さん、O井さん

午後 N田さん、N山さん、M月さん、T熊さん

先週伐倒したあと、一部残した整理作業を中心に作業をしました。
あと2週間で子どもたちが来るけど、
危険な場所はまだあり、その場所を減らす作業を継続しました。

まだ落ち葉が少なく、落ち葉のソリ滑りができるか、ちょっと心配です。
折良く前日に府中から高校生が90人里山体験に来るので、
落ち葉の移動や折れ枝の片付けなどを手伝ってもらっては? と
話題は2つのビッグイベントに集中しました。(S子)

IMG_3031_640.jpg
伐倒木の前で

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草刈り

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伐倒木片付け

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12月1日(日)の臨時活動に協力できる方はご連絡を! [よもやま話]

皆さん
相田です
N田さんから、下記の臨時活動の提案がありました。賛同者は申し出てください。
12月2日(日)、9時にはすべてのカギを開けます。
相田は9時30分になな山を出て、12時に戻る予定です。
N田さんと共に活動できる方は、ご一報ください。
☆N田さんの提案
12月16日の多摩二小のイベントまで、実質1日しか活動日がありません。
そこで、2日(日)に、多少なりとも山中の落ち枝整理などをやったらどうかと思っていますが、まさか一人で勝手にやるわけにもいきませんね。
もし、どなたか一緒にやってもいいという方が居られるようなら、2日の朝から入山?したいと思っております。


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