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どんと焼きに使うのはカヤ? それともススキ? [よもやま話]

「地域のどんと焼きに使うからカヤを刈り取ろう」と会長・T木さんの指示でバス通りの急勾配でススキを刈ることになる。この傾斜地の草刈りはとにかく大変。勾配が激しく急で刈払機で刈る際は、足が滑らないようにまず足下を固めてから作業を始める。移動は慎重にゆっくり行う。
今回はススキだけなのでカマで刈り取り、それをまとめ、運び出せるようにするのが作業。急傾斜での作業は同じだが、カマなら手間取るが安全に進められる。

「カヤとススキはどう違うの?」とよろず博士のS田さんに声をかける。「同じものかな。穂をススキというのかも知れない」と珍しく慎重な発言。何でも知っている知識豊富な先達なのだが……。「同じかも。地域によって名称が異なるのでは……」と近くで作業していたM本さん(夫)も加わる。ちょっと自信なさげ。

そこで調べてみた。
カヤという植物はなく、カヤは屋根などの材料として使う草の総称。ススキやヨシ、チガヤなどのイネ科の植物を指すようだ。これに対してススキは、堤防などに生えるイネ科の植物。同じじゃなかった。刈ったススキを、どんと焼きなどで使うときにカヤと呼ぶということ。

ススキ.jpg
ススキ。提供:「写真素材足成」(http://www.ashinari.com)

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