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シノダケ・ヒンメリ57 様々な多面体:「斜方二十・十二面体」の作り方・その3(つづき) [シノダケ・ヒンメリ]

2回に渡って「斜方二十・十二面体」の作り方を紹介しましたが、完成しても形が安定しません。

安定しない斜方二十・十二面体.jpg
安定しない斜方二十・十二面体

ウキペディアに記述されている「斜方二十・十二面体」は「正十二面体(五角形)、もしくは正二十面体(三角形)を膨張させた形をしている。」ことを手掛かりに、安定する「正二十面体」を内部に取り込むことにしました。

≪作り方≫としては、
1)12面の5角形の内側に5角錐を作ります。
2)5角錐の頂点の12か所を部材で繋ぎます。
3)結果、内部に正20面体が出来て安定します。

出来上がった作品が下の図です。
形は安定しましたが、正方形の形が歪(いびつ)なまま残ってしまいました。

完成図.jpg
完成図

この作品の≪レシピ≫は、
「斜方二十・十二面体」は、5cmで120本。
繋ぎとなる「5角錐の突起」は、8cmで60本。
中の「正20面体」は、4cmで30本、となりました。

正方形の形を安定させる方策にはたどり着きませんでしたが、観ていて飽きません。

完成図(別角度).jpg
完成図(別角度)

何より、変形立方体の中に正8面体を入れた時と同様に、外を作ってから中を作るやり方を経験することになりました。
もう一つ、球体の中に多面体を取り込むことで作品の幅が増えることに気づきました。

次回以降の展開を期待してください。
  N山さん

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