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フモトシダ -植物標本- [なな山緑地の植物標本]

植物標本は、植物がその時その場所に生えていたことの証であり、地域の自然環境の歴史的変化を知る唯一の手がかりとなっています。なな山緑地の会では、2016年より緑地内の植物調査を兼ねて牧野標本館へ寄贈するべく植物標本を作っています。
制作:なな山緑地の会 植物標本プロジェクト
同定協力:内野秀重さん

このコーナーでは、2016~2017年制作した標本を随時紹介していきます。原本をご覧になりたい方は、N原さんに声をかけてください。

20170221MAK002フモトシダ.jpg
フモトシダ

採集日:
2016年8月17日
生育環境:
針葉樹の林床
ノート:
近くに数種類のシダが生える
整理番号:
No. 198

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ハヤトウリ、カボチャ、ダイコン、エシャロットの農作業 - 農作業レポート(2020/5/26) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さま

好評(?)につき、畑作業の様子を報告します。
今日(5月26日)、ハヤトウリの植え付けを行いました。他にもいろいろ作業が進んだので、報告します。

昨年豊作で重宝したということで、今年もハヤトウリを2株植え付けました。

ハヤトウリ2株.jpg
大根の畝の横に植えたところ。

4列畝.jpg
植え付けの他に、畑の中で使用していない部分に4列の畝を作りました。

近々、芋の植え付けを予定していて、その準備が出来ました。

畝の様子.jpg
ならして準備が整った畝の様子

カボチャの弦が伸びて行く土手の草を刈り払いしたので、集めてキレイにしました。
まだ、刈り取ったのは土手の一部なので、活動が始まって草ぼうぼうの状態の部分が刈り取られるのが待たれるところです。

土手の様子.jpg
カボチャの棚と除草された土手の様子

刈り取られた草は、畑に敷き込みました。
カボチャが弦を伸ばし始めているので、急がれていた準備が一つ出来ました。

カボチャ畝.jpg
カボチャ畝に敷き込んだ様子

この一週間、曇りや雨の天気でしたが、降雨量が少ないので畑の水やりを欠かさずやっています。

大根の水やり.jpg
大根の水やりの様子

作業の最後にエシャロットの収穫をしました。
解除後の活動日は6月以降になりそうですが、エシャロットは収穫の時期を迎えていました。

エシャロット収穫.jpg
収穫の様子

収穫したのは2株。解除後の活動日に残りを収穫して、みんなで楽しみましょう。

エシャロット収穫2.jpg
一株からたくさん採れました。

   N山さん

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急斜面に梯子のような階段を作る - なな山レポート(2020.5.22) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さま

今年のなな山のカリンの樹はいくつも実をつけていました。カリンの樹の向こうでは、M岡さんが道路土手で何やら作業をしていました。
M岡さんは、土手の斜面が急なので、上り下りが大変だから足が掛かりのようなものが欲しいとのことでした。

作業中のM岡さん.jpg
作業中のM岡さん

梯子のような階段.jpg
急遽、階段状のものを作ってみました。
階段というより梯子のようなものが出来上がりました。

土手.jpg
考えてみれば、コンクリートブロックに階段を作ったついでにもう少し上まで楽に上がれるようにしておけば好かったのでした。
急ごしらえの階段を作れば、きっと「これじゃアブナイ」と「しっかりしたものを作ってくれるんじゃなぃ」という話でした。

なお、階段は、土手のブタナを除去したり、畑に敷く草刈りの作業用だとのことでした。
カボチャの花芽.jpg
畑のカボチャは、もう花芽を付けていました。
こちらは雌花、雄花の開花が待たれるところです。
   N山さん

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広場、畑、テーブルが整備されていた-なな山レポート(2020.5.24) [活動報告]

なな山緑地の会のみなさま

今日24日の午後なな山を覗いてきました。訪問した目的は、森木会の刊行物であるグリーンサークルの「~活動団体紹介~ なな山緑地の会」の原稿を依頼されていて、原稿に添付する写真を撮るためです。気になった事が少し有りましたので報告します。

1 広場がきれいに刈り払いされていた。畑の畝に刈草が敷かれていた。
2 休憩所の大きなテーブルが黄土色に塗装されていた。きれいでテーブルの周りが浮き上がった様に輝いて見えた。古い方のテーブルは塗装されていません。

会員の誰かが仕事をしてくれたのだと思います。感謝、感謝です。既に報告があったハナイカダ、サイハイランとヤブレガサの写真も添付します。
   M崎さん

なな山緑地 広場.jpg
なな山緑地 広場

休憩用テーブルが黄土色に塗られていた.jpg
休憩用テーブルが黄土色に塗られていた

ハナイカダ(雌株).jpg
ハナイカダ(雌株)

サイハイラン(西の谷奥).jpg
サイハイラン(西の谷奥)

ヤブレガサ.jpg
ヤブレガサ

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サトイモにカボチャ、畑作業の様子 [活動報告]

なな山緑地の会の皆さま

緊急事態宣言もそろそろ解除されそうな雰囲気になってきました。早く、なな山で外の空気を吸って、いい汗をかきたいものですが、いつの頃になるのでしょうか。活動自粛の中でも季節は進んで、畑の作業は待ってくれません。広場や道路脇は草茫々です。そんなことで、畑の作業が有志で行われていたので、その様子を報告します。

カボチャは既に植え付けられていて、棚づくりが進んでいました。
木で組んだ棚にネットを張り付けていました。

棚づくりの様子.jpg
棚づくりの様子

除草中の様子.jpg
ネットを張り終えた棚と棚の下の除草中の様子

里芋の立派な葉.jpg
一方、植え付けた里芋は畝上に立派な葉を出してきました。
畑に枯草の敷き込みの時期になりました。

刈り払い後の広場.jpg
草ぼうぼうのを刈り払いして後の様子

畑への敷き込みの様子.jpg
畑への敷き込みの様子

畝間の敷き込み.jpg
里芋の畝間にも敷き込みました。

作業終了.jpg
畑の真ん中のカボチャの周りにも敷き込みました。
作業が終わって、満足した様子のT橋さん。

次回は、誘引したカボチャの先になる道路わきの雑草の刈り取りを行うとのことでした。
カボチャの成長が早いので、追い付くのが大変だとのことでした。
   N山さん

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シノダケ・ヒンメリ87 シノダケでリングをいろいろ作ってみました2 [シノダケ・ヒンメリ]

前回の第86回で作った一番大きなリングを作品風に仕立ててみましたので紹介します。
ちなみに一番大きなリングは、8面体の個数36(n=36)個、主要寸法10cmで作りました。前回も書きましたが、外周は、36個*10センチ=360センチなので、直径が約115センチ弱になりました。
作品は、こんなふうになりました。

大リング.jpg

8面体の個数36(n=36)個、主要寸法10cmの大きなリングの内側には、8面体の個数24(n=24)個、主要寸法10cmのリングを作って入れました。こちらは、外周は、24個*10センチ=240センチなので、直径が約76センチ強になりました。
それだけだと、真ん中が締まらないので、正8面体を8個繋いだモノ(このページでは、このシリーズを「スクエア」と呼ぶことにします)を作って入れました。こちらは部材寸法は10cmなので、一辺が30センチの正方形になります。
ちなみに、必要な部材数は、外側から468本、312本、104本となっています。
なお、屋内で全体を一枚の写真に収めることが出来なかったので、屋外で写真を撮りました。

屋外大リング.jpg
屋外での全体写真

ちなみに、3つのパーツが吊り下げられているので、モビールのように形を変えます。例えば、こんなふうになります。

屋外大リング2.jpg

   N山さん

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数々の希少種の出現に驚くばかり……なな山緑地自然観察会 - なな山だより《イベント・活動紹介》 [なな山だより]

日にち:2月5日(水)

2年越しで進められていた計画が実り、長池公園副園長の小林健人さんを迎えての観察会が実現することになりました。当日は穏やかな冬晴れに恵まれ、10時には会長のT木さんも加わり、10名で小林さんから多摩の緑地の概要の説明を受けました。

西の谷ではエナガの一群にシジュウカラが加わりコゲラも続くといったパターンの解説。中の山では「アオゲラがいますよ」小林さんの声にコナラの高い梢でしきりにつついている様子をじっくり観察できました。中の谷では東京都レッドリスト(絶滅の危険度が高い動植物名を掲載)に入っているトウゴクシダを観察。シダは根、茎、幹はすべて地中、地上部は葉とのこと。午後もシダ類の、コバノイシカグマ、ギフベニシダ、ナンゴクナライシダ、ハシゴシダ、アスカイノデと数々の希少種の出現に驚くばかりでした。

観察会は午後3時に終了。短い時間に冬枯れのなな山の植物をほとんどリストアップして下さった小林さんにはぜひ、また来ていただきたいと思いました。なな山は周辺の緑地や公園を結ぶ「緑の回廊」の中の大切な存在、里山の保全活動の重要性を再認識した日でした。
   M倉さん   「ななやまだより」49号(2020年5月)より

P.2 2020.02.05 なな山緑地観察会.JPG

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ニキビのような花が葉の中央に咲くハナイカダ [よもやま話]

「花が咲き始めたのよ」と案内するM岡さん。「こっちが雌株。雌花が葉の中央に1つ咲いている」。葉の中央に花が小さく咲くとは驚き。葉を筏にたとえてハナイカダと命名。青春のシンボル・ニキビともいえる。
「雌雄異株で隣りに雄株がある。数個の花が咲いているので区別できる」と指さす。ほぼ同じだが、花が多い。

ハナイカダ(雌株)_IMG_8658_200402.jpg
雌花。花が葉の中央に小さく1個咲いていた。4月初旬

ハナイカダ(雄株)_IMG_8653_200402.jpg
雄花。4~6個の花が葉の中央に咲いていた。4月初旬

ハナイカダ(雄株)_IMG_8655_200402.jpg
雄株。4月初旬

ハナイカダ(雄株_雄花なし)_IMG_9065_200515.jpg
雄花が消えた雄株。5月中旬

ハナイカダ(雌株_結実)_IMG_9063_200515.jpg
受粉して結実した雌株。5月中旬。実はこのあと黒くなるはず

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シノダケ・ヒンメリ86 シノダケでリングをいろいろ作ってみました1 [シノダケ・ヒンメリ]

第83回と第85回で紹介したリングの作り方では、8面体の個数や部材の寸法を変えることで、いろいろな形のリングが出来るという話をしました。そこで、実際にいくつか作ってみたので紹介します。

1.8面体の個数9(n=9)個、主要寸法10cmで作りました。
内径を繋ぐ部材を省いているので、真ん中に9芒星が見えます。8面体の個数に比べて主要寸法が長いと、このようなリングを作ることが出来ることが分かりました。

リング1.jpg

2.8面体の個数12(n=12)個、主要寸法5cmで作りました。
ドーナツのような形になりました。
外周が12*5=60なので、直径が約19センチほど。
内径の穴が9センチほど、となっています。

リング2.jpg

3.8面体の個数18(n=18)個、主要寸法5cmで作りました。
リース用のリングのような形になります。
外周が18*5=90なので、直径が約29センチ弱。
内径の穴が19センチ弱となっています。

リング3.jpg

4.どこまで大きいものが出来るか、試してみました。
8面体の個数36(n=36)個、主要寸法10cmで作りました。

リング4.jpg

大きさが分かりにくいので、2と3を中に置いて写真にしました。
外周は、36*10=360なので、直径が約115センチ弱になりました。
内径の穴が95センチ弱となっています。

各々の内径の部材寸法(イ)と補強の部材寸法(ウ)は、作る形の大小によって、紹介している【寸法の出し方】での寸法を多少調整する必要があります。

【再々掲:参考:今回の部材寸法の出し方】
なおこの方法で、内径の部材寸法(イ)と補強の部材寸法(ウ)は、8面体のメインの寸法(ア)と8面体の個数(n)により、以下の式で求めることが出来ます。
イ=ア*(1-3.14*2/n)
ウ=(ア+イ)/2

   N山さん

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ヒメクグ -植物標本- [なな山緑地の植物標本]

植物標本は、植物がその時その場所に生えていたことの証であり、地域の自然環境の歴史的変化を知る唯一の手がかりとなっています。なな山緑地の会では、2016年より緑地内の植物調査を兼ねて牧野標本館へ寄贈するべく植物標本を作っています。
制作:なな山緑地の会 植物標本プロジェクト
同定協力:内野秀重さん

このコーナーでは、2016~2017年制作した標本を随時紹介していきます。原本をご覧になりたい方は、N原さんに声をかけてください。

20170220MAK055ヒメクグ.jpg
ヒメクグ

採集日:
2016年10月23日
生育環境:
陽当たりのよい広場
ノート:
タチヒメクグと混在
整理番号:
No. 251

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