なな山緑地の会 2021年6月の活動予定 [活動予定]
なな山緑地の会のみなさん
A田さんから2021年6月の予定が届きました。
6月といえば梅雨。ジメジメした季節ですが、この雨が植物を成長させるのでしょう。もちろん虫や菌といった生物も命を継ぐ活動に大忙しのはずです。カシナガも繁殖のため活発に活動します。自然の摂理とはいえ大木コナラも厳しい局面を迎えます。
緊急事態宣言が再延期されたため、13日(日)の定例活動は午前中となります。
また、青山学院大のボランティア活動は7月11日に再延期となりました。
木工クラブの「なな山の植物データベース検討会」とは、収集したデータと植物名の確認作業です。データベースから図鑑などを作成するべくデータを洗い出します。興味のある方の参加をお願いします。(S子)
初夏のなな山
A田さんから2021年6月の予定が届きました。
6月といえば梅雨。ジメジメした季節ですが、この雨が植物を成長させるのでしょう。もちろん虫や菌といった生物も命を継ぐ活動に大忙しのはずです。カシナガも繁殖のため活発に活動します。自然の摂理とはいえ大木コナラも厳しい局面を迎えます。
緊急事態宣言が再延期されたため、13日(日)の定例活動は午前中となります。
また、青山学院大のボランティア活動は7月11日に再延期となりました。
木工クラブの「なな山の植物データベース検討会」とは、収集したデータと植物名の確認作業です。データベースから図鑑などを作成するべくデータを洗い出します。興味のある方の参加をお願いします。(S子)
6月 1日(火)
なな山木工クラブ活動 10:00~15:00
・なな山の植物データベース検討会
・ナラ枯れ対策経過観察
・なな山の植物データベース検討会
・ナラ枯れ対策経過観察
6月 8日(火)
なな山木工クラブ活動 10:00~15:00
・ヒンメリ・メカイ・小枝木工
・ナラ枯れ対策経過観察
・ヒンメリ・メカイ・小枝木工
・ナラ枯れ対策経過観察
6月13日(日)
なな山緑地の会 定例活動 9:00~12:00
・午前中の活動
・バス通り側草刈り・中の山草刈り
・ナラ枯れ対策経過観察
・伐倒ヒノキ皮むき・キノコ本伏せ
・青山学院大学ボランティア活動 7月11日延期
・午前中の活動
・バス通り側草刈り・中の山草刈り
・ナラ枯れ対策経過観察
・伐倒ヒノキ皮むき・キノコ本伏せ
・青山学院大学ボランティア活動 7月11日延期
6月15日(火)
なな山木工クラブ活動 10:00~15:00
・なな山の植物データベース検討会
・ヒンメリ・メカイ・小枝木工
・東の山ネザサの森整備
・なな山の植物データベース検討会
・ヒンメリ・メカイ・小枝木工
・東の山ネザサの森整備
6月22日(火)
なな山木工クラブ活動 10:00~15:00
・ヒンメリ・メカイ・小枝木工
・東の山ネザサの森整備
・ヒンメリ・メカイ・小枝木工
・東の山ネザサの森整備
6月27日(日)
なな山緑地の会 定例活動 9:00~15:00
・バス通り草刈り・キノコ本伏せ
・ナラ枯れ対策・経過観察
・バス通り草刈り・キノコ本伏せ
・ナラ枯れ対策・経過観察
6月29日(火)
なな山木工クラブ活動 10:00~15:00
・ヒンメリ・メカイ・小枝木工
・東の山ネザサの森整備
・ヒンメリ・メカイ・小枝木工
・東の山ネザサの森整備
初夏のなな山
カシナガがトラップにかかった! 高尾山では粘着テープ巻き! [ナラ枯れ]
なな山の飛び地で草刈りをしていると、A田さんがやってきて「これ、カシナガかな?」とデジカメ画面を見せる。わざわざ知らせに来たのだ。「エッ! いたの?」。町田で見かけたと報告があったが、そろそろかなと気になっていた。「4~5ミリっていうし、黒い。すごく小さい!」と疑心暗鬼。「トラップの水に数匹入っていた!」と興奮気味。
作業を片付けてM崎さんと現場に向かう。西の山頂上に登っていくと、ビッグガイ二人が目に入る。D口さんとS田さん。そばに華奢なA野さんとI井さん。嬉しくなる。トラップの補強をお願いしていたら、テープで補強するだけでなく、じょうろやペットボトルに入った水をトラップに差していた。
「いた?」と尋ねると、「南側の数本、トラップの中を覗いてみて!」。マスアタックかな? 確かに数匹の小さい虫が浮いている。健全木に穿孔しようとしてトラップにかかったカシナガだ。感染木に巻いたビニールシートを見ると、結露で見にくいが動くカシナガを発見。「効果があった!」と嬉しそうに声を上げるM崎さん。
「悪いね。大量に穿孔してナラ枯れになると、コナラがもたないんだ。少しなら共存できるはずなんだけど……」
その日の朝、「高尾山でナラ枯れ対策を発見した」とO田島さんが携帯をかざす。粘着テープでコナラを被覆し、接触防止の注意を掲示している。「昔使っていたハエ取り紙の大きいものね」とその迫力にビックリ。高尾山の5号路と1号路で4本くらい発見したとのこと(5月22日撮影)。
短いですが動画はYouTube「なな山緑地の会」でご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCjRTKsO1JEjif939_876HLw
カシナガトラップの補強作業
カシナガトラップにかかったカシノナガキクイムシ
カシノナガキクイムシ(出典:森林総研)
カシナガトラップにかかったカシノナガキクイムシ
カシナガトラップにかかったコクワガタ。開放する
感染木のシートの飛散防止にかかったカシノナガキクイムシ
番外編 高木に絡んだテイカカズラの満開の花
高尾山のナラ枯れ対策。粘着テープでコナラを被覆
高尾山の粘着テープ内で黒い樹液がしみ出している
高尾山の粘着テープ被覆
トラップ内のカシナガ
トラップ内のカシナガ
シート内のカシナガ
写真:A田さん、O田島さん、S子
作業を片付けてM崎さんと現場に向かう。西の山頂上に登っていくと、ビッグガイ二人が目に入る。D口さんとS田さん。そばに華奢なA野さんとI井さん。嬉しくなる。トラップの補強をお願いしていたら、テープで補強するだけでなく、じょうろやペットボトルに入った水をトラップに差していた。
「いた?」と尋ねると、「南側の数本、トラップの中を覗いてみて!」。マスアタックかな? 確かに数匹の小さい虫が浮いている。健全木に穿孔しようとしてトラップにかかったカシナガだ。感染木に巻いたビニールシートを見ると、結露で見にくいが動くカシナガを発見。「効果があった!」と嬉しそうに声を上げるM崎さん。
「悪いね。大量に穿孔してナラ枯れになると、コナラがもたないんだ。少しなら共存できるはずなんだけど……」
その日の朝、「高尾山でナラ枯れ対策を発見した」とO田島さんが携帯をかざす。粘着テープでコナラを被覆し、接触防止の注意を掲示している。「昔使っていたハエ取り紙の大きいものね」とその迫力にビックリ。高尾山の5号路と1号路で4本くらい発見したとのこと(5月22日撮影)。
短いですが動画はYouTube「なな山緑地の会」でご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCjRTKsO1JEjif939_876HLw
カシナガトラップの補強作業
カシナガトラップにかかったカシノナガキクイムシ
カシノナガキクイムシ(出典:森林総研)
カシナガトラップにかかったカシノナガキクイムシ
カシナガトラップにかかったコクワガタ。開放する
感染木のシートの飛散防止にかかったカシノナガキクイムシ
番外編 高木に絡んだテイカカズラの満開の花
高尾山のナラ枯れ対策。粘着テープでコナラを被覆
高尾山の粘着テープ内で黒い樹液がしみ出している
高尾山の粘着テープ被覆
トラップ内のカシナガ
トラップ内のカシナガ
シート内のカシナガ
写真:A田さん、O田島さん、S子
初夏の爽やかさの中、カシナガ発見、草刈り、枯れヒノキ伐倒! - 活動記録(2021.5.23) [活動報告]
なな山緑地の会の皆さん
活動記録 No. 409 (2021/5/23) を作成しました。(M崎さん)
ワクチン接種が加速する5/24から7/末に高齢者の2回接種を終える、と政府は言っていますが、具体的な保証は未だありませんが、期待したいです。多摩市の新規感染者数の増加を週平均で見ると、先々週 (5/10~16) に比べ 先週 (5/17~23) は半減しいてます。
高齢者のワクチン接種も始まり、このペースで減っていく事を願っています。
次の活動日は 2021年6月13日(日)です。
ではまた、なな山でお会いしましょう。
枯れたヒノキの伐倒
飛び地の刈払い
飛び地の刈払い
カシナガトラップの調査
カシナガトラップの調査
トラップに入ったカシナガ
トラップの補強作業
指の上のカシノナガキクイムシ
ダイコンの収穫
タマネギの収穫
タマネギの分配
ネジキ(花)
ウグイスカグラ(実)
サイハイラン(白い花)
活動記録 No. 409 (2021/5/23) を作成しました。(M崎さん)
ワクチン接種が加速する5/24から7/末に高齢者の2回接種を終える、と政府は言っていますが、具体的な保証は未だありませんが、期待したいです。多摩市の新規感染者数の増加を週平均で見ると、先々週 (5/10~16) に比べ 先週 (5/17~23) は半減しいてます。
高齢者のワクチン接種も始まり、このペースで減っていく事を願っています。
次の活動日は 2021年6月13日(日)です。
ではまた、なな山でお会いしましょう。
活動概要:
ナラ枯れ対策の経過観察・補修作業、飛地の刈払い、タマネギの収穫、ヒノキの伐倒等
参加者:
21人(男性14人、女性7人)
連絡事項:
1. 多摩の新規感染者数が前週より減ってきたが、午前中のみの活動とする。
2. ナラ枯れ対策の経過観察とカシナガトラップの補修。
3. 緑地飛地の草刈り。
4. 運営会議の報告、ツツガムシ病に注意。
5. 玉ねぎの収穫、大根は各自で一本抜いて持ち帰る。
6. ウメの苗木20本を何処に植えるか ・・・
7. 将来は法面のクヌギに代わって梅並木にする案等。
2. ナラ枯れ対策の経過観察とカシナガトラップの補修。
3. 緑地飛地の草刈り。
4. 運営会議の報告、ツツガムシ病に注意。
5. 玉ねぎの収穫、大根は各自で一本抜いて持ち帰る。
6. ウメの苗木20本を何処に植えるか ・・・
7. 将来は法面のクヌギに代わって梅並木にする案等。
感想:
素晴らしい天気で午前中だけで終わるのは惜しい活動日でした。
ナラ枯れ対策の経過観察で、2~3本の対策木に変化が出てきました。
一つ目は巻いたビニールの内側にフラスや樹液と共にカシノナガキクイムシが出てきて、未だ動き回っているキクイムシも観察できました。
二つ目はカシナガトラップの水溜りに落ちたキクイムシが数匹いて、なかには水面でもがいている虫も観察出来る木が有りました。
全体的な対策効果は未だ分かりませんが、少なくとも無駄な対策をしていなかった事が確認されました。
ナラ枯れ対策の経過観察で、2~3本の対策木に変化が出てきました。
一つ目は巻いたビニールの内側にフラスや樹液と共にカシノナガキクイムシが出てきて、未だ動き回っているキクイムシも観察できました。
二つ目はカシナガトラップの水溜りに落ちたキクイムシが数匹いて、なかには水面でもがいている虫も観察出来る木が有りました。
全体的な対策効果は未だ分かりませんが、少なくとも無駄な対策をしていなかった事が確認されました。
枯れたヒノキの伐倒
飛び地の刈払い
飛び地の刈払い
カシナガトラップの調査
カシナガトラップの調査
トラップに入ったカシナガ
トラップの補強作業
指の上のカシノナガキクイムシ
ダイコンの収穫
タマネギの収穫
タマネギの分配
ネジキ(花)
ウグイスカグラ(実)
サイハイラン(白い花)
シノダケ・ヒンメリが動画に! 帝京大 甲野先生オンライン授業動画をYouTubeで公開! [連携イベント]
シノダケ・ヒンメリといえば、いまや大学の授業でも取り上げられるほどの人気。昨年、帝京大の甲野先生がシノダケ・ヒンメリの紹介動画を作り、オンライン授業に使っていた。コロナ禍で対面授業が制限されていたとはいえ、シノダケ・ヒンメリが動画になっていたとはビックリ!
その授業とは教育学系を対象にしたもの。教師のタマゴに里山探索を実地体験させるのが狙い。自然に触れるチャンスが少ない学生さんに里山の魅力を伝え、ゆくゆく先生になったら子どもたちといっしょに楽しんでもらいたい。
甲野先生は自分でカメラを回し、小雨の中なな山でシノダケを採取する。節を外してカットしたら、自宅でゴシゴシ洗って乾燥させる。最後は、シノダケ・ヒンメリ先生ことN山さんが作り方を手ほどき。これも手元をアップで撮影。二人の話も含蓄がある。
この製作過程が10本の動画にまとめられ、オンライン授業で使われた。学生は配布されたシノダケ材を使って実際にヒンメリを製作してみる。シノダケ材を採取する一連の苦労を目にすれば、作る手に力が入り、出来上がりに感動すること請け合いだ。
この動画を甲野先生の許諾を得て、YouTube「なな山緑地の会」チャンネルで公開。各動画にはタイトルを加えた。是非、ご覧ください。
YouTube「なな山緑地の会」チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCjRTKsO1JEjif939_876HLw
ところで、小雨のなか、なな山でシノダケ材を採集する動画の端に白い傘を差した人が垣間見える。さて、どなた?
その授業とは教育学系を対象にしたもの。教師のタマゴに里山探索を実地体験させるのが狙い。自然に触れるチャンスが少ない学生さんに里山の魅力を伝え、ゆくゆく先生になったら子どもたちといっしょに楽しんでもらいたい。
甲野先生は自分でカメラを回し、小雨の中なな山でシノダケを採取する。節を外してカットしたら、自宅でゴシゴシ洗って乾燥させる。最後は、シノダケ・ヒンメリ先生ことN山さんが作り方を手ほどき。これも手元をアップで撮影。二人の話も含蓄がある。
この製作過程が10本の動画にまとめられ、オンライン授業で使われた。学生は配布されたシノダケ材を使って実際にヒンメリを製作してみる。シノダケ材を採取する一連の苦労を目にすれば、作る手に力が入り、出来上がりに感動すること請け合いだ。
この動画を甲野先生の許諾を得て、YouTube「なな山緑地の会」チャンネルで公開。各動画にはタイトルを加えた。是非、ご覧ください。
YouTube「なな山緑地の会」チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCjRTKsO1JEjif939_876HLw
ところで、小雨のなか、なな山でシノダケ材を採集する動画の端に白い傘を差した人が垣間見える。さて、どなた?
順調に生育! 収穫が楽しみ! 5月の畑の様子 [よもやま話]
一気に梅雨に入ったような天気ですが、ここまで暖かな日が続いたからでしょうか、今年は花の開花が例年に比べて2週間ほど早いね、というような話があります。畑はどうでしょう。久し振りに、なな山の畑の様子を報告します。
5月のなな山の畑は、手前から、ニラ、里芋、エシャロットとニンニク、サツマイモ、タマネギ、スイカ、ジャガイモ、ハヤトウリ、ダイコン。
右手土手側に、カボチャと豪華なラインアップです。いずれも順調に育っているようです。
畑を北側から観た写真
収穫が楽しみなのは、ダイコン。
葉も大きく茂り、次の活動日の収穫が楽しみです。
他にも、タマネギ、ニンニク、エシャレット、ニラなども収穫が近いようです。
ダイコンの様子
私の楽しみは、ジャガイモ。
取り立てを蒸かしてバターをつけて食べるのを楽しみにしています。
ジャガイモの様子
夏に向けて期待しているのがスイカ。
昨年は、コロナ禍で作付けを断念しましたが、要望が多く、復活です。
スイカの様子
カボチャとハヤトウリも元気に育っています。
カボチャの棚づくりも進んでいます。
今年も、M岡さんは受粉に追われそうです。
カボチャの様子
T橋さんは、手入れに忙しい状態です。
カボチャの棚づくり中
直近は、サツマイモの植え付けをしました。
秋の収穫の方も楽しみです。
ベニアズマの植え付けの様子
忘れていました。
今年は、梅の実がたくさんできました。
心配しましたが大きく育っているようです。
定例活動日は、収穫作業で忙しくなりそうです。
梅の実の様子
N山さん
5月のなな山の畑は、手前から、ニラ、里芋、エシャロットとニンニク、サツマイモ、タマネギ、スイカ、ジャガイモ、ハヤトウリ、ダイコン。
右手土手側に、カボチャと豪華なラインアップです。いずれも順調に育っているようです。
畑を北側から観た写真
収穫が楽しみなのは、ダイコン。
葉も大きく茂り、次の活動日の収穫が楽しみです。
他にも、タマネギ、ニンニク、エシャレット、ニラなども収穫が近いようです。
ダイコンの様子
私の楽しみは、ジャガイモ。
取り立てを蒸かしてバターをつけて食べるのを楽しみにしています。
ジャガイモの様子
夏に向けて期待しているのがスイカ。
昨年は、コロナ禍で作付けを断念しましたが、要望が多く、復活です。
スイカの様子
カボチャとハヤトウリも元気に育っています。
カボチャの棚づくりも進んでいます。
今年も、M岡さんは受粉に追われそうです。
カボチャの様子
T橋さんは、手入れに忙しい状態です。
カボチャの棚づくり中
直近は、サツマイモの植え付けをしました。
秋の収穫の方も楽しみです。
ベニアズマの植え付けの様子
忘れていました。
今年は、梅の実がたくさんできました。
心配しましたが大きく育っているようです。
定例活動日は、収穫作業で忙しくなりそうです。
梅の実の様子
N山さん
カシナガが飛び始めている! ナラ枯れ対策の報告 [ナラ枯れ]
なな山緑地の会のみなさん
先日、M月さんから貴重なお知らせが届きました。
「町田の里山を歩いていたら、1本の樹にカシナガトラップを見つけました」。カシナガトラップを取り付けているところがほかにあるとは嬉しい話です。
「トラップに透明な水が入っていたので、取り付けたと言う人にお聞きしましたところ、石鹸液を入れているそうで、真水では落ちても死なないからとの事でした。今日、成虫を一匹見つけたそうです」。
真水ではダメですか! それにもうカシナガを捕まえたんですね! 早いです。なな山のコナラを観察していると、木くず(フラス)や黒い樹液が穿孔から出ているので「そろそろなのか? いやもう飛び出したのか?」と気になっていました。
そういえば、これまで雨が少ないので気にしていなかったのですが、トラップに雨が溜まっているものと溜まっていないものがあります。接合部をテープでしっかり貼り付けなかったり剥がれたりといったことが考えられます。メンテナンスしたうえで、石けん水も使ってみましょうか。
カシナガ飛翔前のナラ枯れ対策ですが、いったん終了し、これからはメンテナンスと被害状況の観察に移ります。これまで対策の累計は、下記のとおりです。
・感染木 ビニールシート巻き …… 18 本(ほか株立ち 5本)
・感染木 シート+タオル巻き …… 1 本
・健全木 ビニールシート巻き …… 1 本
・健全木 カシナガトラップ設置 …… 19 本
・伐倒木切り株ビニールシート被覆 …… 4本
シート内の新フラス
シート内の新黒色樹液
伐倒木切り株のビニールシート被覆
先日、M月さんから貴重なお知らせが届きました。
「町田の里山を歩いていたら、1本の樹にカシナガトラップを見つけました」。カシナガトラップを取り付けているところがほかにあるとは嬉しい話です。
「トラップに透明な水が入っていたので、取り付けたと言う人にお聞きしましたところ、石鹸液を入れているそうで、真水では落ちても死なないからとの事でした。今日、成虫を一匹見つけたそうです」。
真水ではダメですか! それにもうカシナガを捕まえたんですね! 早いです。なな山のコナラを観察していると、木くず(フラス)や黒い樹液が穿孔から出ているので「そろそろなのか? いやもう飛び出したのか?」と気になっていました。
そういえば、これまで雨が少ないので気にしていなかったのですが、トラップに雨が溜まっているものと溜まっていないものがあります。接合部をテープでしっかり貼り付けなかったり剥がれたりといったことが考えられます。メンテナンスしたうえで、石けん水も使ってみましょうか。
カシナガ飛翔前のナラ枯れ対策ですが、いったん終了し、これからはメンテナンスと被害状況の観察に移ります。これまで対策の累計は、下記のとおりです。
・感染木 ビニールシート巻き …… 18 本(ほか株立ち 5本)
・感染木 シート+タオル巻き …… 1 本
・健全木 ビニールシート巻き …… 1 本
・健全木 カシナガトラップ設置 …… 19 本
・伐倒木切り株ビニールシート被覆 …… 4本
シート内の新フラス
シート内の新黒色樹液
伐倒木切り株のビニールシート被覆
ムクロジ -植物標本- [なな山緑地の植物標本]
なな山緑地の会 会長就任の挨拶 - なな山だより [なな山だより]
昨今回の総会で会長の役を引き受けた宮﨑です。
私は2014年の秋に森木会のグリーンボランティア初級講座を修了して直ぐに、このなな山緑地の会に入会しました。当時、ボランティア活動はどういう事をするのか、殆ど分かっていませんでしたが、今日まで先輩たちの活動を見習いながら7年弱の間いろいろな事を体験してきました。
幸いにも活動観察記録の作成を2015年6月より、前任者の指導を受けながら担当して来ましたので、活動内容については一定の知識と理解はあります。しかし、今回、突然に会長と言う大役を引き受け、正直未だ戸惑いと務まるかどうか不安でいっぱいです。
これから、先輩の指導受けながら会長の務めを覚え、力強い幹事や皆様の協力を得ながら、なな山緑地の会が発展するように進めていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
宮﨑 裕 2021年4月
「なな山だより」52号(2021年5月)より
新緑のなな山
間伐で奇麗になったアズマネザサ林
私は2014年の秋に森木会のグリーンボランティア初級講座を修了して直ぐに、このなな山緑地の会に入会しました。当時、ボランティア活動はどういう事をするのか、殆ど分かっていませんでしたが、今日まで先輩たちの活動を見習いながら7年弱の間いろいろな事を体験してきました。
幸いにも活動観察記録の作成を2015年6月より、前任者の指導を受けながら担当して来ましたので、活動内容については一定の知識と理解はあります。しかし、今回、突然に会長と言う大役を引き受け、正直未だ戸惑いと務まるかどうか不安でいっぱいです。
これから、先輩の指導受けながら会長の務めを覚え、力強い幹事や皆様の協力を得ながら、なな山緑地の会が発展するように進めていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
宮﨑 裕 2021年4月
「なな山だより」52号(2021年5月)より
新緑のなな山
間伐で奇麗になったアズマネザサ林
多摩の里山と人の営み - 帝京大 人文社会系教養科目 里山探検 [連携イベント]
なな山緑地の会のみなさん
昨日5月14日(金)、帝京大 人文社会系教養科目「多摩の里山と人の営み」第5回 里山探検がなな山で開催されました。甲野先生が学生48人を引率した里山実地体験学習です。コロナ禍で密を避け、距離を置いてできるだけ話を控える、といった対策を行い、講義内容もクイズ形式となりました。当会からA田さん、N山さん、M岡さん、M崎さん、Y元さん、S子の6名がサポートで参加しました。お疲れさまでした。
11時15分頃、48名の学生が広場を埋めると圧巻の光景が出現しました。甲野先生の説明のあと、M崎さんが挨拶し、A田さんがスズメバチ対策を説明。さっそく、西の山に登ります。「苦しい!」と声を上げる学生もチラホラ。西の山頂上では、カシナガトラップ設置のコナラの前に「F」の看板。「これは何のためについているのかな?」とクイズ。ほとんどの学生がキョトン。「ナラ枯れ」という言葉が出なくて当然でしょう。「ここにぶつかって下に落ち、溜まった水にポチャン」などと話すがヒントにならない。「ビニールシートで巻いたのは外に出るのを防ぐため」。さらにチンプンカンプン。
西の山を下り、途中ササダケ林と中の谷奥でクイズ。植生について違いが実感できたかな? 中の谷ではシイタケとナメコの原木栽培についてクイズ。学生に語りかけるM崎さん、M岡さんの頼もしい姿が印象的でした。
はじめはコロナ対策で年寄りに話してはいけないと厳命されている学生も少し声を出すようになり、質問も増えてきて距離を置いて会話するようになり嬉しい限り。最後に「為になりました」と挨拶されるとマスクの中で頬が緩みます。
ちなみにクイズは、A~Fの6問。
A:なぜ材木が並べられているのでしょうか?(中の谷、ホダ木)
B:周りを見ると、二株の樹木と、一株の樹木があります。どうしてこのようにわかれるのでしょうか。(西の山と中の谷を臨む地点)
C:この辺りは、見通しがよくありません。どうして?(西の山奥)
D:足もとを見てみると、いろいろな種類の草花があります。誰かが植えたの?それとも、どうしてでしょうか?(中の谷奥)
E:落ち葉がかためられ捨てられた?何のためにあるのでしょうか?(中の谷、落ち葉囲い)
F:何のための仕掛け?(西の山頂上)
甲野先生の説明
M崎さんの挨拶
クイズがポイントに掲示してある
続々と西の山に登る学生たち
登りが苦しいとこぼす学生たち
ポイントで甲野先生が講義
ポイント間を引率して説明するA田さん
小さい草花を採り説明する甲野先生
ポイントでヒントを話すM崎さん
シイタケ原木栽培ポイントで解説するM岡さん
ナメコ栽培でメモを取る学生
貴重種タマノカンアオイを観察する
針葉樹林と落葉広葉樹林の違いを説明する
落葉溜りのヒントを語る甲野先生
課題(表)
課題(裏)
昨日5月14日(金)、帝京大 人文社会系教養科目「多摩の里山と人の営み」第5回 里山探検がなな山で開催されました。甲野先生が学生48人を引率した里山実地体験学習です。コロナ禍で密を避け、距離を置いてできるだけ話を控える、といった対策を行い、講義内容もクイズ形式となりました。当会からA田さん、N山さん、M岡さん、M崎さん、Y元さん、S子の6名がサポートで参加しました。お疲れさまでした。
11時15分頃、48名の学生が広場を埋めると圧巻の光景が出現しました。甲野先生の説明のあと、M崎さんが挨拶し、A田さんがスズメバチ対策を説明。さっそく、西の山に登ります。「苦しい!」と声を上げる学生もチラホラ。西の山頂上では、カシナガトラップ設置のコナラの前に「F」の看板。「これは何のためについているのかな?」とクイズ。ほとんどの学生がキョトン。「ナラ枯れ」という言葉が出なくて当然でしょう。「ここにぶつかって下に落ち、溜まった水にポチャン」などと話すがヒントにならない。「ビニールシートで巻いたのは外に出るのを防ぐため」。さらにチンプンカンプン。
西の山を下り、途中ササダケ林と中の谷奥でクイズ。植生について違いが実感できたかな? 中の谷ではシイタケとナメコの原木栽培についてクイズ。学生に語りかけるM崎さん、M岡さんの頼もしい姿が印象的でした。
はじめはコロナ対策で年寄りに話してはいけないと厳命されている学生も少し声を出すようになり、質問も増えてきて距離を置いて会話するようになり嬉しい限り。最後に「為になりました」と挨拶されるとマスクの中で頬が緩みます。
ちなみにクイズは、A~Fの6問。
A:なぜ材木が並べられているのでしょうか?(中の谷、ホダ木)
B:周りを見ると、二株の樹木と、一株の樹木があります。どうしてこのようにわかれるのでしょうか。(西の山と中の谷を臨む地点)
C:この辺りは、見通しがよくありません。どうして?(西の山奥)
D:足もとを見てみると、いろいろな種類の草花があります。誰かが植えたの?それとも、どうしてでしょうか?(中の谷奥)
E:落ち葉がかためられ捨てられた?何のためにあるのでしょうか?(中の谷、落ち葉囲い)
F:何のための仕掛け?(西の山頂上)
甲野先生の説明
M崎さんの挨拶
クイズがポイントに掲示してある
続々と西の山に登る学生たち
登りが苦しいとこぼす学生たち
ポイントで甲野先生が講義
ポイント間を引率して説明するA田さん
小さい草花を採り説明する甲野先生
ポイントでヒントを話すM崎さん
シイタケ原木栽培ポイントで解説するM岡さん
ナメコ栽培でメモを取る学生
貴重種タマノカンアオイを観察する
針葉樹林と落葉広葉樹林の違いを説明する
落葉溜りのヒントを語る甲野先生
課題(表)
課題(裏)
東の谷のシノダケ林から - その4 放置されたシノダケ林の間伐の様子 [よもやま話]
東の谷のシノダケ林の間伐の中でも、3月から始めた一番南のエリアの間伐の様子を少しお話したいと思います。
間伐前のシノダケ林は、何年もの間、ヒトの手が入っていませんでしたから、中に分け入るのも躊躇うような状態でした。
誰もが大変な作業だと思うでしょうが、これがやってみると面白いのです。
そんな話です。
写真は、手前が間伐後。奥が間伐前。
入れないので、取り敢えず手前から間伐を始めていくのですが、たくさんの枯れたシノダケが倒れています。
入ることが出来ない状態のシノダケのヤブ
最初に行うのは、足で踏みつけて枯れたシノダケを取り除く作業です。
ボキボキ、バキバキと音を立てて地面に落ちます。格闘技状態です。
10本あれば、5本は枯れている、そんな感じです。
取り敢えず、その場に置いて先に進みます。
踏みつけて折れた枯れたシノダケの様子
踏みつけて残ったシノダケも多くが頭を下げて斜めになっています。
巻きついた弦が生い茂り、本来真っすぐ上に伸びるはずのシノダケが、弦の重さと冬の間に周りから降り積もった枯葉で延びることが出来なくなった結果です。
枯れたシノダケも一緒になっています。
曲がったシノダケは必死になって、分枝して真っ直ぐ上に枝葉を立てるので更に頭を垂れる結果になっています。
可哀そうな状態です。
弦類がシノダケに巻きついた状態のシノダケ林
間伐を進めていく中で、上を観ると弦と枯葉が溜まっている状態に遭遇します。
無理に弦類を引っ張ると大変です。
枯葉が雪のように降り注ぐことになります。たまりません。
枯葉との戦いを避けて、立ち枯れしたシノダケなどを出来るだけ間引いています。
迂回作戦です。
弦と枯葉などに覆われた状態のシノダケ林
間伐する中で、出来るだけ、斜めに傾いたシノダケを立ち起こすようにしています。
弦が何本ものシノダケを巻き込むように絡まっているので、少しずつ弦を切りながら、立ち上げます。
でも残念なことに途中から枯れているシノダケも多く、形が戻らないものも多くあります。
無理に引っ張るとボキンと折れてしまいます。
弦類の除かれた状態のシノダケ林
悪戦苦闘しながらも間伐は少しも前に進みません。
でも少しずつですが進んでいることも分かります。陣地が拡がります。
何より、次に育っていくシノダケが真っ直ぐに育つ環境を作ったような充実感が味わえます。
一緒にやりませんか。ストレス発散に最適ですよ。
キレイになったシノダケ林
N山さん
間伐前のシノダケ林は、何年もの間、ヒトの手が入っていませんでしたから、中に分け入るのも躊躇うような状態でした。
誰もが大変な作業だと思うでしょうが、これがやってみると面白いのです。
そんな話です。
写真は、手前が間伐後。奥が間伐前。
入れないので、取り敢えず手前から間伐を始めていくのですが、たくさんの枯れたシノダケが倒れています。
入ることが出来ない状態のシノダケのヤブ
最初に行うのは、足で踏みつけて枯れたシノダケを取り除く作業です。
ボキボキ、バキバキと音を立てて地面に落ちます。格闘技状態です。
10本あれば、5本は枯れている、そんな感じです。
取り敢えず、その場に置いて先に進みます。
踏みつけて折れた枯れたシノダケの様子
踏みつけて残ったシノダケも多くが頭を下げて斜めになっています。
巻きついた弦が生い茂り、本来真っすぐ上に伸びるはずのシノダケが、弦の重さと冬の間に周りから降り積もった枯葉で延びることが出来なくなった結果です。
枯れたシノダケも一緒になっています。
曲がったシノダケは必死になって、分枝して真っ直ぐ上に枝葉を立てるので更に頭を垂れる結果になっています。
可哀そうな状態です。
弦類がシノダケに巻きついた状態のシノダケ林
間伐を進めていく中で、上を観ると弦と枯葉が溜まっている状態に遭遇します。
無理に弦類を引っ張ると大変です。
枯葉が雪のように降り注ぐことになります。たまりません。
枯葉との戦いを避けて、立ち枯れしたシノダケなどを出来るだけ間引いています。
迂回作戦です。
弦と枯葉などに覆われた状態のシノダケ林
間伐する中で、出来るだけ、斜めに傾いたシノダケを立ち起こすようにしています。
弦が何本ものシノダケを巻き込むように絡まっているので、少しずつ弦を切りながら、立ち上げます。
でも残念なことに途中から枯れているシノダケも多く、形が戻らないものも多くあります。
無理に引っ張るとボキンと折れてしまいます。
弦類の除かれた状態のシノダケ林
悪戦苦闘しながらも間伐は少しも前に進みません。
でも少しずつですが進んでいることも分かります。陣地が拡がります。
何より、次に育っていくシノダケが真っ直ぐに育つ環境を作ったような充実感が味わえます。
一緒にやりませんか。ストレス発散に最適ですよ。
キレイになったシノダケ林
N山さん