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なな山の門松 [よもやま話]

いつの頃から始まったのか知らないが、なな山の12月の活動の中で、毎年「門松づくり」が行われている。
私が関り始めたのは、会に参加して初めての年だったと思うが火曜日の木工クラブのなかで作ったと思う。どちらかというとA田さんが手早く作るのを見ているだけであった。

記念写真.jpg
飾りつけ時の記念写真

なな山には孟宗竹がない。これまでは中央公園からでる孟宗竹をもらって来ていたが、ここ数年はN黒さんに頼んで亀ヶ谷から頂いている。今年は、竹細工や竹杭を作るために新たに伐木して少し余分に頂いている。
こうして今年も門松づくりの準備が始まったが、今回は少し様子が違って感じられた。これ迄に比べて、A田さんが作り方を若い人たちに伝えるようにしているようと感じられた。
そんなことで会の歳時の一つとして「門松づくり」を残していく必要があるとの思いから、なな山では「どんな門松を作っているのか」を記録として残して置くことにした。

◎必要なもの
・孟宗竹(適当な太さのもの:長さ、95cm、80cm、65cmを基準に鉢の大きさに合わせてバランスを考えて調整。二組作成)
・鉢 (直径35cm程度のもの2個)
・飾り (松、杉、センリョウなど、山から調達)
・竹を縛るもの
・鉢化粧(ゴザを巻いたうえで、縄を丁寧に巻く)

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なな山の門松(2024年新春)

◎特徴その他、留意事項
・頂部が節に合わせて平らに切っている。(武家のものとは違うということである)
・マンリョウは実が下がっているので、避けた方が好いらしい。
・鉢が傷んでいるので、次回は買い替えが必要である。
・今年は、最終の木工クラブの日に入り口前に設置した。
   N山さん

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どんど焼きのお手伝い [よもやま話]

1月14日は、多摩市内各所でどんど焼きが行われました。なな山緑地では、前日の13日、青少協第二地区の和田中学校で行われるどんど焼きのあんこの材料として、なな山緑地内で発生した落枝を提供しました。併せて、餅を先端に付けて焼くための竿としてシノダケも提供しました。去年に続いて2回目となりました。

記念写真.jpg
積み込んだ後の記念写真:青少協のみなさん

10時前に一台のトラックに3人で取りに見えました。
あんこ用の落枝は、昨年の経験から燃える時間を短くするために太いものを避けました。ナラ枯れによって自然に落ちた枝が有効に使われました。
シノダケは、昨年の春に行った東の山の間伐時に取り置いたもので、なな山の畑で使う分を除いて、全部持って行って頂きました。

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トラックへの積み込み

広場奥に積んであったナラ枯れの落枝とシノダケ材がキレイに搬出され、どんど焼きの材料として活用されました。どちらも地域の行事のお手伝いになったと思います。
これからも続けていくことが求められています。

片付いたスペース.jpg
きれいに片付いた広場の奥のスペース

   N山さん

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2024年活動開始! [よもやま話]

なな山緑地の会のみなさん

明けましておめでとうございます。
昨年は、会の活動20年の節目にTAMAサスティナブルアワードを受賞し、誇らしい一年となりました。
一方、ナラ枯れが進み落枝の危険から、これまで行われてきたイベントの中止など活動の制限を余儀なくされた一年でもありました。
それでも一年を通して怪我もなく楽しく活動をすることが出来たと考えています。これに勝る喜びはありません。

さて、今年も一年の安全を祈念する山初めから一年の活動が始まります。
昨年にも増して危険な状態の中での活動となります。危険な枯損木の処理の問題、林床植物周りの手入れ、イベント再開への環境整備、伐木後を見据えた苗の育成などたくさんの課題があります。いまは、みんなで話し合って、安全を保ちながらも協力し合って、それぞれの思いを叶えていく方向で進めていくことが大切だと考えています。

そんなこともあり、次の14日の定例活動日は、昨年に続き意見交換会を予定しています。年末にお願いしたアンケートの結果をI田さんがなな山だより・新年号の表紙の形でまとめてくれましたので、それを予め紹介して、他の人の考えや気持ちを共有して、それを踏まえた議論が出来ればと考えています。

正月中には、倉庫の前に大きな落枝がありました。安全に気を配りながらの活動となります。
出来ることを丁寧に始めて、次に繋がっていくように活動出来ればと思います。

よろしくお願いします。
   N山さん

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なな山だより60号 p.1

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森木会 20年表彰・10年表彰 [よもやま話]

11月25日、多摩グリーンボランティア森木会の総会に先立って20年表彰と10年表彰として該当者に感謝状と記念品の授与が行われました。

なな山緑地の会では、20年表彰として、A田さん、K田さん、N原さん、T谷さんの4人が表彰されました。なな山を代表してK田さんが、多摩グリーンボランティア森木会のT村会長から受領しました。
10年表彰はO田島さん一人でしたが欠席のため、これもK田さんに受け取ってもらいました。K田さん、ありがとうございました。

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なな山緑地の会の分も含めて感謝状と記念品を受けるK田さん

森木会からの表彰を受けて、なな山緑地の会の朝のミーティングでA田さん、O田島さんにお渡ししました。T谷さんも顔を見せてくれ渡すことが出来ました。N原さんには郵送させて頂きました。
長年なな山緑地の会を支えて頂いたことに感謝すると共に、これからもなな山緑地の会を支えて頂ければと思います。
なお、森木会会員で20年を超えて活動をされている方は13名、10年続けている方は14名とのことでした。

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10年表彰の人たちと一緒に記念写真

   N山さん

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【速報】TAMAサスティナブル・アワード2023地球温暖化対策部門の大賞に決定 [よもやま話]

なな山緑地の会のみなさん

当会が応募していた「TAMAサスティナブル・アワード2023」については、審査の結果、大賞(地球温暖化対策部門)に決定したとの通知がありました。
   N山さん

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厳しい残暑のなか生育を期待したい - 九月の畑作業の進み具合など [よもやま話]

今回は、なな山の九月の畑の報告です。

八月にたくさんの甘いスイカを作ってくれた畑は、10日の定例活動日にキレイに耕運、施肥と畝づくりが行われました。

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畝づくり

そして、二日後の12日木工クラブの日には、ダイコンの種まきが行われました。

T橋さんの話では、正月前のダイコンの収穫を考えると、次回の定例活動日での種まきでは遅すぎるとのことでした。
T橋さんの他、M倉さん、Y元さんが手伝って、種まきが行われました。

ダイコンの種まき.jpg
ダイコンの種まき

下の写真は、16日に撮影したものです。
アッという間にダイコンが芽を出していました。

今年も収穫が楽しみです。
M岡さんの水遣りにも感謝です。

ダイコンの発芽.jpg
ダイコンの発芽

今年は、スイカは豊作でしたがカボチャには厳しい天候だったようです。
里芋は、猛暑が続く中、雨の降らない日が続いて必死の水遣りでも難しいようでしたが、ここに来て少し持ち直したように思います。

昨年は畝の間を潜れるほど高く育っていましたが、今年の背丈はかなり低く見えます。
どんな里芋が収穫できるかわかりませんが、楽しみにしたいと思います。

里芋の生育.jpg
里芋の生育(九月中旬)

これも心配していたハヤトウリですが、少し元気になりました。
どうなっていくのか期待しながら見守りたいと思います。

ハヤトウリの生育.jpg
ハヤトウリの生育

今年の猛暑の中、頑張って育ってくれている畑の野菜の様子でした。
   N山さん

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ヤマザクラの植樹その後 [よもやま話]

7月9日の定期活動日に参加した青山学院大学生からの感想文が届きました。その中で、東の山で植樹をしたことが触れられていました。
植樹した二本のヤマザクラの現在の様子を報告することにします。

植樹(補植)したヤマザクラは、なな山で実生苗としてポットに移して丸二年ほど経っていたと思います。背丈ほどの高さに育っていました。

一週間後の様子を写真に残していますので、先ず、それを紹介します。
経過が気になって水遣りをしたのですが、その時の状況です。

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二本の植樹のうち、敷地東側の道により近い一本の様子

この時点では、まだ僅かに枯れないで残っている葉もありました。

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シノダケ林に近い奥の方のもう一本の様子

ほぼ全ての葉が枯れている状態でした。
既に手遅れのように思いましたが、僅かな望みを託して水遣りを行いました。

こんなふうになったのは、植樹の後、とても暑い日が続いたこと、7月にも拘らずほとんど雨が降らなかったことで、干上がってしまったと思われます。

感想文を受けて、現時点での状態を観察してきました。

しばらく放置しておくとこんな状態になります。
今年の周りの草の成長は、著しく早いです。支柱にクズなどのツル類が巻きついていました。

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手前の一本の様子

ツル類を取ってあげると、既に、最初の葉は枯れ落ちていましたが。新しい葉が数か所から生えて来ていました。
根が生きていると思います。もう大丈夫のではと思いました。
土の中の見えない根が、頑張ってくれていました。

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奥のもう一本の様子

こちらは、新しい葉が見当たりませんでした。
もう少し様子をみるしかありません。
まだ可能性はあるのかな、と思いました。

・・学ぶことは多いですね。
植えるだけでは、植樹したことにならない、そう言われたように思います。
その後の水遣りが欠かせないでしょう。自然に任せるのなら、植樹の時期を考える必要がありました。
もっとも、今年の気候が異常だったとも言えるのでしょうが、やりようはあったのかも知れません。
   N山さん

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この水色の卵は? [よもやま話]

4年目のナラ枯れ調査中、コナラのそばで水色の卵を発見。
スカイブルーの綺麗な卵が3個。樹上や樹の中なら分かるが、地表に巣を作りその中に卵とは無防備。食べてください、と呼びかけているようなもの。

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調べてみた。
ガビチョウの可能性あり。甲高く鳴く鳥。「特定外来生物」。ただ繁殖期が4月~7月のようで8月末の卵は珍しいのでは。

「ガビチョウの巣」(森林総合研究所)
https://www.ffpri.affrc.go.jp/tmk/midokoro/tanhou/7july/gabichou.html
「ガビチョウ」(侵入生物データベース、国立環境研究所)
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/20150.html

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実生苗の保全・育成プロジェクトが始まる!【東の山の植樹地】 [よもやま話]

なな山緑地の東の山の東端、中和田通りに面した擁壁の上部は、現在植樹地(補植)となっています。今回は、これまでの経緯と現在の状況の報告です。

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最近の様子

2021年11月になな山の東端の擁壁の上部にあったシノダケが突然皆伐されました。道路拡幅工事に伴って、なな山緑地の東側隣地の擁壁を移設するとのことで、道路交通課により行われました。
なな山の敷地内のシノダケの伐採は、その隣地の擁壁工事に伴って、3本の東電柱を移設するため、擁壁前の電柱との間での布設替えから行ったとのことでした。電線の敷設ルートを確保するためなな山緑地内の道路際の木を7本ほどが伐採されました。

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2021年11月7日ブログ

何でも好いことはあるもので、これにより翌年の春にはコブシの花が中和田通りから楽しめるようになりました。
隣地の擁壁工事は行われたものの道路の拡幅工事の実施までには数年かかるとの話を受けて、新たな道路境界を想定してその内側に木工クラブが中心になってサクラの植樹(捕植)を行いました。

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2022年3月12日ブログ

その後ヤマサクラ6本とクヌギ1本を補植しました。
ほぼ半年後の東の山の捕植樹の経過観察では、鉛筆ほどの太さだった苗木が三カ月ほどで立派に成長していました

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2022年6月17日ブログ

そしてさらに今回2023年6月、草刈りとヤマザクラの支柱立てに東の山に入りました。
6本のヤマサクラもクヌギ1本も元気に育っていました。
特に日当たりの好い場所では成長が早いようで、ヤマザクラには支柱を立て樹形を整えるようにしました。

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支柱を立てたヤマザクラ

今回は、定例活動日に実施しましたが、新たなプロジェクトも始まったので、その報告です。
東の山の植樹地に行くと、樹名札を付けた実生苗を見つけることが出来ます。
2023年3月の総会でA田さんから「ナラ枯れによる伐木ばかりではなく、今年は実生苗を保全して樹木になるまで育成していく取り組みを始めましょう」という趣旨の発言がありました。
樹名札はA田さんの趣旨を受けてM倉さんとY元さんが設置してくれました。
コナラ4本、サクラ1本、エゴノキ1本です。

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実生を保全して名札を付けたコナラ

シノダケの皆伐から始まった植樹ですが、ヤマザクラが咲き始めると、コブシ、ヤマザクラ、エゴノキの花をバス通りから楽しめる日が来るのではないでしょうか。
東の山の草刈りというなな山での仕事が一つ増えてしまいましたが、実生からのコナラの成長などと併せて、楽しみにしたいと思います。
   N山さん

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ヤブレガサ、オオカモメヅル……こんな花が咲いていた! 6月初旬の山に 【なな山さんぽ】 [よもやま話]

前回、広場周りの草花の拡大写真が好評(?)だったので、「なな山の植物」にも写真が掲載されているものについても、写真を撮ってみることにしました。今回はそれを紹介します。

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ヤブレガサ

この写真からヤブレガサと分かる人は少ないのではないでしょうか。
色、形、その構成に「なんじゃこりゃ、」でした。

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オオカモメヅル(横から)

去年、アサギマダラの幼虫を確認したオオカモメヅルですが、今年は株が増えていて元気です。
肉眼では、殆ど点のようにしか見えない花ですが、こんな形をしているのかと驚きました。

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オオカモメヅル(正面からの写真)

なんとか、正面からの写真も撮れましたので、載せました。
白い部分が雌花、小豆色が雄花でしょうか。

ムラサキニガナ.jpg
ムラサキニガナ

中の谷の奥でひょろ~っと伸びていて、その姿も変わっていますが、咲き始めた一輪を撮りました。
風に揺れる中で、なんとか撮れた一枚でした。

ここからは、届かない場所に咲いていた木の花を二つ紹介します。

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ムラサキシキブ

なな山にはたくさんあるムラサキシキブ。
場所によって開花の状態が違うので、暫く楽しめるのではないでしょうか。

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クマノミズキ

こちらは、中和田通りに面した場所で咲いていました。そんな高くない場所に咲いていましたが、高木になるそうです。
バス通りの拡幅で伐採されそうな位置なので心配です。

植物初心者なので、写真の植物の詳しいことは少しも知りませんが、なな山で咲く花々を観察し始めたことで、今までは見えなかった花々に自然と目が行くようになってきました。
   N山さん

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