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「なな山だより」56号をホームページで公開! [なな山だより]

なな山緑地の会のみなさん

10月9日の活動日に「なな山だより」56号が発行されたので、なな山緑地の会のホームページで公開しました。パソコンとスマホでご覧いただけます。

55号は、宮崎さんへの追悼や、オオカモメヅル・コバノカモメヅル、タマ市制0周年記念感謝状、5月~8月に開催されたイベントが掲載されています。リレーエッセイでは「コロナ禍での出会い」、「上級救命救急再講習を受講して」が取り上げられています。

是非ご覧ください。

 なな山緑地の会ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/

nanayama_56.png
なな山だより56号

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なな山の「宝」 - なな山だより [なな山だより]

春のなな山の楽しみは、ニオイタチツボスミレの咲き誇った後の斜面に現れる黄金のキンラン。2019年の調査で131株(西の山限定)を確認しました。モニタリング調査エリアでは31株。今年4月24日の活動日に28株をみつけました。一昨年からエリアテープをはずし、周辺と同様に下草刈りをしています。

花は全開せず、半開き状態のままで、花弁は5枚で3裂する唇弁には赤褐色の隆起があります。花言葉は「眠れる才能、華やかな美人」だそう。なるほど。レッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている稀少種です。

コナラ、クヌギなどの樹木と菌根菌と共生する植物とされ、周囲環境と土壌環境が生育の絶対条件のようです。たくさんのキンランが咲くなな山は、良質の里山ということでしょうか。
   I井さん
   「なな山だより」55号(2022年5月)より

キンランなな山の宝P.3.JPG
キンラン

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和服に魅せられて ~ 深めよう会員の絆 リレーエッセイ - なな山だより [なな山だより]

私は時間に余裕があるときには着物を着て楽しんでいます。いかり肩の私には着物にはご縁がないとずっと思ってきましたが、団地内のサークル活動で“着付けの講習会があるけど参加してみない”と誘われて初めてみることにしました。

6年もの間、先生から親切に教えて頂き、普段着から留袖(和服のフォーマル)まで着られるようになりました。外出先でも和服姿の人を見かけるとすぐに目がいってしまい、着物と帯、帯締めと帯揚げなど、どれだけ見ていても飽きることがありません。
今年もあっという間に四月も終わりに近づいています、気温が高くなった今では、袷(あわせといい、裏地のある冬用の着物)の時期もそろそろ終わりだなあと私的には思っています。その前に、この新緑の時期にはもってこいの萌黄色(もえぎいろ) の紬(つむぎ)は着ておこう!!この着物にどの帯を合わせようかな、小物は何にしようかなとあれこれ考えるだけでもあっという間に至福の時間は経っていきます・・・

五月には単衣(ひとえといい、裏地のない春秋用の着物)を着よう!!襦袢(着物用の下着)の半襟は夏用にはまだ早いから少し透け感がある生地で作ってもいいかもしれない、すでに頭の中で生地選びが始まっています。
   A宮さん
   「なな山だより」55号(2022年5月)より

着物.png

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南鶴牧小学校 初春のなな山観察会(3/26) 春のなな山観察会(4/16) - なな山だより [なな山だより]

春の息吹が感じられる観察会となりました。
中でもどんぐりから根が出て、芽吹く姿に子どもたちも目は見張っていました。
子どもたちはクヌギとコナラの幹の見分け方、シュンランやヤブレガサ、ウグイズカグラなどの名前も覚えてくれたことと思います。熱心に写真に撮っていました。
落ち葉プールもご準備いただき、そりにのって滑る経験もなかなかできないことです。
いつもご準備いただき、本当に幸せな子どもたちです。自然に親しみ、慈しむ体験ができるこの観察会をたくさんの子に経験させてあげたいと思います。
   3月26日 コーディネーター T橋さん

4月16日(土)、南鶴牧小「春のなな山観察会」。50名以上の参加になった。当会からは、7名がサポートした。副校長に続いてM崎さんのあいさつのあと、3班に分かれて観察スタート。
広場に落ちているクヌギの雄花から話が始まる。「小さいドングリがこんな大きい木になるの?!」と感動の声が上がる。ハナイカダの雄花と雌花を見て、ミョウガ、エビネ、サイハイラン……と西の谷を進む。クリアファイルで作られたカシナガトラップではナラ枯れの話。中の谷では多種の植物を見て廻り、子どもたちからは喜びの声が上がっていた。広場に戻り、クヌギの実生(みしょう)の苗づくり。クヌギのドングリから生えた実生をポッドに移し替える。家に持って帰って育てる子もいれば、なな山に置いて成長を楽しみにする子も。成長を見届けようね。次回は夏。木々の緑で覆われ、野草が生い茂るなな山の空気は格別だよ。また来てね。楽しみに待っています。
   S子
   「なな山だより」55号(2022年5月)より

実生の苗づくり 南鶴牧P.2.JPG
実生の苗作り

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ヨモギ キク科 蓬 - なな山だより [なな山だより]

キク科の花の特徴は小花がたくさん集まり、それらが一個の花に見えることです。タンポポ(タンポポ属)、ヨメナ(ヨメナ属)、ヨモギ(ヨモギ属)どれも小さい花の集まりですが、属によって花の形はいろいろです。

タンポポは舌状花のみ、ヨメナは舌状花と筒状花、ヨモギは筒状花のみの集まりです。タンポポとヨメナは虫媒花ですから光を受けて上を向き、ポリネーター(虫などの送粉者)に存在をアピールしています。ところが、ヨモギの花は筒状花で下を向いて咲いています。キク科の中ではヨモギだけが風媒花です。ですから目立つ必要はなく、花粉を運んでもらうべく風を待っているのです。この小さな花は中心部が両性花、周囲が雌花という構造で、どちらも結実するとのことです。

その昔、昆虫の誕生に伴い、植物は風媒花から虫媒花へ進化したと言われています。その中でもヨモギは虫媒花から再び風媒花へと進化し直したのではないかとも言われています。草餅を味わいながら、ヨモギの来た道に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
   N原さん
   「なな山だより」55号(2022年5月)より

ヨモギ 植物誌P.3P9190072_640.jpg
ヨモギ

タンポポ 植物誌P.3P3290081_640.jpg
カントウタンポポ

カントウヨメナ-開花時期植物誌P.3.jpg
カントウヨメナ 「植木図鑑 植木ペディア」より

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桜ヶ丘第一保育園なな山遊び - なな山だより [なな山だより]

日にち:3月16日(水)
先日はなな山緑地をお借りしての遠足、ありがとうございました。斜面を使って落ち葉の上をそり滑りしたり、落ち葉プールに飛び込んで全身埋もれたり…。全身を使って山を駆け回り、普段の活動ではなかなか体験できない遊びを経験させていただきました。お弁当の後には大人でも大きいようなぶんぶんゴマをまわしたり、切り枝を使っての自分だけのぶんぶんゴマを作らせていただいたり、最後まで充実した遠足となりました。子ども達もとても楽しかったようで「もう一回上に登って遊びたい!」「またそりで滑りたい」とまだまだ遊びたい様子でした。頂いたぶんぶんゴマを保育園に帰った後早速、年中や年少達に披露したりお土産で渡したりして、帰った後も楽しんでいます。
当日、たくさんの方にご協力いただき、楽しく安全に過ごすことができました。また是非、遊びに行かせてください。本当にありがとうございました。
   (桜ヶ丘第一保育園 年長担当 E藤さん)
   「なな山だより」55号(2022年5月)より

落葉プールで遊ぶ.png
落葉プールで遊ぶ

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「なな山だより」55号をホームページで公開! [なな山だより]

なな山緑地の会のみなさん

5月8日の活動日に「なな山だより」55号が発行されたので、なな山緑地の会のホームページで公開しました。パソコンとスマホでご覧いただけます。

55号は、この間のなな山活動の振り返りや、3月~4月に開催されたイベント・活動報告が掲載されています。リレーエッセイでは会員の素顔「和服に魅せられて」、植物ではキンランやヨモギが取り上げられています。

是非ご覧ください。

 なな山緑地の会ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/

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なな山だより55号

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シュンラン 《なな山つれづれ草》 - なな山だより [なな山だより]

シュンラン ラン科 Cymbidium goeringii
シュンラン.png
シュンラン なな山にて撮影

3月初旬、なな山では西側斜面の雑木林にシュンランが咲きはじめた。まだ冷たい空気のなか、白と淡い緑のその姿には気高ささえ感じられた。これを皮切りに山は一気に春めいていく。

ここに春を謳歌する一枚の絵がある。「春」これは教科書などに出てくる有名な絵。1482-83年頃、ボッティチェリがロレンツォ、デ、メディチのまたいとこの結婚祝いに描いたもの。絵はヴィーナスを中心に踊る三美神、女神プリマヴェーラ、フローラ、西風のゼフィロスなどで構成されている。女神たちの頭上にはオレンジの木、足許にはさまざまな野草、女神プリマヴェーラはバラを撒き、そのコスチュームには色とりどりの花が散りばめられている。春の喜びが溢れるシーンである。

春.png
「春(プリマヴェーラ)」 ボッティチェリ

この絵の中に描かれている植物を詳細に調べた人がいる。その数約500点。そのうち花をつけている植物は約190点、花のない植物(シダ、ロゼット状の葉)は約240点、残りはイネ科やカヤツリ科の草。同定された植物はバラ、矢車ギク、アネモネ、マーガレットなど50種弱で、いずれも春のフィレンツェ周辺で見られる野草であるという。メディチ家といえば金融で富を築き、イタリアルネサンスの中心となって多くの芸術家を輩出したが、その昔は薬商。メディチの名は英語のメディスンである。フィレンツェという地名は花(フィオーレ)からきていることから、この地が植物の生育に適した地であったことがうかがわれる。であればメディチ家では薬草を栽培し、商っていたことが容易に想像できる。そんな歴史をもつメディチ家のために描かれたこの絵、何十種類もの植物を描き分ける画家の観察眼は驚きだが、その絵の中の植生調査をする人がいるとは、さらに驚きであり、また愉快な話だ。そろそろ、なな山でも春の植生調査が行われる。昨年はキンラン、ギンラン、チゴユリ、ヤマユリなど9種類を中心とした調査であった。新しい野草の発見が期待されている。
   N原さん
   「なな山だより」3号(2006年4月)より

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なな山緑地の樹木たち - なな山だより [なな山だより]

なな山緑地は、里山と呼ばれる雑木林を僅かではあるが引き継いでいる場所です。そこは昔、単に「やま」と呼ばれていて、薪や炭の材を切り出し、堆肥作りの落ち葉掃きを行っていました。そのために、下草は常に刈り取られ、樹木は直径10センチ前後で切り払われていました。切り株からは若木が芽を出し、何本かを残し世代交代が何代にもわたって繰り返し続けられていました。切られた材は、キノコ栽培のホダギとしても使われ、キノコや野草などの食材も「やま」から供給されました。このような林の循環の中で林床に芽生えた草花には、個性的なものが多く、今では珍しくなった品種も数多く見られます。

樹木の種類は約67種
そんな雑木林を、人手を加え維持管理していこうという活動に、いま私たちが取り組みはじめたところです。なな山緑地は、1ヘクタール程の広さにいろいろな植生が入っていて興味の尽きない場所です。
植生は大きく二つに分けられます。一つは、落葉広葉樹が主であるいわゆる雑木林であり、もう一つはスギ、ヒノキが植林された針葉樹の林です。それぞれ林床の植生も対照的であり面白い対比を見せています。
樹木の種類は多く、判っただけでも67種類を数え、その一本一本の生い立ちに思いを馳せると、どれにもいとしさが感じられます。この辺りの雑木林の代表的な樹種は、クヌギ、コナラですが、これらは、薪炭材として、江戸時代中ごろから集中的に育てられました。本来の潜在自然植生(潜在的にこの地に生育する植生)は、シイ、カシ、タブなどの常緑の広葉樹といわれています。人手を入れずに放置しておくと雑木林の樹木はこれらの樹種に置き換わっていきます。昔から百年以上続いているいわゆる鎮守の森のシイ、カシの古木からそのことをうかがい知ることができます。

なな山にはこんな木が…
なな山の雑木林は、ここ40年位の間、一部は里山として使われてきましたが、大部分は人手が加えられずに過ぎたようで、落葉広葉樹が大変大きくなり、常緑広葉樹のシラカシ、アラカシ、イヌツゲ、ヒサカキ、クスノキ、タブノキが見られるようになっています。大径木となった落葉広葉樹には、クヌギ、コナラのほかに、ヤマザクラ、ケヤキ、イヌシデ、クマシデ、ホウノキ、エゴノキ、ウラゲエンコウカエデなどがあります。また、その他の特徴のある落葉広葉樹をあげると、高木では アオハダ、サワフタギ、マルバアオダモ、ハリギリ、コブシ、マユミ、ナツハゼ、ネジキ、カキ、ムクノキ、エノキ、ヤマグワ、クリ、ウワミズザクラなどがあります。低木では、ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、ヤマツツジ、ガマズミ、コバノガマズミ、マルバウツギ、ツクバネウツギ、ウグイスカグラ、クロモジ、ゴンズイ、リョウブ、イボタノキなどです。

雑木林と生態系
針葉樹の林は、40年以上前に植えられた部分と20年ほど前に植えられた部分があります。樹種はスギ、ヒノキとサワラも混じっています。今植えられている辺りは谷筋でやや湿り気のある所ですからスギに適していて、斜面のやや高いところはヒノキに適しているといえるでしょう。
木陰が多くやや湿り気のあるこの辺りは、下から生える木も草も落葉広葉樹の林とはまったく異なります。樹木は、アオキ、ヤツデ、カクレミノ、ネズミモチ、トウネズミモチ、ヒイラギナンテンなどの常緑広葉樹が多くあります。
これらは小鳥が実を運んだものや糞の中に混じった種から成長したものでしょう。ハリギリやコブシの芽生えも見られます。マンリョウが大変多く、木としては最小ともいえるヤブコウジはジュウリョウと呼ばれここでもよく見られます。そのほか、ツルグミ、ヤマコウバシ、サカキ、ヒイラギ、タラノキ、コウヤボウキ、クロマツ、アカマツ、アセビ、ニシキギ、ヌルデなどがあります。これからも、新たに見つかる樹木がまだまだある筈です。

雑木林の樹木たちは、人の手も借り、鳥や昆虫、微生物とも命を育むためのやり取りを繰り返し、春夏秋冬のサイクルで成長と世代交代を行っています。太陽と空気と水と土と多くの生き物とそして人との織りなす自然、私たちはこれを生態系と呼んでいます。細かく複雑な生態系の一部ではありますが、私たちの暮らしと雑木林の関わりは、その生態系の中で大変重要な役割を担っているのです。
   相田さん
   「なな山だより」3号(2006年4月)より

なな山緑地の樹木たち.png
なな山緑地全景

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永山小学校PTA行事「シノダケ・ヒンメリ作り」 【イベント・活動紹介】- なな山だより [なな山だより]

日にち:12月4日(土)

永山小学校のPTA主催「シノダケ・ヒンメリ作り」に講師役として参加しました。当日は、子供たちが40人ほど、お母さんが8人。

子どもたちは、1年生から6年生まで参加。意外にも男の子もかなり参加していました。最初は、「六面体に松ぼっくりなどの球果を入れるストラップづくり」に挑戦。私の実演を観て作ってもらいました。みんなちゃんと完成しました。

次に作ったのは、「10面体の防水形吊り飾り入れ」。
こちらは、意外に順調に進みました。
そんなことで、早く終わった子を対象に、用意していた三番目の作品作りを始めました。三作品目は、「正八面体」。早く進んでいる子を相手に作り方を教えました。すると、スゴイですね。早く作れた子が、遅れて来た子たちに作り方を教えてくれました。用意した材料のあまりを欲しい人にあげたのですが、翌日写真が送られてきました。なんと!「六芒星」!。

予想外のことが起きる醍醐味も味わうことが出来ました。写真を送ってくれた人には「部材キット」あげたいと考えているのですが、どうなるでしょう。
また少し、シノダケ・ヒンメリを楽しんでくれる人が増えるのかなと考えるとうれしいです。(N山さん)
   「なな山だより」54号(2022年1月)より

永山小「シノダケヒンメリ作り20121204m_.jpg
出来たヒンメリを披露

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