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シノダケ・ヒンメリ127 切頂二十面体の作り方 【その2】球体を組み上げる [シノダケ・ヒンメリ]

前回、「切頂二十面体」は、「一個の五角形の辺に六角形が5個で一つのユニット」になっているという話をしました。
下の写真の形になります。

ユニット.jpg

今回は、≪作り方≫の続きです。

前回は、最初に「一個の五角形の辺に六角形が5個で一つのユニット」を作るところまで、説明しました。
その際にも書きましたが、「ここからは、ユニット、つまり五角形を中心に周りに六角形を作る作業をしながら、全体を上に組み上げていって球形にしていく」イメージです。
その作業についても法則性があるので、順に進めると難しくないので、説明を続けることにします。

《作業2:ユニットの外側のYの字になっている部分に使って五角形をつくる》

① 上の写真でYの字になっている箇所が五カ所あるのを確認してください。
② その5箇所に五角形を一つずつ5つ作ります(5つ作ると、写真のようになります)。
③ すでに作った六角形の向き合った角から出ているワイヤーにシノダケ材を3本使って五角形を作ります。
必要に応じて、角からワイヤーを引き出してください。
必ず、シノダケ材は、片方が1本、もう片方が2本入れて結びます。
④ これを全部で5回繰り返すと写真のようになります。

ユニット_7.jpg

*次の作業を想像してください。ヒントは、「五角形の周りは六角形」です。

《作業3:今度は、上の図形に六角形を5つ組み上げる》
*こんなふうに言うことも出来ます。「一番外側に作った五角形の周り5つの六角形を作ります。」

① 上の写真で三本でUの字になっている箇所が五カ所あるのを確認してください。
② その5箇所に六角形を一つずつ5つ作ります。写真のようになります。
③ 前の作業で作った五角形の向き合った角から出ているワイヤーにシノダケ材を3本使って六角形を作ります。
必要に応じて、角からワイヤーを引き出してください。
必ず、シノダケ材は、片方が1本、もう片方が2本入れて結びます。
④ これを全部で5回繰り返すと写真のようになります。

ユニット_8.jpg

*前とほぼ同じ作業を繰り返したことが判るでしょうか。
*では、もう一度、次の作業を想像してください。ヒントは、「五角形の周りは六角形」です。五角形を探して、必要な場所に六角形を作るイメージです。

《作業4:組み上げ作業をもう一度繰り返す》
*こんなふうに言うことも出来ます。「五角形の周りに5つ目の六角形を作ります。」

① 上の写真で三本でUの字になっている箇所が五カ所あるのを確認してください。
② その5箇所に六角形を一つずつ5つ作ります。写真のようになります。
③ 前の作業で作った五角形の向き合った角から出ているワイヤーにシノダケ材を3本使って六角形を作ります。
必要に応じて、角からワイヤーを引き出してください。必ず、シノダケ材は、片方が1本、もう片方が2本入れて結びます。
④ 写真は、途中段階のです。これを全部で5回繰り返してください。

ユニット_9.jpg

*これで、五角形の周りに5個の六角形が出来る「ユニット」が6つ出来上がりました。
*では、もう一度、次の作業を想像してください。ヒントは、これまで言っている「五角形の周りは六角形」に加えて、もう一つ。「隣り合う六角形同士の間は、五角形」です。


《作業5:組み上がった球体は、最上部が六角形で構成されているので、今度は五角形を5つ作る》

① 向き合った六角形の角のワイヤーから(必要に応じて)ワイヤーを引き出してシノダケ材を今度は、両方とも1本を入れて結びます。
② これを5回行います。
③ 出来上がると、写真のようになります。

ユニット_10.jpg

*ここで、出来上がった面の数を数えてみましょう。
作業1で、五角形が1、六角形が5でした。
作業2で、五角形が5個増えました。合わせると、五角形が6、六角形が5です。
作業3で、六角形が5個増えました。合わせると、五角形が6、六角形が10です。
作業4で、六角形が5個増えました。合わせると、五角形が6、六角形が15です。
作業5で、五角形が5個増えました。合わせると、五角形が11、六角形が15です。
*「切頂二十面体」は、五角形12と六角形20の 32 面体ですから、
残りは、五角形が1、六角形が5つとなります。

ちなみに、部材の数は、
作業1で、25本。
作業2で、15本。合わせると40本です。
作業3で、15本。合わせると55本です。
作業4で、15本。合わせると70本です。
作業5で、10本。合わせると、ここまでで80本です。
*「切頂二十面体」は、90本で構成されているので、残りは、10本となります。
最後、完成直前まできました。
*どうすれば10本で六角形が5つと五角形が1つが出来るでしょう?・・答えは?

《作業6:答えは、六角形を5つ作る》
その結果、五角形が真ん中に出来上がって終わりです。

① 作業5で出来た五角形の頂点5カ所のワイヤーにシノダケ材1本ずつ入れます。写真の図のようになります。

ユニット_11.jpg

*シノダケ材は5本残っています。

② ①で入れたシノダケ材を繋ぐように1本ずつ入れて隣のシノダケ材の頂点で結びます。
六角形が一つ出来上がります。
③ ②を繰り返します。

*このとき、杉玉を作る場合は、結んだ2本のワイヤーの一方を杉玉の吊元にするためにシノダケ材に入れないで作ることをお奨めします。

④ 突然ですが、5つ目の六角形と一つの五角形が一緒に出来て、完成です。

切頂20面体.jpg

*杉玉の芯にするには、頂部に出来た五角形の角に出ているワイヤーを使って吊元を作って使います。

*ちなみに、杉玉づくりの関連で「切頂20面体」の作り方を紹介しましたが、ワイヤーをシノダケ材の中で処理して、サッカーボールのように遊ぶことも出来ます。・・試してみてください。
・・意外に弾みます。
   N山さん

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シノダケ・ヒンメリ126 切頂二十面体の作り方 【その1】ユニットを作るまで [シノダケ・ヒンメリ]

図形の特徴
「切頂二十面体」は、12個の正五角形と20個の正六角形の合計32面からなる多面体です。

切頂二十面体.jpg
切頂二十面体

「切頂二十面体」という言葉ですが、正20面体の面の角は12カ所ありますが、その角の部分をスパッと切り取ると切片が五角形になります。一方、20面ある三角形の面は、三つの角を切られるので六角形になり、20個の六角形が出来上がります。
因って、「切頂二十面体」と呼ばれていて、サッカーボールの元になっている図形になります。従って、紙を表面に貼って空気を入れて膨らますと球体になります。

残念ながら、シノダケで作るとふにゃふにゃです。でも、杉玉の場合のように、この形を球体の芯にする場合は、一つ一つの穴の形が丸いので杉を指し込みやすくなります。

レシピ
「切頂二十面体」をシノダケ材で作る場合、12個の5角形で60本。20個の6面体は、元々30本で作る20面体なので、全部で90本となります。90本は同じ長さで作ることになります。
今回は、あまり大きくならないように長さ 2cmを90本用意しました。

作り始める前に、「切頂二十面体」の特徴
上の球体の写真を見ると、シノダケ材の交点が三本で構成されているのが判ると思います。このことからワイヤーで編み進める際に必ず交点で新たなワイヤーを引き出して編み進めることになります。

五角形と周囲の六角形.jpg
五角形と周囲の六角形

一方、シノダケ・ヒンメリ作品の多くは、三角形の面を作ることでしっかりとした図形になるように作ってきましたが「切頂二十面体」は、五角形と六角形なので、先に述べたようにしっかりとした形になりません。そのことを予め承知して作る必要があります。

作り始めるにあたって、図形の特徴を承知して頂くと、間違うことなく作ることが出来ます。「切頂二十面体」は、外側を見ると、既に述べたように12個の五角形と20個の六角形ですが、「一個の五角形の辺に六角形が5個で一つのユニット」になって規則的に並んでいます。このユニットを強く意識してください。常に、「五角形を作った後は、必ずその周りに5個の六角形になっている」ことを確認すれば、間違うことなく最後まで作れるます。

作り方
《作業1:最初に「一個の五角形の辺に六角形が5個で一つのユニット」を作る》
 先ず、五角形をつくります。

ユニット_1.jpg

 2本のワイヤーを1本のシノダケ材に入れて、1本のワイヤーにシノダケ材を入れておきます。

 五角形の隣の角からワイヤーを引き出してシノダケ材を3本入れて②のワイヤーと繋ぎ六角形に繋ぎます。

 下の図のようになります。

ユニット_2.jpg

注意点1:3本のシノダケ材の交点ではワイヤーの端部が出ないようにしましょう。
注意点2:ワイヤーが出来るだけ、一ヶ所に2本以上出ないに心がけましょう。3本になっても、次の時点で2本になれば問題ありません。

 注意点を確認しながら、五角形の周りに六角形を作って行きます。


 常に五角形を確認して、その周りに六角形を作ることを意識してください。下の図は、上の六角形からのシノダケ材1本と五角形の隣の角から引き出したワイヤーにシノダケ材を3本入れて六角形の二つ目ができた状態です。

ユニット_3.jpg

 「同じこと」を繰り返して、3つ目の六角形が出来ました。
*ここでいう「同じこと」とは、「六角形からのシノダケ材1本と五角形の隣の角から引き出したワイヤーにシノダケ材を3本入れて六角形にする」作業です。

ユニット_4.jpg

 五角形の最後の角からワイヤ―を引き出し「同じこと」を繰り返して、五角形の周りに4個目の六角形が出来上がります。

ユニット_5.jpg

 今度は、六角形の角二ヶ所からワイヤーを引き出し、片方にシノダケ材を1本、片方に2本を入れて結びます。

ユニット_6.jpg

これでユニットが出来ました。第一段階が終了です。
今回はここまでとします。

*ここからは、「ユニット」つまり「五角形を中心に周りに六角形を作る作業」をしながら、全体を組み上げて球形にしていくイメージです。
*その作業についても法則性があるので、順に進めると難しくはありません。その過程を次回説明します。
   N山さん

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やまとさくら保育園でのシノダケ・ヒンメリ作り講座 [シノダケ・ヒンメリ]

2月3日土曜日に、聖蹟桜ヶ丘近くのやまとさくら保育園で、シノダケ・ヒンメリ作りイベントを行いました。
キッカケは、ホームページを通じて保育園側から要請があり、保育園のイベントとしてシノダケ・ヒンメリ作りの講師をお願いしたいということでした。

やまとさくら保育園.jpg
やまとさくら保育園のエントランス

今回は、事前に保育園に伺って、作るものの打ち合わせを行って決めました。
作った作品は、チラシにもある「球果入り正八面体」と「形の変わる簡単五芒星」の二種類となりました。

チラシ.png

上のようなステキなチラシを作ってくれ、募集には6組が応募してくれました。園児と保護者の他に小さい子や小学生、そして保育士の先生も加わって、楽しいイベントとなりました。
なな山からは、M岡さん、A宮さん、N田さんと私が講師役で出向きました。

園児と保護者と先生を対象にヒンメリ作りを楽しむ機会を得ることとなりました。
会場の様子を写真で掲載したかったのですが、プライバシーに配慮して、割愛させて頂きました。
参加した皆さんには喜んでもらえました。終始和やかに、子や孫に接するようにオバアチャン、オジイチャンをしてきました。
   N山さん

保育園内.jpg
(中山記)

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シノダケ・ヒンメリ講座 in かるがも館(2023-7-29) [シノダケ・ヒンメリ]

7月29日に和田・東寺方コミセン(通称「かるがも館」)で開催を予定したシノダケ・ヒンメリ講座「八角星入り正六面体」作りは、応募者がお一人だったことから、ご本人の了解を得て、集まった時点で、「講座としては中止」とさせて頂きました。

残念な結果になってしまった原因ですが、通年のように広報「たま」での周知を行うことが出来なかったこと、グリーンライブセンターとかるがも館にはチラシを掲げたのですが「かるがも館」の場所になじみがないこと、「かるがも館」は和田緑地に近いことから和田緑地の会のメンバーに声掛けをさせて頂いたのですが日時の都合がつかなかったことなど、ということになるかと思っています。

八角星入り正六面体.png
八角星入り正六面体

ということで「講座」は中止にしたのですが、集まったなな山緑地の会のメンバー4人と応募者1名の方との5人で、「練習会」として課題の「八角星入り正六面体」作りを行うことにしました。2時間ほどの間に、和やかな雰囲気のなかで、一人一個ずつの作品を完成させました。

講座に向けて三方の森コミュニティー館で行った「練習会」の成果もあって、みなさんそれぞれに上手に作品が出来ました。
なお、「練習会」としては、好評でした。

練習会.jpg
練習会の様子

なお、このように変則的なことになった理由ですが、応募者が、共催者である多摩市グリーンボランティア連絡会に関わるメンバーであったことから、「講座」から「練習会」への切り替えをお願いしました。
ご了承ください。
   N山さん

参加者.jpg
「練習会」のビジターさん

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シノダケ・ヒンメリ125 八角星入り正六面体の作り方【後編】八角星外側の「正六面体」の作り方 [シノダケ・ヒンメリ]

前回No.124で「八角星」を作るまでの手順を説明しました。最初に「正六面体」に入れる作業をするために「八角星」の最後の処理を一ヶ所変更します。
最後の八個目の角の先端で、3本のワイヤーを残してください。
ここからの作業は、3本のワイヤーを使って進めます。

下の写真では右上に3本のワイヤーが出ています。

3本ワイヤー残し.jpg

前段階としては、3本のワイヤーに1本ずつシノダケを通して、頂点で結んで終わります。

前段階.jpg

ここまでの手順で、今回は、上図のような八角星が出来ます。
この「八角星」を「正六面体」の中に入れていく作業手順は、示します。

1)3本のワイヤーのうち一本にシノダケを入れて隣の角と結びます。

ステップ1.jpg
ステップ1

2)更に同じ作業を繰り返して、3本のワイヤーと対極の位置まで進めます。

ステップ2.jpg
ステップ2

この終点の位置で四角を書くように、次の作業をします。

3)最初の位置の2本のワイヤーのうち1本にシノダケを入れて1)及び2)と同様の作業を行います。

ステップ3.jpg
ステップ3

上の図では、左上にワイヤーが1本、右下(手前)にワイヤーが2本になり、四角形が出来上がります。

次に引っくり返して四角形の角から柱を4本立てる作業をします。

4)最初に2本のワイヤーをシノダケの中に処理して、四角形に垂直にシノダケを1本立てて結びます。
(二本のワイヤーがシノダケの中に隠れているかを確認して進めましょう。)

ステップ4.jpg
ステップ4

5)残り3つの角から同様に柱を立てるように、シノダケを入れて上の角と結びます。

この際、四角形の角2つには、ワイヤーが出ていないので、ワイヤーを引き出して作業します。

ステップ5.jpg
ステップ5

6)底の四角形の角から4本のシノダケが柱のように立って角と結ばれています。その先端に1本ずつワイヤーが出ているのを確認しましょう。

ステップ6.jpg
ステップ6

後は、角と先端をぐるりと回して四角形を作れば完成です。

7)下の図は、右手前から時計回りに進めました。

ステップ7.jpg
ステップ7

その場合、左手前にワイヤーが2本になります。
次にシノダケを入れて進める際に、ワイヤーの短い方を1本切って2本をシノダケに入れることを忘れないようにしましょう。

8)順に3回繰り返した形になります。
最後の一辺を入れて完成です。

ステップ8.jpg
ステップ8

いずれの場合も、ワイヤーが角に出ていないように確認しながら進めましょう。

9)これで完成です。
端部は、ワイヤーの先端を適当に切ってシノダケに入れて吊元を作って完成です。

ステップ9.jpg
ステップ9

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シノダケ・ヒンメリ124 八角星入り正六面体の作り方【前編】おさらいによる「八角星」までの作り方 [シノダケ・ヒンメリ]

今年のシノダケ・ヒンメリ講座で作る「八角星入り正六面体」は、一見すると難しそうですが、手順は「正八面体」「八角星」そして「正六面体」を順に作っていくことで出来上がります。

2021年9月に行った講座「正八角星」の部材の長さを変えることで出来る「八角星」を作り、更に「正六面体」に入れる作業を加えたことになります。
これまでの記事でおさらいをします。

「正八角星」の作り方は、動画版では、三部構成です。
最初に「正八面体」作りです。
https://www.youtube.com/watch?v=4CKt_ppCs4o&t=32s

part_1.png

動画版では「正八角星」ですが、今回は部材の長さを変えて「八角星」を作ります。作り方の手順は同じです。

前半の「角四つ」の部分と後半の「角四つ」と作り方を変えているので二つの動画に分かれています。

前半部分は、
https://www.youtube.com/watch?v=TIXepItKiwg&t=1s

part_2.png

後半部分は、
https://www.youtube.com/watch?v=h_3MYK2j1A8

part_3.png

ここまでの動画のQRコードを添付しておきます。
動画では、いくつかのコツのようなものについても触れていますので、お薦めです。

qr_1.png

qr_2.png

qr_3.png

ここまでの手順で、今回は、下図のような八角星が出来ます。

八角星.jpg

この「八角星」から先、「正六面体」の中に入れていく作業手順は、次回のブログで紹介します。

【参考】ブログ記事は以下です。
○正八面体の作り方
https://nanayamaryokuchi.blog.ss-blog.jp/archive/20170528

正八面体の作り方.png


○正八角星の作り方
https://nanayamaryokuchi.blog.ss-blog.jp/archive/20210825

八角星の作り方.png

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シノダケ・ヒンメリを作ろう《八角星入り正六面体》【なな山緑地の会クラフト講座】 [シノダケ・ヒンメリ]

恒例のシノダケ・ヒンメリ講座。今年は7月29日に開催されます。
今回は、八角星入り正六面体つくり。シンプルで美しい飾りが魅力的です。
是非ご参加ください。お待ちしています。

ヒンメリ」はフィンランドの装飾品で、中空の麦わらに糸を通して作るモビールのような飾り。
シノダケ・ヒンメリ」は、麦わらの代わりにシノダケ(アズマネザサ)を使います。
シノダケは丈夫で壊れにくく、糸の代わりにワイヤーを使うので簡単に製作できます。
今回は、写真の八角星入り正六面体を作ります。

八角星入り正六面体_1.png
八角星入り正六面体

八角星入り正六面体_2.png
別な角度から見るとこんなふうに見えます。

日 時:2023年7月29日(土) 10時から12時頃まで
場 所:和田・東寺方コミセン「かるがも館」第一会議室
対 象:中学生以上
定 員:10人(申込み先着順)
材料費:500円(保険料を含む)
主 催:なな山緑地の会
共 催:多摩市グリーンボランティア連絡会

○申込受付・問合せ
6月27日(火)より受付を開始します。
下記メールアドレスまで住所、氏名、年齢などを書いて、お送りください。
shinodake-himmeli-nanayama@nifty.com

○主催:なな山緑地の会
中和田通りの百草団地の手前右側にある「なな山緑地」(和田15号、16号)の維持管理を行っているボランティア団体です。
詳細は、ホームページ・ブログをご覧ください。
・ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/
・ブログ https://nanayamaryokuchi.blog.ss-blog.jp/

○共催:多摩市グリーンボランティア連絡会
 住所:多摩市落合2-35 多摩中央公園内多摩市立グリーンライブセンター
 tel.042-375-8716 FAX.042-375-0087

flyer-01.png

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シノダケ・ヒンメリ122 【基本知識】 ワイヤーの処理方法 [シノダケ・ヒンメリ]

シノダケ・ヒンメリ作りは、シノダケ材にワイヤーを「入れては繋ぐ」を繰り返して、形を作っていきます。
ワイヤーの視点で言うと、シノダケ材にワイヤーを通して、「結ぶ」、「繋ぐ」と「引き出す」の三つの作業になります。今回は、この基本的な作業について説明します。

1)「結ぶ」は、二つに分けられます。
1-1)作り始めの最初は、ワイヤーに何本かのシノダケ材を入れて三角形などの多角形を作ります。この際の作業をここでは、「ワイヤー同士を結ぶ」と言います。

三角形の場合.jpg
三角形での場合の図を示してします。
シノダケ材を通した、赤と黒のワィヤーをクロスさせ、互いに別のワイヤーに巻き着けます。
ダマを作ることで、ダマ同士がぶつかって外れません。
この作業は、必ず作る際の最初の作業になります。

1-2)次にシノダケ材を入れて結ぶときは、シノダケ材の間にあるワイヤーに結ぶことになります。「結ぶ」というより「交点に固定する」というのに近いです。

交点に固定.jpg
図は、右のシノダケ材の間の黒いワイヤーにシノダケ材を入れて結び固定して、左上に続ける場合のイメージです。
赤いワイヤーを黒いワイヤーに何回まわすか、形を考えながら結ぶ必要があります。

2)次は、ワイヤーの繋ぎです。シノダケ・ヒンメリでは、糸と違って、一定の長さに細断されたワイヤーを使っているので、「繋ぐ」作業が度々生じます。

繋ぎ方.jpg
シノダケ・ヒンメリでは、とてもシンプルな繋ぎ方を薦めています。短くなったワイヤーを折り、図のように新たなワイヤーを引っかけてシノダケ材の中で処理します。
講座などでは、ワイヤーを捻じる人を見かけますが、新しいワイヤーを引っ張り、緩まないようにして、シノダケ材の端を曲げるのをお奨めします。

3)シノダケ・ヒンメリでは、どうしてもワイヤーの「引き出し」という作業が必要になります。
部材が奇数になっている場所では、ワイヤーの端部をシノダケ材の中に始末します。

引き出し.jpg
1-2)では、結節点が4と偶数でしたが、上の図のように奇数の場合は、黒のワイヤーに赤のワイヤーを巻きつけて、ワイヤーの端部を含めて二本のワイヤーともシノダケ材の中に入れて作業を進めます。

どのシノダケ・ヒンメリ作品も、以上の作業の繰り返しです。
シノダケ・ヒンメリ作りで出来上がった形がキレイに見えることが大切ですが、不要なワイヤーの端部が残らないように進めて欲しいと思います。
交点のシノダケ材の本数により、奇数の際にワイヤーの「引き出し」をしてください。

上手に作るコツは、結び目の形になると思います。
たくさん作ってみてコツをつかんでもらうしかないと思いますが、一つだけ、「シノダケ材の長さを調整する」場合について紹介します。

4)おまけ:材の集中箇所での処理の仕方
筋交い.jpg
前回紹介した「121 立方八面体の作り方」では、筋交いが図形の中心で12本とたくさん集まっています。
同じ長さの材料ではどうしても上の図のように座屈して(本来、直線状に並ぶものが真っすぐに並ばない状態になって)しまいます。

シノダケ材のカット.jpg
形を美しく見せるために、筋交いになるシノダケ材をシノダケ材の太さ程度短くします。
材の寸法が二通りになるので、取り違えに注意が必要ですが、筋交い材同士が中心で直行して見えるように改善されるかと思います。

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シノダケ・ヒンメリ121 「立方8面体」のつくり方 [シノダケ・ヒンメリ]

今回は、「立方8面体」の作り方です。
何度か紹介してきましたが、下の図のように、外形は、正方形6枚、正三角形8枚、でできた多面体です。
骨組みに正方形が6つあることから、シノダケ・ヒンメリで外形をなぞっただけでは形が安定しません。

立方8面体.jpg
立方8面体

なので、中心に向かって筋交いを入れることで、下のような「立方8面体」を作ることになります。

筋交い入り立方8面体.jpg
筋交い入り立方8面体

≪部材点数と長さ≫
部材点数は、外形の24本と筋交いにあたる12本の合計36本です。
長さは、36本とも同じです。

以下、手順に沿って画像で説明を行います。
1)
先ず正方形を作り、4つの角からそれぞれワイヤーを二本ずつ引き出して、シノダケ材を入れて三角形を4つ作ります。
(図の横に並んだ4つの三角形です。)

手順1.jpg
手順1

2)
正方形の上で4本のワイヤーを結び、そのうち2本のワイヤーに部材を入れて、外側に向けて伸ばし、外側の三角形の角(頂点)と結びます。
(横に延びた2本のシノダケ材です。)

3)(置き方を変えて観ていますが、)
正方形の上の二点からワイヤーを1本ずつ引き出して、シノダケ材を入れて結びます。上側に見える三角形が出来ます。

手順3.jpg
手順3

4)
そこに、筋交いの中心の位置から二方向にワイヤーを引き出し、その一方にシノダケ材を入れて、3)の頂点と結びます。
※筋違いの中心は、正方形の奥に見える7本の部材が集まっている点です。

5)(また、置き換えていますが、)
最初、底にあった正方形の残りの一辺にも3)と4)の作業を繰り返します。
図のように、正方形に上部に、四つの角が出来上がります。

手順5.jpg
手順5
図のように、(四角形を底にしておくと、)上側に四本のシノダケ材が直交した十字形になります。

次に、十字形の先端に部材を入れて結ぶことで正方形を四つ、順番に作ります。

6)
十字形の先端二ヶ所のワイヤーにシノダケ材を入れて二本を結びます。一つ目の正方形が出来ました。

手順6.jpg
手順6

7)(6の状態では、正方形が安定しないので、)
正方形の先端に、筋交いの中心からワイヤーを引き出して、部材を入れて結び、安定させます。
また一つ、角が出来ました。

手順7.jpg
手順7

8)6)と7)の作業をあと三回、繰り返します。

途中経過で、二つ目の正方形が出来た形を示します。

手順8.jpg
手順8

※注意点
二つの四角形のぶつかっている場所(図では、手前に飛び出した箇所)にワイヤーが残らないように始末しましょう。

図は、底の正方形に対して、4つの垂直の正方形が出来ところです。

手順8-2.jpg
手順8-2

残り一つの正方形が出来て完成です。
垂直に立ち上がった正方形の4つの角を部材で繋げば完成です。

9)
4つの角の一つからワイヤーを全部始末しながら、ワイヤーに部材を入れて、横の角と繋ぎます。

手順9.jpg
手順9
*図では、中心で横になっている部材です。

頂部に出来る正方形の三辺を繋いだ時点では、図のようになります。

手順9-2.jpg
手順9-2


10)
最後の四本目を繋げば正方形ができて完成です。

手順10.jpg
手順10

これまで作って来て分かるのですが、立方8面体の筋交いは中心に12本が集中するので、あまりキレイに出来ません。その解決法や、立方8面体の応用などについて、次回、ご紹介する予定です。

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「シノダケ・ヒンメリ作ろう」講座を開催しました [シノダケ・ヒンメリ]

多摩グリーンライブセンターで17日、六芒星(立体)を作る講習会が開催されました。事前の応募者は、午前・午後合わせて18人でしたが、キャンセルがあって17人を対象に講習会を行いました。

なな山のメンバーは、A田さん、M岡さんの常連メンバーに加えて、今回からA宮さん、A田さんが参加してくれました。I田さんが、森木会事務局の担当日だったので、力強くサポートしてくれました。

講習会の様子.jpg
講習会の様子(全景)

今回は、なな山での事前の「シノダケ・ヒンメリ体験作業」と称して数回の練習会を行ったこと、年一回で行ってきたシノダケ・ヒンメリ講座が三回目になったことで、全体に余裕のある講座となりました。
これまでは殆どブッツケ本番でも受講者の方に作品を作ってもらっていましたが、今回はメインの六芒星(立体)の前に、ウォーミングアップと称して、正三角形六面体を作りました。シノダケ・ヒンメリの基本的なワイヤーワークを実践してもらうようにしました。

作成作業1.jpg

六芒星(立体)の作り方も手順全体を先に話して、その後、いくつかのポイントで状況を確認しながら進めました。
応募者の方の呑み込みがよかったせいもあるでしょうか、二時間の講習でしたが余裕のある講座となりました。
受講生お二人に対して私たち一人が対応する形になり余裕のある対応が出来たことがとても好かったと思いました。こちらに余裕があった分、受講者の方も楽しく作業が出来たようです。

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終了後、I田さんの司会進行で次回に向けて反省会を行いました。
こんなに楽しければ、年に二回やってもよいねという話もありました。
なな山でもシノダケ・ヒンメリを拡げて行こうという話になりました。

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写真は、講習会でのみなさんの様子。
   N山さん

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