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「第3の人生」 -深めよう会員の絆 リレー随筆 [なな山だより]

 花の名前が覚えられない、見分けられない。樹の名前が頭に入らない。体を動かすことがそんなに好きではない、生来のインドア派であると最近気がつきました。花も樹も覚えが悪いのは、きっと自分は苦手なのだと思うことにしています。細かい手仕事も苦手。でも、もう落ち込むような年齢でもないし、ネ。長い間、自分を見失っていたのか、元々ボンヤリしていただけなのか。でも根は真面目(ホント)。
 持ち時間を考えて何故ここに来るのか考えてみたけど、ついぞわかりませんでした。行きがかり上、体力づくりのため、里山はただただ気持ちが良い。どれも嘘ではないけど後付けのような気がします。自分でもわからないものに、無理に理由はいらないというのが結論。
 何かに迷った時は頭で考えることをやめて、体がグラッと傾いたほうを選びます。体の方が正直。今は、体がなな山に向いてくれるので迷いはないのですが、時間が長持ちしないのがちょっと困ったところ。午前中の作業だけで帰宅してゴメンナサイ。ほとんど不良ですが、この会の在り方はとても寛容。弾かれないで参加できていることに感謝しています。
 今一番の関心事は弥生時代から縄文時代あたりの「古代史」。たまたま出会った書物が語る史実と、自分が教わったことのあまりの違いに驚き、本当のところをどうしても知りたくなりました。現存する史料が少なすぎて、同時代の中国史書に頼る謎解きのような実情。「邪馬台国」のありかも、「俾弥呼」の実像も茫洋として捕まえられず、日本古代史学会は永いこと未解決状態です。まだ九州王朝の入り口ですが、1万年続いたと言われる縄文時代は、もっと謎めいた表情で遠くから手招きしています。
 自分はなぜ古代史にこんなに心惹かれるのか。それも知りたくてせっせと読書三昧の毎日なのですが、時間の確保が思うようにいかず、終りまでにどこまでたどり着けるやら。全く基礎がないので師を乞いたいのですが、もう少し自分のレベルを上げたら周りを見渡してみたい。気がつくとぼんやりしていて、頭も体も古代に飛んでいきがちな「第3の人生」がスタートしました。
 N雲さん
                「なな山だより」43号より


縄文土器.jpg
縄文土器

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