「なな山だより」60号をホームページで公開! [なな山だより]
なな山緑地の会のみなさん
1月14日の活動日に「なな山だより」60号が発行されたので、なな山緑地の会のホームページで公開しました。パソコンとスマホでご覧いただけます。
60号は、「なな山のどこで、どんな作業をしたいですか?」や「ナラ枯れ特集」が掲載されています。「なな山の植物クイズ」もあります。
是非ご覧ください。
なな山緑地の会ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/
なな山だより60号
1月14日の活動日に「なな山だより」60号が発行されたので、なな山緑地の会のホームページで公開しました。パソコンとスマホでご覧いただけます。
60号は、「なな山のどこで、どんな作業をしたいですか?」や「ナラ枯れ特集」が掲載されています。「なな山の植物クイズ」もあります。
是非ご覧ください。
なな山緑地の会ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/
なな山だより60号
イチヤクソウ 一薬草 ツツジ科 - なな山だより [なな山だより]
梅雨の声が聞こえる頃になると、西の山の東斜面はヒヨドリバナとオカトラノオで白く彩られます。竹藪の中ではオオバジャノヒゲが白い吊鐘型の美しい花をつけ、畑の斜面にはヒメジャノヒゲが、紫色のかわいい花を見せてくれます。
もうひとつ忘れてならないのは、私達が毎年楽しみにしてるなな山の大切な花のひとつ、イチヤクソウの咲く頃でもあります。でも今年は訪れるたびにアヅマネザサをかきわけ根ぎわに出ている葉を見るのですが、花茎が立ってきません。他の所では花をつけ始め個体数も増えているのに。それでもようやく3株の花を見つけた時は、なな山のイチヤクソウを繋いでくれてありがとうと声をかけてしまいました。
私達が植物に手を掛けられる事は多くありませんが、せめて今ある花達とまた来年も会いたい。そう思い出来る事を探す日々です。
沢山咲いていた頃のイチヤクソウ
Y元さん
「なな山だより」59号(2023年10月)より
もうひとつ忘れてならないのは、私達が毎年楽しみにしてるなな山の大切な花のひとつ、イチヤクソウの咲く頃でもあります。でも今年は訪れるたびにアヅマネザサをかきわけ根ぎわに出ている葉を見るのですが、花茎が立ってきません。他の所では花をつけ始め個体数も増えているのに。それでもようやく3株の花を見つけた時は、なな山のイチヤクソウを繋いでくれてありがとうと声をかけてしまいました。
私達が植物に手を掛けられる事は多くありませんが、せめて今ある花達とまた来年も会いたい。そう思い出来る事を探す日々です。
沢山咲いていた頃のイチヤクソウ
Y元さん
「なな山だより」59号(2023年10月)より
「なな山だより」59号をホームページで公開! [なな山だより]
なな山緑地の会のみなさん
10月8日の活動日に「なな山だより」59号が発行されたので、なな山緑地の会のホームページで公開しました。パソコンとスマホでご覧いただけます。
59号は、「なな山で出会った宝ものたち」や「イチヤクソウ」(なな山の植物誌)が掲載されています。2023年ナラ枯れの姿と18年前を較べた様子も取り上げられています。
是非ご覧ください。
なな山緑地の会ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/
なな山だより59号
10月8日の活動日に「なな山だより」59号が発行されたので、なな山緑地の会のホームページで公開しました。パソコンとスマホでご覧いただけます。
59号は、「なな山で出会った宝ものたち」や「イチヤクソウ」(なな山の植物誌)が掲載されています。2023年ナラ枯れの姿と18年前を較べた様子も取り上げられています。
是非ご覧ください。
なな山緑地の会ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/
なな山だより59号
ネジキ 捻木 ツツジ科 - なな山だより [なな山だより]
なな山の西の山の尾根にムラサキシキブ、ヤブムラサキなどに混じってネジキも生えています。木肌が縦にさけてよじれている変わった木です。ネジキはツツジ科の落葉小高木で日当たりを好みます。新葉はやや赤みがあり互生です。
花の咲くのは5月から6月で前年枝の葉腋から総状花序を出し白い花(壺状)を下向きに多数つけ鈴なり状態です。朔果は枝の上向きにつきます。ネジキは有毒植物です。秋深く紅葉し、綺麗ですが冬になると一年枝と冬芽の赤い色が美しいと好まれ日本三大美芽の一つとされています。因みに後の二つはザイフリボク、コクサギです。
N黒さん
「なな山だより」58号(2023年5月)より
ネジキの花
冬芽 3月12日なな山
花の咲くのは5月から6月で前年枝の葉腋から総状花序を出し白い花(壺状)を下向きに多数つけ鈴なり状態です。朔果は枝の上向きにつきます。ネジキは有毒植物です。秋深く紅葉し、綺麗ですが冬になると一年枝と冬芽の赤い色が美しいと好まれ日本三大美芽の一つとされています。因みに後の二つはザイフリボク、コクサギです。
N黒さん
「なな山だより」58号(2023年5月)より
ネジキの花
冬芽 3月12日なな山
アンコールワット - なな山だより リレーエッセイ [なな山だより]
部屋を片付けていたら、期限切れのパスポートがでてきた。証明写真の自分があまりに若すぎてビックリした。懐かしくなってパラパラとめくっていると、大きなスタンプのついた観光ビザが目にとまった。わざわざ在日大使館に行って取得したカンボジアの観光ビザだったが、結局行くことができなかった。
以前勤めていた職場に旅好きな同僚がいた。あちこち旅に行っては土産話を聞かせてくれた。近場のアジアを旅行したいと考えたていた私は、どこかお勧めの観光スポットはないか尋ねてみた。東南アジアにも詳しかった同僚のお勧めが、カンボジアの「アンコールワット」で、絶対に行くべきだと教えてくれた。
「アンコールワット」は、カンボジア北西部の森林地帯に広がる巨大仏教遺跡群のひとつで、カンボジアの象徴として国旗にも描かれているほど有名な世界文化遺産。12世紀に創建されたアンコール王朝の王都にしてヒンズー教の寺院である建物には、美しい壁画や彫像が施されており世界中の人々が訪れるという。何度か行ったことがあるという同僚の情報量に圧倒された私は、本屋さんでガイドブックを購入、とりあえず航空チケットとホテルを予約してしまった。朝焼けのアンコールワットは絶対に見る、タプローム(樹木に飲み込まれた建造物)や他の遺跡もたくさん回りたいからトゥクトゥク(三輪タクシー)を1日チャーターする、ローカルエリアのお店やレストランに行く、現地の人とも交流したいからクメール語(カンボジアの公用語)の簡単なあいさつは覚えよう、あれやこれやと準備段階からワクワクが止まらなかった。
一緒に行く予定の友人から、仕事の都合で行くことが出来ないと連絡が入った。出発まで2週間を切っていた。日本からカンボジアへの直行便はなく乗り継ぎ時間を含めると所要時間は10時間以上、現地ガイド付きとはいえ、一人で旅する勇気がなかった。行こうと決めてから断念するまでの感情がジェットコースターのようだったなとパスポートを見て笑ってしまった。
今は、おうちにいながらリアルタイムで旅先の景色や体験を共有する「オンライン体験ツアー」もできるようになった。旅のチャンスはまだまだある。
F嶋さん
アンコールワット
以前勤めていた職場に旅好きな同僚がいた。あちこち旅に行っては土産話を聞かせてくれた。近場のアジアを旅行したいと考えたていた私は、どこかお勧めの観光スポットはないか尋ねてみた。東南アジアにも詳しかった同僚のお勧めが、カンボジアの「アンコールワット」で、絶対に行くべきだと教えてくれた。
「アンコールワット」は、カンボジア北西部の森林地帯に広がる巨大仏教遺跡群のひとつで、カンボジアの象徴として国旗にも描かれているほど有名な世界文化遺産。12世紀に創建されたアンコール王朝の王都にしてヒンズー教の寺院である建物には、美しい壁画や彫像が施されており世界中の人々が訪れるという。何度か行ったことがあるという同僚の情報量に圧倒された私は、本屋さんでガイドブックを購入、とりあえず航空チケットとホテルを予約してしまった。朝焼けのアンコールワットは絶対に見る、タプローム(樹木に飲み込まれた建造物)や他の遺跡もたくさん回りたいからトゥクトゥク(三輪タクシー)を1日チャーターする、ローカルエリアのお店やレストランに行く、現地の人とも交流したいからクメール語(カンボジアの公用語)の簡単なあいさつは覚えよう、あれやこれやと準備段階からワクワクが止まらなかった。
一緒に行く予定の友人から、仕事の都合で行くことが出来ないと連絡が入った。出発まで2週間を切っていた。日本からカンボジアへの直行便はなく乗り継ぎ時間を含めると所要時間は10時間以上、現地ガイド付きとはいえ、一人で旅する勇気がなかった。行こうと決めてから断念するまでの感情がジェットコースターのようだったなとパスポートを見て笑ってしまった。
今は、おうちにいながらリアルタイムで旅先の景色や体験を共有する「オンライン体験ツアー」もできるようになった。旅のチャンスはまだまだある。
F嶋さん
アンコールワット
自由に☆気ままに(o^^o) - なな山だより [なな山だより]
澄んだ瞳をきらきらさせて元気いっぱい飛び回っている子供たちと違って、いろいろな病気を抱えてやって来るちびっ子たちを相手に小児病院で検査技師として仕事をしてきたのは、数ヶ月前まで。
今は仕事を辞めて、多拠点移動しながら日本を旅をしてみたいという思いと、自分を取り巻く環境(健康、体力、経済的、家庭状況など)を考えた時、いつも急いでまわってみた観光地をちがう角度からみてみたい。ガイドブックにのってないような場所に行ったり、地元の人達とふれあいたい、自分と違う世界で活動している人々の話を聞きたい。などの理由で、今なら行けると思い、はじめた旅生活。(なかなか思い通りにはならないけど、できる範囲で)
初めて見た風景や場所にあれほど感動したことが、次に見たときはそれ程の感動は薄れる。慣れて(?!)想像できて(?!)鈍くなって(?!)日本はどこでも同じ様だから(?!)か(?!)まだまだ初めて経験することいっぱいあるのかなって思いで行動している。
・秘境での洞窟のようなトンネルの中での恐怖(暗い、狭い、長い、先は謎)
・転がり落ちそうな急で狭いぐねぐね山道走行 オフロードの悪路走行(怖!)
・観光地なのに誰もいない静寂感(シーンという音が聞こえる。昔賑わっていただろう光景が映画の1シーンのようによみがえる。)
・広大な海浜公園のコキアのみはらしの丘独り占め(人がいない遊園地の寂しさと同様な思い)
・日帰り温泉での開放感(こんなに大きな露天風呂ひとり占めしていいの?)
・ふもとっぱらでのキャンプ(富士山いつ見ても壮大で圧倒的な重厚感)
初めての自由で気ままなひとり旅(期待と不安)いままで出来なかったひとり飯(ハードル高いかと思っていたけど以外に平気なんだな(笑))出会ったことのない人々の話を聞いて、知らない世界を知ったり、自然の豊かさを感じたり、人の優しさや温かさに触れたり、旅で得る経験は楽しい。インスタに写真をupして日記がわりに記録している。
人生の折れ線グラフ、いろんなことがあったけど、これからもいろいろあるかもしれないけど、あせらず、楽しく、新しいことにチャレンジしていきたいと思っている。It’ll be OK (*^_^*)v
AK田さん
「なな山だより」57号(2023年1月)より
富士山
今は仕事を辞めて、多拠点移動しながら日本を旅をしてみたいという思いと、自分を取り巻く環境(健康、体力、経済的、家庭状況など)を考えた時、いつも急いでまわってみた観光地をちがう角度からみてみたい。ガイドブックにのってないような場所に行ったり、地元の人達とふれあいたい、自分と違う世界で活動している人々の話を聞きたい。などの理由で、今なら行けると思い、はじめた旅生活。(なかなか思い通りにはならないけど、できる範囲で)
初めて見た風景や場所にあれほど感動したことが、次に見たときはそれ程の感動は薄れる。慣れて(?!)想像できて(?!)鈍くなって(?!)日本はどこでも同じ様だから(?!)か(?!)まだまだ初めて経験することいっぱいあるのかなって思いで行動している。
・秘境での洞窟のようなトンネルの中での恐怖(暗い、狭い、長い、先は謎)
・転がり落ちそうな急で狭いぐねぐね山道走行 オフロードの悪路走行(怖!)
・観光地なのに誰もいない静寂感(シーンという音が聞こえる。昔賑わっていただろう光景が映画の1シーンのようによみがえる。)
・広大な海浜公園のコキアのみはらしの丘独り占め(人がいない遊園地の寂しさと同様な思い)
・日帰り温泉での開放感(こんなに大きな露天風呂ひとり占めしていいの?)
・ふもとっぱらでのキャンプ(富士山いつ見ても壮大で圧倒的な重厚感)
初めての自由で気ままなひとり旅(期待と不安)いままで出来なかったひとり飯(ハードル高いかと思っていたけど以外に平気なんだな(笑))出会ったことのない人々の話を聞いて、知らない世界を知ったり、自然の豊かさを感じたり、人の優しさや温かさに触れたり、旅で得る経験は楽しい。インスタに写真をupして日記がわりに記録している。
人生の折れ線グラフ、いろんなことがあったけど、これからもいろいろあるかもしれないけど、あせらず、楽しく、新しいことにチャレンジしていきたいと思っている。It’ll be OK (*^_^*)v
AK田さん
「なな山だより」57号(2023年1月)より
富士山
「なな山だより」58号をホームページで公開! [なな山だより]
なな山緑地の会のみなさん
5月14日の活動日に「なな山だより」58号が発行されたので、なな山緑地の会のホームページで公開しました。パソコンとスマホでご覧いただけます。
58号は、「なな山で育った苗木」や「なな山の植物誌」(ネジキ)が掲載されています。リレーエッセイでは「アンコールワット」が取り上げられています。
是非ご覧ください。
なな山緑地の会ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/
なな山だより58号
5月14日の活動日に「なな山だより」58号が発行されたので、なな山緑地の会のホームページで公開しました。パソコンとスマホでご覧いただけます。
58号は、「なな山で育った苗木」や「なな山の植物誌」(ネジキ)が掲載されています。リレーエッセイでは「アンコールワット」が取り上げられています。
是非ご覧ください。
なな山緑地の会ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/
なな山だより58号
セイタカアワダチソウ-なな山の植物誌 【なな山だより】 [なな山だより]
セイタカアワダチソウ
背高泡立草 キク科
セイタカアワダチソウのロゼットと地下茎(標本)
ロゼット状の植物標本を作ろうと思い立ち、昨年の新年早々、近くの空き地を探しました。草本は冬を越すために背を低くし、葉を放射状に広げて冷たい風を避け、光を受けています。この形がバラの花を思わせるのでロゼットとかロゼット状と言っています。チチコグサ、アメリカフウロ、アキノノゲシ、セイタカアワダチソウなどなど、どこにでもある草ですが、集めてみると多くが外来種でした。その中の横綱ともいうべきはセイタカアワダチソウでした。
1月初めに採取し(前年の秋からロゼット状になっています)、開花は10月末で、私が採取したロゼットの中では最も開花の遅い植物でした。その間約1年、光合成をしてせっせと養分をため込んでいたんですね。あの猛々しさ、繁殖力の凄さの秘密はそんなところにあるのかも知れません。その上、成長したセイタカアワダチソウの葉の数の多いこと、螺旋状にびっしりと着いています。ここでもせっせと光合成をして花を咲かせ種を育てているんですね。どんな環境でも生き抜く意志が見えるようです。
悪評高きセイタカアワダチソウですが、ここしばらくは姿をひそめています。必要な養分を取り尽してしまったとか、根から分泌する毒性物質による自家中毒とか。
驕れるもの久しからずですね。
N原さん
螺旋状に葉を着けるセイタカアワダチソウ(標本)
N原さんの植物誌は今回までです。N原さんは植物に造詣が深く今なな山のバイブルになっている「なな山の植物」を編纂、2015年にはプロジェクトを立ち上げ382点の植物標本を牧野標本館に収められました。また初代畑部長を務め、2012年から5年間「なな山だより」の編集担当、さらに当会創立15周年の記念誌を作成されるなど多大な貢献をされました。伊豆に転居されてからも「なな山植物誌」を投稿頂きました。感謝いたします。
次回からは植物に詳しい方々が投稿されます。ご期待ください。
これまで執筆いただいた植物
42号 オオイヌノフグリ
43号 タマノカンアオイ
44号 ジュズダマ
45号 シュンラン
46号 ホトケノザ
47号 キバナアキギリ
48号 ヒイラギ
49号 ヤマコウバシ
50号 ヒヨドリバナ
51号 フキ
52号 なな山のヤマアジサイ
53号 タイアザミ
55号 ヨモギ 他
オオイヌノフグリ
タマノカンアオイ
シュンラン
ホトケノザ
キバナアキギリ
背高泡立草 キク科
セイタカアワダチソウのロゼットと地下茎(標本)
ロゼット状の植物標本を作ろうと思い立ち、昨年の新年早々、近くの空き地を探しました。草本は冬を越すために背を低くし、葉を放射状に広げて冷たい風を避け、光を受けています。この形がバラの花を思わせるのでロゼットとかロゼット状と言っています。チチコグサ、アメリカフウロ、アキノノゲシ、セイタカアワダチソウなどなど、どこにでもある草ですが、集めてみると多くが外来種でした。その中の横綱ともいうべきはセイタカアワダチソウでした。
1月初めに採取し(前年の秋からロゼット状になっています)、開花は10月末で、私が採取したロゼットの中では最も開花の遅い植物でした。その間約1年、光合成をしてせっせと養分をため込んでいたんですね。あの猛々しさ、繁殖力の凄さの秘密はそんなところにあるのかも知れません。その上、成長したセイタカアワダチソウの葉の数の多いこと、螺旋状にびっしりと着いています。ここでもせっせと光合成をして花を咲かせ種を育てているんですね。どんな環境でも生き抜く意志が見えるようです。
悪評高きセイタカアワダチソウですが、ここしばらくは姿をひそめています。必要な養分を取り尽してしまったとか、根から分泌する毒性物質による自家中毒とか。
驕れるもの久しからずですね。
N原さん
螺旋状に葉を着けるセイタカアワダチソウ(標本)
N原さんの植物誌は今回までです。N原さんは植物に造詣が深く今なな山のバイブルになっている「なな山の植物」を編纂、2015年にはプロジェクトを立ち上げ382点の植物標本を牧野標本館に収められました。また初代畑部長を務め、2012年から5年間「なな山だより」の編集担当、さらに当会創立15周年の記念誌を作成されるなど多大な貢献をされました。伊豆に転居されてからも「なな山植物誌」を投稿頂きました。感謝いたします。
次回からは植物に詳しい方々が投稿されます。ご期待ください。
これまで執筆いただいた植物
42号 オオイヌノフグリ
43号 タマノカンアオイ
44号 ジュズダマ
45号 シュンラン
46号 ホトケノザ
47号 キバナアキギリ
48号 ヒイラギ
49号 ヤマコウバシ
50号 ヒヨドリバナ
51号 フキ
52号 なな山のヤマアジサイ
53号 タイアザミ
55号 ヨモギ 他
オオイヌノフグリ
タマノカンアオイ
シュンラン
ホトケノザ
キバナアキギリ
「なな山だより」57号をホームページで公開! [なな山だより]
なな山緑地の会のみなさん
1月22日の活動日に「なな山だより」57号が発行されたので、なな山緑地の会のホームページで公開しました。パソコンとスマホでご覧いただけます。
57号は、「なな山で活動してよかったこと」や、「なな山の植物誌」が掲載されています。リレーエッセイでは「自由に☆気ままに(o^^o)」が取り上げられています。
是非ご覧ください。
なな山緑地の会ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/
なな山だより57号
1月22日の活動日に「なな山だより」57号が発行されたので、なな山緑地の会のホームページで公開しました。パソコンとスマホでご覧いただけます。
57号は、「なな山で活動してよかったこと」や、「なな山の植物誌」が掲載されています。リレーエッセイでは「自由に☆気ままに(o^^o)」が取り上げられています。
是非ご覧ください。
なな山緑地の会ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/
なな山だより57号
オオカモメヅル・コバノカモメヅル 【なな山植物誌】 - なな山だより [なな山だより]
植物探しの第二弾になります。
『なな山緑地の植物』に写真があるのですが、植物標本を集める頃には全く見られなくなってしまったのがオオカモメヅルです。名前からは何やら壮大な感じを受けますが、薄暗い林床でひっそり3~4ミリの花をつけるツル植物です。新しい分類で、ガガイモ科からキョウチクトウ科になりました。
毎年梅雨時にオニドコロやヒメドコロ、ヘクソカズラが伸びてヤマユリに絡みついてきます。中の谷あたりで実をつけているワニグチソウのまわりのそれらのツルを除去していました。蒸し暑さ、ハチ、蚊に悩まされながらツルを手繰り寄せ、切ったり抜いたりを繰り返していると「おっと」と手が止まりました。なな山で見るのは久しぶりのオオカモメヅルの小さな花です。
それが3年前のこと、花からツノかクチバシのようなしっかりした実が出来ます。それからは別の場所でも見られるようになり、今年は3ヶ所に増えました。昨年からは仲間のコバノカモメヅルがバス通りの緑地帯に出現、こちらは暗紫色の花が印象的な様子です。
この春には東の山で、アサギマダラという蝶の食草として有名なキジョランも確認され、5月のほんの数日間でしたがオオカモメヅルの葉にもそれぞれアサギマダラの幼虫が見つかり、今後が期待されます。
M倉さん
「なな山だより」56号(2022年10月)より
オオカモメヅルの実
コバノカモメヅルの花
『なな山緑地の植物』に写真があるのですが、植物標本を集める頃には全く見られなくなってしまったのがオオカモメヅルです。名前からは何やら壮大な感じを受けますが、薄暗い林床でひっそり3~4ミリの花をつけるツル植物です。新しい分類で、ガガイモ科からキョウチクトウ科になりました。
毎年梅雨時にオニドコロやヒメドコロ、ヘクソカズラが伸びてヤマユリに絡みついてきます。中の谷あたりで実をつけているワニグチソウのまわりのそれらのツルを除去していました。蒸し暑さ、ハチ、蚊に悩まされながらツルを手繰り寄せ、切ったり抜いたりを繰り返していると「おっと」と手が止まりました。なな山で見るのは久しぶりのオオカモメヅルの小さな花です。
それが3年前のこと、花からツノかクチバシのようなしっかりした実が出来ます。それからは別の場所でも見られるようになり、今年は3ヶ所に増えました。昨年からは仲間のコバノカモメヅルがバス通りの緑地帯に出現、こちらは暗紫色の花が印象的な様子です。
この春には東の山で、アサギマダラという蝶の食草として有名なキジョランも確認され、5月のほんの数日間でしたがオオカモメヅルの葉にもそれぞれアサギマダラの幼虫が見つかり、今後が期待されます。
M倉さん
「なな山だより」56号(2022年10月)より
オオカモメヅルの実
コバノカモメヅルの花