キュウリグサ、ヒゴスミレ、タチツボスミレ …… 小さい春、見つけた! [よもやま話]
桜も開花し、いよいよ春。春が遅いなな山も林床に目を凝らせば、小さい花たちがあっちにひとつ、こっちにひとつ顔を覗かせています。幾重にも積もる落葉の隙間から首を長く伸ばして陽を浴びる姿は春の喜びに充ちています。
小さい春を探しに足を伸ばしてみませんか。
「小さい花が咲いている」とM岡さんが呼ぶ。畑の脇で「どこ?」と声を上げると、すばやくM倉さんが「ここ! 小さくて見過ごしそう」と屈む。数ミリほど、本当に小さい。「キュウリグサ。キュウリのような匂いがするから」。中央の副花冠が黄色。葉や茎は毛深い。
「ヒゴスミレが咲いた」とM岡さん。「二日前、I井さんがまだといっていたけど、きょう見たら咲いていた」。中の谷の奥に向かう。「ニンジンの葉に似ている」とA野さん。白く可憐な姿が愛おしい。「ヒゴスミレの群生って珍しい! なな山スゴイ!」と賞賛の声を確か去年聞いた。
「あらっ、ニオイタチツボスミレ」と驚くY元さん。後ずさりしようとして「ここにも!」と踏みつけそう。濃紫色の小さい花が、枯葉のあいだから背伸びしている。「タチツボスミレもあるけど、匂いを嗅げば区別がつく」とA田さん。ニオイタチツボスミレは、花が濃紫色で、葉が卵形。一方、タチツボスミレは、花が淡紫色で、葉がハート型、らしい。でも見た目に区別が難しい。I井さんは低く屈んで匂いを嗅いでいた。
キュウリグサ。肉眼では気がつかなかったが、花びらが薄青色だった。
キュウリグサ
ヒゴスミレ。葉がニンジンのそれに似ている。
ヒゴスミレ
ニオイタチツボスミレ。濃紫色の花、卵形の葉。
ニオイタチツボスミレ
タチツボスミレ?。花が淡紫色、葉がハート型?かな。
タチツボスミレ?
ウグイスカグラ
ウグイスカグラ
キブシ。バス通りを下った陽当たりのよい歩道沿いに咲く。
セイヨウタンポポ
ウメ(実)。「隣のハクバイから受粉したのでは」とM岡さん。
オオアラセイトウ
キイチゴ
ヤブレガサ。芽を出したばかりで、首が座っていない赤ちゃんのよう。
小さい春を探しに足を伸ばしてみませんか。
「小さい花が咲いている」とM岡さんが呼ぶ。畑の脇で「どこ?」と声を上げると、すばやくM倉さんが「ここ! 小さくて見過ごしそう」と屈む。数ミリほど、本当に小さい。「キュウリグサ。キュウリのような匂いがするから」。中央の副花冠が黄色。葉や茎は毛深い。
「ヒゴスミレが咲いた」とM岡さん。「二日前、I井さんがまだといっていたけど、きょう見たら咲いていた」。中の谷の奥に向かう。「ニンジンの葉に似ている」とA野さん。白く可憐な姿が愛おしい。「ヒゴスミレの群生って珍しい! なな山スゴイ!」と賞賛の声を確か去年聞いた。
「あらっ、ニオイタチツボスミレ」と驚くY元さん。後ずさりしようとして「ここにも!」と踏みつけそう。濃紫色の小さい花が、枯葉のあいだから背伸びしている。「タチツボスミレもあるけど、匂いを嗅げば区別がつく」とA田さん。ニオイタチツボスミレは、花が濃紫色で、葉が卵形。一方、タチツボスミレは、花が淡紫色で、葉がハート型、らしい。でも見た目に区別が難しい。I井さんは低く屈んで匂いを嗅いでいた。
キュウリグサ。肉眼では気がつかなかったが、花びらが薄青色だった。
キュウリグサ
ヒゴスミレ。葉がニンジンのそれに似ている。
ヒゴスミレ
ニオイタチツボスミレ。濃紫色の花、卵形の葉。
ニオイタチツボスミレ
タチツボスミレ?。花が淡紫色、葉がハート型?かな。
タチツボスミレ?
ウグイスカグラ
ウグイスカグラ
キブシ。バス通りを下った陽当たりのよい歩道沿いに咲く。
セイヨウタンポポ
ウメ(実)。「隣のハクバイから受粉したのでは」とM岡さん。
オオアラセイトウ
キイチゴ
ヤブレガサ。芽を出したばかりで、首が座っていない赤ちゃんのよう。
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