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屈んで刈って筋肉痛! 大量のカシナガにも動じない! - 青山学院大ボランティア活動(2021.7.11) [連携イベント]

7月11日(日)の定例活動日、青山学院大生7名と引率の先生の8名がなな山にやってきた。青学ボランティアセンターの呼びかけに応えた学生たち。「里山の環境保全活動を通じて、食の安全安心とは何か」などをテーマに私たちの活動と提携して行う活動。年数回行い活動を継続していくことにしている。

当日は、全国的な豪雨被害が続く梅雨の終盤。午後には雨が降り出すとの予報が出ていた。9時に集合したなな山緑地の会の面々が目にしたのは、8時30分には到着していた若者の姿。マスク越しに覗く姿は陽射しがないのに何とも眩しい。いつもと同じようにミーティング、集合写真撮影、体操と続き、学生たちはA田さんが引率して山に入る。なな山の植生や活動の概要を紹介する。起伏が激しい西の山では息が上がる学生も。

なな山を一周して広場に戻り休憩したあと、中の山東斜面でシノダケの手刈りに挑戦。シノダケを刈れば、常緑樹が多い中の山でも小さな植物たちが成長するはず。N山さんがカマの使い方やシノダケの切り方を実地で指導。作業道で間隔をあけて一列に並び作業スタート。シノダケのつかみ方に注意が飛ぶ。親指を下にしてシノダケをつかめば、指を切るおそれが高い。最初は要領を得ず少し苦労していたが、コツを覚えてからは作業が進む。屈んだり中腰での作業は普段しないはず。翌日、筋肉痛に顔をゆがめることになるかも。

昼食は默食。コロナ禍とはいえ初めて顔を合わせる学生が多いので残念だったのでは。午後は、ナラ枯れ対策用トラップにかかったカシナガをカウントする作業。虫が嫌いな学生はヒノキの皮むきと、2班に分かれる。

トラップの水面で動くカシナガを躊躇なくピンセットで捕まえる姿にビックリ。「子どもの頃、親と一緒にカブト虫を捕ったりしていた」と臆することがない。トラップのヒモを外したり、トラップを逆さにしたりしてトラップの堆積物をすくい、丁寧にカシナガを探す。3本のコナラで114匹、80匹、166匹を数える。トラップはカシナガ捕捉に効果があることがわかった。

ヒノキの皮むきはナタを使う。切れ味鋭いナタを使うのは初めてのはず。雨に濡れて黒くなった皮を剥くと、鮮やかな木肌が現れる。「材木」を目にする瞬間だ。5メートル超のヒノキを1本のまま皮むきし、ゲートに使うのが指導したS田さんの思惑。皮むきしたヒノキをみんなで立ち上げてみて長いことに驚いていた。

今回は、なな山の姿と当会の活動の一端を体験してもらった。今後は私たちと活動をともにしながら里山保全を進めていきたいもの。さらに、緑豊かな里山を将来にわたって作り上げていければ嬉しい。

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なな山緑地の見学

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なな山の観察

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シイタケ原木栽培の観察

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植物観察

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シノダケの手刈り

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シノダケ刈り完了

カシナガの説明.JPG
ナラ枯れ対策の説明

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カシナガのカウント

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カシナガのカウント

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トラップのカシナガをカウント

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カシナガのカウント

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カシナガのカウント

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捕まえたカシナガ

皮むきを見学.JPG
皮むきを見学

ヒノキ材皮むき.JPG
ヒノキ材皮むき

皮むき作業中.JPG
皮むき作業中

皮むきヒノキ_IMG_3030_210711.jpg
皮むきヒノキ

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