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TAMAサスティナブルアワード2023での表彰及び表彰式について [活動報告]

12月2日午後、ベルプ永山において、TAMAサスティナブルアワード2023(今回は二度目)の表彰式が行われました。
「なな山緑地の会」は、地球温暖化対策部門で大賞を頂きましたので報告します。

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阿部市長と受賞者全員での記念撮影

表彰式において、多摩市環境部環境政策課佐藤課長から「なな山緑地の会」の活動について、1)取組内容、2)表彰に値する評価できる点、3)審査員のコメントが紹介されていましたので、報告します。

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阿部市長から表彰状を受け取るなな山緑地の会N山会長

【取組内容】
・平成16年から20年間、和田緑地保全の森、通称「なな山」に残る里山保全活動を実施している。
・枯損木、倒木の伐採。間伐と枝払い。草刈、落ち葉掃き。刈り草、落ち葉の腐葉土づくりと観察農園での野菜作り。間伐材利用のホダギを使って、シイタケ栽培。発生材を使っての木工ワークショップ・テーブル、ベンチの製作・設置など様々な保全活動を実施している。

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ヒノキの板製の表彰状

【ポイント・効果】
・当初は、人が入ることさえ難しい倒木や藪の所も多く、ごみの不法投棄も相次いでいたが、会の活動により、緑地内の散策の道ができ、藪や倒木が放置されることは少なくなった。
・自然学習でこの緑地を訪れる子ども達は、緑地の環境、資源、昆虫などの多様な生き物など、里山の持つ魅力に触れ、生き生きと緑地で活動している。
・メンバーはもちろん、里山に触れる人々に、里山を保全し、後世に伝えたいとの問題意識が芽生えている。
・緑地の適正な管理により、樹木の成長を促進し、その更新を図り、健康な里山の維持を推進することでCo2吸収を行い、地球温暖化防止にも大きく貢献している。

【審査員のコメント】
・長期的に緑に手を入れていることは重要な実績であり、すばらしい。
・緑地の管理や利用を通じて、地域の自然の保全やコミュニティの活性化を図るための活動を長年に渡って行っており、評価できる。
・里山の保全から始まった活動が、コミュニティ形成や生物多様性への寄与など、SDGsの様々なゴールにコミットした多様な活動へと展開しており、また情報発信もしっかりされており、高く評価できる。

これまで20年にわたって続けて来た会のみなさんの活動や取り組みについて、高い評価がされていると思います。ナラ枯れなど厳しい状況もありますが、引き続きこれまでの活動や取り組みを絶やすことなく続けていきたいと思います。
   N山さん

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