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東の谷のシノダケ林から - その4 放置されたシノダケ林の間伐の様子 [よもやま話]

東の谷のシノダケ林の間伐の中でも、3月から始めた一番南のエリアの間伐の様子を少しお話したいと思います。

間伐前のシノダケ林は、何年もの間、ヒトの手が入っていませんでしたから、中に分け入るのも躊躇うような状態でした。

誰もが大変な作業だと思うでしょうが、これがやってみると面白いのです。
そんな話です。
写真は、手前が間伐後。奥が間伐前。

間伐前後.jpg

入れないので、取り敢えず手前から間伐を始めていくのですが、たくさんの枯れたシノダケが倒れています。

シノダケのヤブ.jpg
入ることが出来ない状態のシノダケのヤブ

最初に行うのは、足で踏みつけて枯れたシノダケを取り除く作業です。
ボキボキ、バキバキと音を立てて地面に落ちます。格闘技状態です。
10本あれば、5本は枯れている、そんな感じです。
取り敢えず、その場に置いて先に進みます。

枯れたシノダケ.jpg
踏みつけて折れた枯れたシノダケの様子

踏みつけて残ったシノダケも多くが頭を下げて斜めになっています。
巻きついた弦が生い茂り、本来真っすぐ上に伸びるはずのシノダケが、弦の重さと冬の間に周りから降り積もった枯葉で延びることが出来なくなった結果です。
枯れたシノダケも一緒になっています。

曲がったシノダケは必死になって、分枝して真っ直ぐ上に枝葉を立てるので更に頭を垂れる結果になっています。
可哀そうな状態です。

弦が巻き付いた状態.jpg
弦類がシノダケに巻きついた状態のシノダケ林

間伐を進めていく中で、上を観ると弦と枯葉が溜まっている状態に遭遇します。
無理に弦類を引っ張ると大変です。
枯葉が雪のように降り注ぐことになります。たまりません。
枯葉との戦いを避けて、立ち枯れしたシノダケなどを出来るだけ間引いています。
迂回作戦です。

弦と枯葉に覆われたシノダケ林.jpg
弦と枯葉などに覆われた状態のシノダケ林

間伐する中で、出来るだけ、斜めに傾いたシノダケを立ち起こすようにしています。
弦が何本ものシノダケを巻き込むように絡まっているので、少しずつ弦を切りながら、立ち上げます。
でも残念なことに途中から枯れているシノダケも多く、形が戻らないものも多くあります。
無理に引っ張るとボキンと折れてしまいます。

弦が除かれたシノダケ林.jpg
弦類の除かれた状態のシノダケ林

悪戦苦闘しながらも間伐は少しも前に進みません。
でも少しずつですが進んでいることも分かります。陣地が拡がります。
何より、次に育っていくシノダケが真っ直ぐに育つ環境を作ったような充実感が味わえます。
一緒にやりませんか。ストレス発散に最適ですよ。

キレイになったシノダケ林.jpg
キレイになったシノダケ林

  N山さん

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