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かわいい!の黄色い声がなな山にこだまする! - 南鶴牧小「春のなな山観察会」 [連携イベント]

停車したバスがなかなか動かない。それもそのはず。南鶴牧小学校からやって来た一行が降りている。総勢50名以上。満員すし詰めのはず。

4月16日(土)、南鶴牧小「春のなな山観察会」。小学3年生以上の子ども38名に引率の先生5名、それに保護者と未就学児など10名以上。あわせて50名以上の参加になった。これまでに例がない人数だ。当会からは、A田さん、A野さん、K田さん、N山さん、M岡さん、M崎さん、S子の7名がサポートした。お疲れさまでした。

冬に戻ったような連日の寒さが和らぎ、天気の回復が期待されたこの日。広場は、多くの子ども、先生、保護者で溢れていた。3月の「初春の観察会」に続けて参加の子どももいて、馴染んだ雰囲気が広がっていた。副校長に続いてM崎さんのあいさつのあと、3班に分かれて観察スタート。5~6年生の第1班はN山さん、4年生の第2班はM崎さん、3年生の第3班はA田さんが引率。

広場に落ちているクヌギの雄花から話が始まる。ドングリには種類があり、クヌギは丸く、コナラは長細い。地面に落ちたドングリが芽を出して茎が伸び成長する。「小さいドングリがこんな大きい木になるの?!」と感動の声が上がる。ハナイカダの雄花と雌花を見て、ミョウガ、エビネ、サイハイラン……と西の谷を進む。

「本格的な山登りだ!」と大人の悲鳴も上がるなか、落葉樹が広がる西の山に登る。クリアファイルで作られたカシナガトラップではナラ枯れの話。薄紫のタチツボスミレ、葉が開いたヤブレガサのあと、咲き始めたキンランに「かわいい!」の黄色い声が重なる。ヤブランの黒い実、キチジョウソウの赤紫の実をカメラに収め、「花なの?」とシュンランを覗く。

中の谷に戻り、シイタケの原木栽培では「どうすれば採れるの?」の声。一人ひとつもぎ取り、ホウチャクソウの群落、タマノカンアオイ、ハンショウヅルを見て回る。チゴユリの群生には「かわいい!」を連発。
スミレが終わり、キンランが咲き始める4月中旬。花は少なかったが、可憐な花々に子どもたちの喜びの声が上がっていた。

広場に戻り、クヌギの実生(みしょう)の苗づくり。クヌギのドングリから生えた実生をポッドに移し替える。家に持って帰って育てる子もいれば、なな山に置いて成長を楽しみにする子も。家で大きくなってこれ以上ムリ……となったら、なな山に持って来てね。なな山で大きな木になるはず。成長を見届けようね。

次回は夏。木々の緑で覆われ、野草が生い茂るなな山の空気は格別だよ。また来てね。楽しみに待っています。

子供たちがやってきた.JPG
子供たちがやってきた

クヌギのドングリを説明.JPG
クヌギのドングリを説明

植物の説明.JPG
植物の説明

植物の説明2.JPG
植物の説明

ヤブレガサの説明.JPG
ヤブレガサの説明

シイタケのホダ木の説明.JPG
シイタケのホダ木の説明

実生の苗づくり.JPG
実生の苗づくり

実生の苗づくり2.JPG
実生の苗づくり

苗木のお土産.JPG
苗木のお土産

お弁当タイム.JPG
お弁当タイム

さようならの挨拶.JPG
さようならの挨拶

ありがとうございました.JPG
ありがとうございました

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