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なな山での取り組みから~実生苗の育成・観察の話~ [よもやま話]

ご存知のようになな山では、クヌギの実生から育てた苗を森木会のグリーンボランティア初級講座で行う植樹用として、長年にわたって供給してきました。
それに倣って、クヌギのほかはどうだろうということで、昨年は、コナラとヤマザクラの実生を双葉から育ててみました。なんとか年を越しました。
ヤマザクラの方は、既に報告したように、東の山のバス通りのアズマネザサの刈り跡に補植してみました。順調に成長しているようです。

実生一年生の様子.jpg
実生一年生の様子

今回は、桜の枯損木の上にコナラの実生を見つけたので、日当たりの好い畑の傍らに置きました。
白く見えるのがヤマザクラの花びらです。

コナラのドングリがどんなふうに大きくなっていくのか、観察してみることにしました。

ヤマザクラの枯損木とコナラの実生.jpg
ヤマザクラの枯損木とコナラの実生

拡大するとこんな感じです。ようやく双葉が確認できます。
幹の下には、まだドングリの実がまだ残っているのが見えます。
ヤマザクラの表面は、スポンジのようになっていて湿り気を確保できているようです。

コナラの実生(拡大).jpg
コナラの実生(拡大)

加えて、コナラだけではかわいそうということで、クヌギ苗を横に持ってきました。
クヌギとコナラの違いも確認できます。

クヌギの(多分)一年生.jpg
クヌギ(多分)の一年生

ヤマザクラも仲間に入れました。

ヤマザクラの一年生.jpg
ヤマザクラの一年生

コナラのドングリの実生の一年後の姿も分かるようにしてみました。

コナラの一年生の様子.jpg
コナラの一年生の様子

なな山では、今コナラのドングリが赤く色づき、根を出して着底したり、芽を出し始めたところです。クヌギは、もう少し進んで、細い幹を上げて双葉が開いたくらいです。
全山、実生観察園状態です。どちらも命の芽吹き感じることが出来ます。ちょっとしたお薦めです。
   N山さん

畑の傍らの観察スポット.jpg
畑の傍らの観察スポット

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