コクランの株が新たに見つかった！ ～なな山の活動から～

中の山の頂上付近の下草刈りをしていた時に、Ｏ澤さんがコクランを見つけた。
中の山にはコクランが確認されているが、その位置からは30mほども離れているだろうか。どうしてこんなところにと思わざるを得ない。


枯れた花茎を残しているコクラン

何より驚いたのは、花を咲かせた跡が確認出来ることだ。人知れず立派な花をつけていたのではないかと想像できる。また咲いて、その姿を見せて欲しいという気持ちになる。
生育環境を調べると、ウィキペディアでは「低山の常緑樹林内に生える。ある程度以上茂った薄暗いところで見かけ林縁などにもあるが、明るいところには出ない。」とある。中の山は、大まかにいって条件に適合している。広くヒサカキやカクレミノに覆われている。問題は、その暗さの程度だ。今回の発見場所は、頂上付近で中の山では日当たりが好い場所に思える。取り敢えず現状を大きく変えない道を選択することになりそうだ。


中の山の頂上付近の様子

これからは、コクランの経過観察に中の山にも通うことになりそうだ。
このような発見があると、また下草刈りが楽しくなるなぁ、そう思うのでした。
　　　Ｎ山さん