SSブログ

アサギマダラの話 ~なな山の活動から~ [よもやま話]

話は、M倉さんから「オオカモメヅルにアサギマダラの幼虫らしいものを見つけたのよ」という話から始まる。
アサギマダラと言えば、私でも「海を越えて長距離移動する蝶」くらいの知識はある。

アサギマダラの成虫.png
アサギマダラの成虫(ウィキペディアから)

取り敢えず、写真を撮ることにした。カメラの性能もあるが、やる気のなさが出たような写真である。オオカモメヅルの葉の裏側に幼虫が見て取れた。24日のことである。まだ私には判別がつかない。

5月24日のアサギマダラの幼虫.jpg
5月24日のアサギマダラの幼虫らしきもの

話は一旦ずれるが、M倉さんが中の山で仮囲いした植物を探している。「誰かがキジョランを囲ってくれたと思う」という話であった。「キジョランの実は冬が近づくと、はじけて中から綿毛が飛び出す。和名は、その綿毛の白毛を鬼女の髪に見立てたことに由来する」と話してくれた。和名は、鬼女蘭と表記される。
調べると、「アサギマダラの食草」とのことであった。私にもことの重大性が認識できた。「なな山がアサギマダラの産卵地になっているってこと?」となった。

オオカモメヅル.jpg
オオカモメヅル

気になって、27日にもう一度写真を撮ってみることにした。
僅か三日のうちに姿を変えていた。模様がしっかり出ている。

5月27日の幼虫.jpg
5月27日の幼虫の姿

下の写真は、ウィキペディアに乗っているアサギマダラの幼虫である。ほぼ間違いなくなな山のものもアサギマダラの幼虫のようである。

アサギマダラの幼虫 ウィキペディア.jpg
アサギマダラの幼虫(ウィキペディアから)

更に調べると、「幼虫はガガイモ科のキジョラン、カモメヅル、イケマ、サクラランなどを食草とし、卵は食草の葉裏に産みつけられる」とある。なな山の場合はオオカモメヅルだが、カモメヅルも食草である。ちゃんと葉裏に居る。

これから先はどうしたら好いのか分からない。静かに見守るしかないと思うが、なな山に通う愉しみがまた増えた。
   N山さん

コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。