SSブログ

里山の姿を見にやって来た! 帝京小学校「観察授業」(2022.12.16) [連携イベント]

12月16日快晴の一日、午前中、帝京大小学校5年生の授業の一環として、なな山での現地見学会(観察会)が行われました。
帝京大小学校には、前身の多摩市立竜ヶ峰小学校のときからの雑木林があります。このことから、学校教育のなかで里山に触れるような取り組みを始めたいとの考えで、隣り合わせにあるなな山を見学して参考にしたいとのことで観察会が実施されました。
今回は、5年生3クラス50人弱と先生が4人、コンサルタント2名が見えました。

学校からは徒歩で、なな山に到着。山歩きでの注意点、なな山の特徴などを説明しました。
その後、2グループに分かれて、なな山緑地の中を観察して回りました。

到着時の様子.jpg
到着時

今回の見学は、ヘルメットも学校側で用意してもらいました。
また、引率と説明も学校側が主導し、なな山のメンバーはサポート役。全体は二組に分かれて、先生とI田さん、コンサルタントのT原さんと私の組み合わせで、先生たちを中心にしながらなな山側が掛け合いをする形で回りました。これまでにないスタイルの観察会となりました。

私の担当したグループの様子.jpg
私の担当したグループ

観察は、広場から畑での腐葉土の役割、周りの樹木から萌芽更新の話などから始まりました。
畑では、腐葉土に触ってもらい、腐葉土の特徴を観察しました。
落ち葉溜りでは、カブトムシの幼虫に触れながら、観察しました。
ナメコのホダ木とシイタケのホダ木を観察しながら植物が様々な生き物の食物になって、最後は土になっていく話をしました。

シイタケの榾木の観察中.jpg
シイタケの榾木の観察中

中の山では、西の山との違いを観察してもらいました。
林床に日が届くことの大切さを説明しました。

センリョウなどを観察.jpg
センリョウなどを観察

観察が終って広場に戻ってからは、広場の落ち葉掻きをしてもらいました。
たくさんの子供たちが喜んでやってくれました。

落ち葉集めを楽しむ.jpg
落ち葉集めを楽しむ

集めた落ち葉は、西の谷のシガラに入れて作業完了となりました。

シガラに落ち葉を入れ込む.jpg
シガラに落ち葉を入れ込む

最後にI田さんから今日のまとめ。
里山が生活にとって大きな役割を果たしていることを話しして、観察会は終了となりました。
担当の先生は、学校の雑木林を使って「里山クラブ」のようなものを作りたいという話をされていました。
なな山緑地での観察会の経験が少しでも役立つと嬉しいですね。
   N山さん

説明するI田さん.jpg
説明するI田さん

コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。