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なな山の東の山と多摩めかいの会の話 [活動報告]

今シーズンも「めかい講座」が開かれ、その中でシノダケ採取を体験するため実習が11月6日(日)に行われ、めかいの会のメンバーのシノダケ採取も12月から始まりました。

これまでの経緯なども含めて、なな山緑地の会と多摩めかいの会との関係を整理することにしました。
最初は、東の山の話から始まります。

東の山のシノダケ林.jpg
東の山のシノダケ林(2022年1月)

なな山緑地の会の活動が始まったのは、2003(H15)年12月とされており、東の山が活動区域に編入されたのは、2009(H21)年3月26日ですから、5年ほど経った頃になります。
当時は、現在のように作業路も無かったことから道づくりから始まりました。東の山は、その当時から人の背丈を越えるアズマネザサに覆われており、有望なシノダケ採取の場所となっていました。

作業路を作った後のシノダケ林.jpg
作業路を作った後のシノダケ林

多摩めかいの会との繋がりの契機は、2012年10月、市の市民活動支援課から森木会にめかい用のシノダケを採取できる場所はないかと問い合わせです。これになな山緑地の会が採取協力を申し出たことによります。その後、関係者の現地視察の結果、なな山でのシノダケ採取が決まりました。
そのことを受けて、「多摩のめかいづくり」講座が開催され、シノダケ採取とヒネづくりの体験実習の場としてなな山が使われ、その講座の終了後には「多摩めかいの会」が組織として活動を開始しています。
その後、「めかいづくり講座」は、2014年2~3月にはグリーボランティア連絡会の主催に移行し、現在まで、毎年開催され人気の講座となっています。
一方、なな山では、2013年10月から毎週火曜日に「木工クラブ」の活動を始めました。木工クラブでは、様々な工作をすることに加えて、一緒にめかい籠作りをするなどして、多摩めかいの会のヒネづくりの活動を支援してきました。

木工クラブの様子.jpg
木工クラブの様子

そんな経過で10年近くが経ち、過去の経過を知る人も少なくなった中、相互関係を揺るがすようなことがあり、昨年度末に「多摩めかいの会」と「なな山緑地の会」の相互の関係性を再度確認する作業を行いました。
見直しの理由の一番は、なな山緑地の会として東の山のシノダケの間伐を進めたことから、整備を進めたなな山緑地の会のめかいの会を受け入れる立場と、育成されたシノダケを採取する多摩めかいの会の立場との相互理解が希薄になったことによるといえます。

シノダケ林の間伐.jpg
シノダケ林の間伐

なな山緑地の会側から見ると、この数年は特に、シノダケの間伐と作業路の延長に努めて来ましたが、そのことがきちんと多摩めかいの会に伝わっているのだろうか、そんなことだと思います。

間伐後のシノダケ林.jpg
間伐後のシノダケ林

話し合いの経過の詳細に触れると大変なので、ここでは結果だけ記すこととします。

大筋で、次のようなことになりました。
・なな山緑地の会は、多摩の伝統工芸めかい(籠)作りを進める多摩めかいの会の活動を引き続き支援する。そのためにシノダケ採取とヒネ剥ぎなどの活動の場を提供する。
・多摩めかいの会は、なな山緑地でのシノダケ採取にあたり、なな山緑地の会の取り組みを理解し、シノダケの育成のための間伐、作業路の整備、作業場となる広場などの清掃など必要な維持管理を一緒になって行うよう努める。

めかいの会の活動.jpg
めかいの会の活動

こうして、今年も、多摩めかいの会のシノダケ採取が12月から始まりました。とても和やかな雰囲気のうちに行われました。
引き続き、毎週火曜日になな山の広場10時集合でシノダケ採取とヒネ剥ぎを行なわれます。
日程は、1月は、10日・17日・24日・31日。 2月は、7日・14日・21日・28日の延べ8回です。採取シーズンの最後として東の山の整備作業を3月7日に予定しています。
   N山さん

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