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なな山での「どんど焼きのあんこ作り」 その2 [連携イベント]

前回、「どんど焼きのあんこ」の提供について報告しました。実際にどんど焼きがどのように行われているのか、提供した丸太で作った薪がちゃんと役に立ったのか、観に行きましたので報告します(正式名称は、「どんど焼き」なので訂正しています)。

先ずは前日、弱い雨が降っていましたが、一時過ぎに行くと、すでにやぐらは完成していました。

どんどやぐら.jpg
和田中学校のグランド上に完成したどんどやぐら

ご挨拶をしてやぐらの中を見せて頂くと写真のような状態でした。なな山から持ち出した薪は全て使って頂いていました。「予定している時間内に燃えるでしょうか?」と尋ねると「大丈夫でしょう!」とのことでした。写真では分かりにくいのですが、竹で棚を組んで空気の通りを好くする工夫がされていました。

やぐらの中.jpg
やぐらの中

どんど焼きの当日はよい天気とは言えないまでも雨が降らずに済みました。どんど焼きの様子を初めから見たかったのですが、Y田さんが写真を送ってくれましたので、転載します。(以下、3枚の写真はY田さん提供)

やぐらの上には、正月飾りなどをしっかり燃やして良いものだけにしてお焚き上げの状態になっています。
点火は「年女」の女子だったそうです。

点火直前.jpg
点火直前のやぐら

Y田さんの話では、「大きな薪もあったことから、当初は燃焼に時間がかかることが予想されましたが、11時のお炊き上げ開始後、約1時間でほぼほぼ熾火(おきび)となり、14時にはおおむねすべて灰にすることができました」とのことでした。

燃え盛る.jpg
燃え盛るどんどやぐら

少なくなった熾火.jpg
熾火も少なくなった

ほぼ灰.jpg
点火から2時間後くらいの状況。ほぼ灰になった

2時間半くらい経過した後、消火して、最後に灰を集めました。一旦保管するとのことでしたが、嘗ては、畑にすき込んだりしたそうです。

灰集め.jpg
灰を集めている

まとめ
今回は、あんこ(燃え草)としてなな山から割ってあった薪と丸太から斧や手動まき割り機を使った新たに薪を作ったりして、なな山にとっては広場周りに散在していた丸太を処分できキレイになりました。一方、青少協第二地区の方にとっては、作業は大変でしたが、ほぼ満足できるあんこを得ることとなりました。このような関係は、両者にとって利益があるばかりじゃなく、なな山が地域の役に立つ山になる可能性を示したことになりました。このようなことから、来年のどんど焼きに向けて新たな関係性を話し合っていくことが必要と考えています。

また、今回は、あんことは別に、例年はどんど焼きに合わせて餅が振る舞われるため、事情が許せば来年は餅焼き用のシノダケが欲しいとの話もありました。第二地区だけで300本との話です。その他にも、第一地区からも800本という話があります。こちらの方は、過去になな山で皆伐で対応したことで何年もシノダケが復活しなかったという苦い経験をしており、今後どのように対応できるのか、考えていく必要があると考えています。
地域と繋がりが出来、なな山の恵みが地域の役に立つことは好いのですが、新たな課題も見えて来たどんど焼きの話でした。
   N山さん

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