シノダケ・ヒンメリ122 【基本知識】 ワイヤーの処理方法 [シノダケ・ヒンメリ]
シノダケ・ヒンメリ作りは、シノダケ材にワイヤーを「入れては繋ぐ」を繰り返して、形を作っていきます。
ワイヤーの視点で言うと、シノダケ材にワイヤーを通して、「結ぶ」、「繋ぐ」と「引き出す」の三つの作業になります。今回は、この基本的な作業について説明します。
1)「結ぶ」は、二つに分けられます。
1-1)作り始めの最初は、ワイヤーに何本かのシノダケ材を入れて三角形などの多角形を作ります。この際の作業をここでは、「ワイヤー同士を結ぶ」と言います。
三角形での場合の図を示してします。
シノダケ材を通した、赤と黒のワィヤーをクロスさせ、互いに別のワイヤーに巻き着けます。
ダマを作ることで、ダマ同士がぶつかって外れません。
この作業は、必ず作る際の最初の作業になります。
1-2)次にシノダケ材を入れて結ぶときは、シノダケ材の間にあるワイヤーに結ぶことになります。「結ぶ」というより「交点に固定する」というのに近いです。
図は、右のシノダケ材の間の黒いワイヤーにシノダケ材を入れて結び固定して、左上に続ける場合のイメージです。
赤いワイヤーを黒いワイヤーに何回まわすか、形を考えながら結ぶ必要があります。
2)次は、ワイヤーの繋ぎです。シノダケ・ヒンメリでは、糸と違って、一定の長さに細断されたワイヤーを使っているので、「繋ぐ」作業が度々生じます。
シノダケ・ヒンメリでは、とてもシンプルな繋ぎ方を薦めています。短くなったワイヤーを折り、図のように新たなワイヤーを引っかけてシノダケ材の中で処理します。
講座などでは、ワイヤーを捻じる人を見かけますが、新しいワイヤーを引っ張り、緩まないようにして、シノダケ材の端を曲げるのをお奨めします。
3)シノダケ・ヒンメリでは、どうしてもワイヤーの「引き出し」という作業が必要になります。
部材が奇数になっている場所では、ワイヤーの端部をシノダケ材の中に始末します。
1-2)では、結節点が4と偶数でしたが、上の図のように奇数の場合は、黒のワイヤーに赤のワイヤーを巻きつけて、ワイヤーの端部を含めて二本のワイヤーともシノダケ材の中に入れて作業を進めます。
どのシノダケ・ヒンメリ作品も、以上の作業の繰り返しです。
シノダケ・ヒンメリ作りで出来上がった形がキレイに見えることが大切ですが、不要なワイヤーの端部が残らないように進めて欲しいと思います。
交点のシノダケ材の本数により、奇数の際にワイヤーの「引き出し」をしてください。
上手に作るコツは、結び目の形になると思います。
たくさん作ってみてコツをつかんでもらうしかないと思いますが、一つだけ、「シノダケ材の長さを調整する」場合について紹介します。
4)おまけ:材の集中箇所での処理の仕方
前回紹介した「121 立方八面体の作り方」では、筋交いが図形の中心で12本とたくさん集まっています。
同じ長さの材料ではどうしても上の図のように座屈して(本来、直線状に並ぶものが真っすぐに並ばない状態になって)しまいます。
形を美しく見せるために、筋交いになるシノダケ材をシノダケ材の太さ程度短くします。
材の寸法が二通りになるので、取り違えに注意が必要ですが、筋交い材同士が中心で直行して見えるように改善されるかと思います。
ワイヤーの視点で言うと、シノダケ材にワイヤーを通して、「結ぶ」、「繋ぐ」と「引き出す」の三つの作業になります。今回は、この基本的な作業について説明します。
1)「結ぶ」は、二つに分けられます。
1-1)作り始めの最初は、ワイヤーに何本かのシノダケ材を入れて三角形などの多角形を作ります。この際の作業をここでは、「ワイヤー同士を結ぶ」と言います。
三角形での場合の図を示してします。
シノダケ材を通した、赤と黒のワィヤーをクロスさせ、互いに別のワイヤーに巻き着けます。
ダマを作ることで、ダマ同士がぶつかって外れません。
この作業は、必ず作る際の最初の作業になります。
1-2)次にシノダケ材を入れて結ぶときは、シノダケ材の間にあるワイヤーに結ぶことになります。「結ぶ」というより「交点に固定する」というのに近いです。
図は、右のシノダケ材の間の黒いワイヤーにシノダケ材を入れて結び固定して、左上に続ける場合のイメージです。
赤いワイヤーを黒いワイヤーに何回まわすか、形を考えながら結ぶ必要があります。
2)次は、ワイヤーの繋ぎです。シノダケ・ヒンメリでは、糸と違って、一定の長さに細断されたワイヤーを使っているので、「繋ぐ」作業が度々生じます。
シノダケ・ヒンメリでは、とてもシンプルな繋ぎ方を薦めています。短くなったワイヤーを折り、図のように新たなワイヤーを引っかけてシノダケ材の中で処理します。
講座などでは、ワイヤーを捻じる人を見かけますが、新しいワイヤーを引っ張り、緩まないようにして、シノダケ材の端を曲げるのをお奨めします。
3)シノダケ・ヒンメリでは、どうしてもワイヤーの「引き出し」という作業が必要になります。
部材が奇数になっている場所では、ワイヤーの端部をシノダケ材の中に始末します。
1-2)では、結節点が4と偶数でしたが、上の図のように奇数の場合は、黒のワイヤーに赤のワイヤーを巻きつけて、ワイヤーの端部を含めて二本のワイヤーともシノダケ材の中に入れて作業を進めます。
どのシノダケ・ヒンメリ作品も、以上の作業の繰り返しです。
シノダケ・ヒンメリ作りで出来上がった形がキレイに見えることが大切ですが、不要なワイヤーの端部が残らないように進めて欲しいと思います。
交点のシノダケ材の本数により、奇数の際にワイヤーの「引き出し」をしてください。
上手に作るコツは、結び目の形になると思います。
たくさん作ってみてコツをつかんでもらうしかないと思いますが、一つだけ、「シノダケ材の長さを調整する」場合について紹介します。
4)おまけ:材の集中箇所での処理の仕方
前回紹介した「121 立方八面体の作り方」では、筋交いが図形の中心で12本とたくさん集まっています。
同じ長さの材料ではどうしても上の図のように座屈して(本来、直線状に並ぶものが真っすぐに並ばない状態になって)しまいます。
形を美しく見せるために、筋交いになるシノダケ材をシノダケ材の太さ程度短くします。
材の寸法が二通りになるので、取り違えに注意が必要ですが、筋交い材同士が中心で直行して見えるように改善されるかと思います。
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