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シノダケ・ヒンメリ121 「立方8面体」のつくり方 [シノダケ・ヒンメリ]

今回は、「立方8面体」の作り方です。
何度か紹介してきましたが、下の図のように、外形は、正方形6枚、正三角形8枚、でできた多面体です。
骨組みに正方形が6つあることから、シノダケ・ヒンメリで外形をなぞっただけでは形が安定しません。

立方8面体.jpg
立方8面体

なので、中心に向かって筋交いを入れることで、下のような「立方8面体」を作ることになります。

筋交い入り立方8面体.jpg
筋交い入り立方8面体

≪部材点数と長さ≫
部材点数は、外形の24本と筋交いにあたる12本の合計36本です。
長さは、36本とも同じです。

以下、手順に沿って画像で説明を行います。
1)
先ず正方形を作り、4つの角からそれぞれワイヤーを二本ずつ引き出して、シノダケ材を入れて三角形を4つ作ります。
(図の横に並んだ4つの三角形です。)

手順1.jpg
手順1

2)
正方形の上で4本のワイヤーを結び、そのうち2本のワイヤーに部材を入れて、外側に向けて伸ばし、外側の三角形の角(頂点)と結びます。
(横に延びた2本のシノダケ材です。)

3)(置き方を変えて観ていますが、)
正方形の上の二点からワイヤーを1本ずつ引き出して、シノダケ材を入れて結びます。上側に見える三角形が出来ます。

手順3.jpg
手順3

4)
そこに、筋交いの中心の位置から二方向にワイヤーを引き出し、その一方にシノダケ材を入れて、3)の頂点と結びます。
※筋違いの中心は、正方形の奥に見える7本の部材が集まっている点です。

5)(また、置き換えていますが、)
最初、底にあった正方形の残りの一辺にも3)と4)の作業を繰り返します。
図のように、正方形に上部に、四つの角が出来上がります。

手順5.jpg
手順5
図のように、(四角形を底にしておくと、)上側に四本のシノダケ材が直交した十字形になります。

次に、十字形の先端に部材を入れて結ぶことで正方形を四つ、順番に作ります。

6)
十字形の先端二ヶ所のワイヤーにシノダケ材を入れて二本を結びます。一つ目の正方形が出来ました。

手順6.jpg
手順6

7)(6の状態では、正方形が安定しないので、)
正方形の先端に、筋交いの中心からワイヤーを引き出して、部材を入れて結び、安定させます。
また一つ、角が出来ました。

手順7.jpg
手順7

8)6)と7)の作業をあと三回、繰り返します。

途中経過で、二つ目の正方形が出来た形を示します。

手順8.jpg
手順8

※注意点
二つの四角形のぶつかっている場所(図では、手前に飛び出した箇所)にワイヤーが残らないように始末しましょう。

図は、底の正方形に対して、4つの垂直の正方形が出来ところです。

手順8-2.jpg
手順8-2

残り一つの正方形が出来て完成です。
垂直に立ち上がった正方形の4つの角を部材で繋げば完成です。

9)
4つの角の一つからワイヤーを全部始末しながら、ワイヤーに部材を入れて、横の角と繋ぎます。

手順9.jpg
手順9
*図では、中心で横になっている部材です。

頂部に出来る正方形の三辺を繋いだ時点では、図のようになります。

手順9-2.jpg
手順9-2


10)
最後の四本目を繋げば正方形ができて完成です。

手順10.jpg
手順10

これまで作って来て分かるのですが、立方8面体の筋交いは中心に12本が集中するので、あまりキレイに出来ません。その解決法や、立方8面体の応用などについて、次回、ご紹介する予定です。

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