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植生の保全と育成の現場から~シュンランの株のナンバリング~ [よもやま話]

2月12日の定例活動日は、さまざまな活動が行われました。朝のミーティングでI井さんから「4月花の時期も近づいたので、株を守りながらキンランの観察区域や中の山のシュンランの周りを手刈りしましょう」の声掛けがありました。

中の山での手刈り1.jpg
中の山での手刈り

作業は、青山学院大の三人の助っ人もあり。同じような植物の見分け方などの話もしながら、楽しく作業が進みました。
どうしても前屈みになり腰に負担の掛かる作業ですが、大勢でやると捗って楽しい作業になりました。

中の山での手刈り2.jpg
中の山での手刈り

ここからは後日の話になりますが、今、中の山に行くとシュンランの株には、棒が立っています。
棒の頭には白いテープが付いていて、番号が書いてあります。Y元さんが、シュンランの数を数えています。

シュンラン.jpg
中の山で前から見つけていたシュンラン

上の写真を拡大するとこんな感じです。番号が分かると思います。

シュンラン拡大.jpg
シュンランの拡大

シュンランの株は、今回確認されたものが29個でした。
中の山のこの辺りは3、4年ほど前から常緑樹のカクレミノやヒサカキの間伐と林床に繁茂していたシノダケの手刈りを進めてきました。そのことで、今回、たくさんのシュンランが見つかるようになりました。

整備された林床.jpg
整備された林床

シュンランが、人の手を感じたり、人の声を聴いたりして、顔をだしてくれているのではないでしょうか。
シュンランの花の時期が待ち遠しい季節になりました。
   N山さん

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