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妖しい妖精 - コウヤボウキ七変化 [よもやま話]

秋も深まると、林床に妖しく咲き誇る小さい妖精が現れる。コウヤボウキだ。「私のお気に入り!」と教えてくれたのはI井さん。昨年の晩秋のこと。チラホラと小さく咲く花に「高野山の箒」と覚えていたが、興味は秋風とともに失せていた。今年は西の山に群生している。

「コウヤボウキって、オケラとよく似ているの」とI井さん。「オケラって知っているでしょう。虫のオケラじゃないのよ」。西の山、緩やかな南斜面で偶然2つの花を発見。近くにあるので見比べる。「葉を見れば違いが分かる。オケラは、同じ所に数枚の葉が付くの」とオケラの茎を見せてくれる。「葉の縁にトゲ状で鋸の歯のようなものが付いている」。一方、コウヤボウキは、1年目の枝は葉っぱが互生し、2年目の枝になると、細長い葉が数枚ずつ同じ所から出る。花は識別しにくい。

なるほど。でも……。実物を見比べても、なかなか違いが分からない。難しい!

ところで、先日掲載したウリクサと思われる植物は、植物博士のA田さんによれば「トキワハゼでは?」とのこと。プロ用の植物図鑑を開いて違いを教えてくれた。もう一人の植物博士のM倉さんに尋ねたら「ウリクサかも」。プロ級の二人でも悩む植物、ド素人にはチンプンカンプン。

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オケラ。葉の縁にトゲがある

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オケラ

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コウヤボウキ

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コウヤボウキ

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コウヤボウキ

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コウヤボウキ

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コウヤボウキ。葉の縁にトゲがない

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オケラ

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