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六月の広場をよく観てみるとこんな花々が! 【なな山さんぽ】 [よもやま話]

NHK Eテレで「趣味どきっ! 道草さんぽ」という番組がありました。
その番組では、タブレットのカメラに拡大レンズ(番組では「百均マクロ」と紹介)を付けて普段は目に停めない雑草たちを観察しているのですが、思わぬ美しさや不思議な生態に驚かされたりしました。
今回は、なな山の広場でスマホを使い目いっぱい拡大して同じような試みをしてみました。
多くはとても小さく見過ごしそうな花ですが、拡大してのぞくと、その姿に感動しましたので紹介したいと思います。5月末から6月初めの広場周りからの報告です。

ドクダミ.jpg
ドクダミ

花の部分を拡大しているので、めしべの間からおしべが見えています。
ちなみに、白い4枚は花弁ではなく、花苞ということです(現在、学習中です)。

アカハナ.jpg
アカハナ

A田さんの話では、漢字では「赤葉菜」と書くそうで、下の方の葉から赤くなる「菜」ということだそうです。
拡大して見ることで、花弁の様子がしっかり見ることができました。

ニワゼキショウ.jpg
ニワゼキショウ

直径5mmから6mm程度の小さな花弁に白、こげ茶、黄と色をまとっていることに驚きました。
花弁の先端の尖り具合も分かります。

ハナキキョウソウ.jpg
ハナキキョウソウ

写真では、広場で見るよりも濃く出ているかと思います。
私などは、指をさされても直ぐには分からない淡い花です。
是非広場で、薄紫の五弁の花を探してみてください。

ここからは、探すのが難しいかも知れません。

ハナヤエムグラ.jpg
ハナヤエムグラ

ヤエムグラは、八重葎として万葉集にも歌われているそうですが、こちらは外来種とか。
畑の傍の「なな山緑地」銘板のところにあります。
拡大したことで、こんな花なのか、と驚きました。
開く前の花弁の様子がかわいいですよね。

コナスビ.jpg
コナスビ

こちらは、M倉さんに教えてもらいました。
クヌギの足元に下を向いて咲いていました。
葉の裏側に花をつけていたので起こして撮りました。

最後は、探すのがやさしいものにしました。

ヘラオオバコ.jpg
ヘラオオバコ

いつもは見向くこともない葉菜でも拡大すると、どうやったらこのような造形が生まれるのかと思うような造形でした。

7枚の写真は全て、なな山の広場周りで撮りました。
植物の世界もワンダーランド、そんなふうに思いました。
   N山さん

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順調に生育! 五月の畑仕事の進み具合など [よもやま話]

今回は、なな山の5月の畑の様子の報告です。

既に、二月末に植えたジャガイモは、元気に育ってGWには花をつけていました。

ジャガイモ花.jpg
ジャガイモの花

最近では、畝を見ると繁った葉の向こうに今年のジャガイモが出来ていて、いくつも顔を出していました。
緑色になる前に土を被せる必要がありそうです。

ジャガイモ.jpg
顔を出したジャガイモ

三月第二週に植え付けした里芋は、早いものはGWには芽を出し始めていました。
現在は、ほぼ出揃ったでしょうか。
出ていない株間に新たに移植する作業が必要のようです。

サトイモ.jpg
芽を出したサトイモ

T橋さんが前回植えたカボチャは、一旦虫が付いたりしたのですが、現在は元気になっています。
既に黄色い花を咲かせています。
土手の草刈りが必要になります。

カボチャ.jpg
蔓を伸ばし始めたカボチャ

前回の活動日に植えたスイカも一旦はたくさんの虫が付きましたが、今はもう大丈夫とのことでした。

スイカ.jpg
スイカ

今年は、種無しスイカを初めて植えることになりました。
併せて、小玉スイカを真ん中に置いて受粉を行うそうです。

サツマイモは、農協に頼んであった苗が入荷したのを受けて植え付けをしました。
翌日、気温が上がったことから、少しダメージを受けたようですが、なんとか定着しそうです。

サツマイモ.jpg
芽を出したサツマイモ

総じて、気温差の上がり下がりが激しい日が続いているので、今年の作物の出来はどうでしょうか。

心配の一方で、前回の定例活動日に収穫したばかりのニラは、既に、元気に葉を伸ばしていました。
   N山さん

ニラ.jpg
成長が速いニラ

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なな山を彩る花々【5月中頃】 [よもやま話]

本格的な春から初夏に移ろうとする5月中旬、なな山にはサイハイランをはじめ大小の花々が密かに咲きます。

サイハイラン_IMG_6210_230514.jpg
サイハイラン(采配蘭)
ラン科。花期:5月中旬。多年草。キノコ菌と共生する部分的菌従属栄養植物。生育場所:日陰や広葉樹の木陰(西の谷)

アメリカフウロ_IMG_6206_230514.jpg
アメリカフウロ
フウロソウ科。花期:5月中旬。越年草。生育場所:広場

エゴノキ_IMG_6195_230514.jpg
エゴノキ
エゴノキ科。花期:5月中旬。落葉高木。鈴のような花が「森のシャンデリア」と称される。生育場所:西の山

オヤブジラミ_PXL_20230514_003202787.jpg
オヤブジラミ
セリ科。花期:5月中旬。越年草。生育場所:広場

フタリシズカ_IMG_6196_230514.jpg
フタリシズカ
センリョウ科。花期:5月中旬。多年草。生育場所:中の谷

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エビネ、ハナヤエムグラ、ホオノキ……春本番の花々 [よもやま話]

春本番になな山を彩る花々です。

エビネ_IMG_6145_230423.jpg
エビネ
ラン科。花期:5月上旬。多年草、準絶滅危惧種(環境省レッドリスト)。キノコ菌と共生する菌従属栄養植物。生育場所:日陰や広葉樹の木陰(西の谷)

ササバギンラン_IMG_6170_230423.jpg
ササバギンラン(笹葉銀蘭)
ラン科。花期:5月上旬。多年草。樹木の根につく菌根菌と根との3者共生(西の山)

アマドコロ_IMG_6188_230423.jpg
アマドコロ
キジカクシ科。花期:5月上旬。多年草。生育場所:陽当たりの良い草地(広場)

ハナヤエムグラ_IMG_6133_230423.jpg
ハナヤエムグラ
アカネ科。花期:4月下旬。越年草または1年草(広場)

ホオノハナ_IMG_6168_230423.jpg
ホオノキ
モクレン科。花期:5月上旬。葉と花は日本の樹木の中で最大といわれる(中の谷奥)

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チゴユリ、キンラン、ヒメオドリコソウ……春の花々 [よもやま話]

チゴユリ_IMG_6079_230409.jpg
チゴユリ
イヌサフラン科。花期:4月中旬。多年草。地下茎の先に毎年新しく地上茎が出る「疑似一年草」(西の山)

キンラン_IMG_6073_230409.jpg
キンラン
ラン科。花期:4~5月。多年草、絶滅危惧種(環境省レッドリスト)(西の山)

ヒメオドリコソウ_IMG_6086_230409.jpg
ヒメオドリコソウ
シソ科。花期:4月上旬。一年草(広場)

キランソウ_IMG_6085_230409.jpg
キランソウ
シソ科。花期:4月中旬。多年草。別名:ジゴクノカマノフタ(西の谷)

タチツボスミレ_IMG_6053_230402.jpg
タチツボスミレ
スミレ科。花期:3月下旬。花は淡紫色だが、場所により紫に濃淡あり。花柄に毛がなく、根生葉はハート形(中の谷奥)

オオアラセイトウ_IMG_6056_230402.jpg
オオアラセイトウ
アブラナ科。花期:4月上旬。一年草。別名:ムラサキハナナ、ショカツサイ(諸葛菜)(西の谷)

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花めぐり友の会の観察会 in なな山【報告】 [よもやま話]

4月7日、花めぐり友の会の方々7人がなな山の植物観察に見えました。調布に住んでいる人が中心とのことでしたが、都内に広く20人ほどの会員がいらっしゃるとのことでした。

事務局といっていましたが、リーダーの方は事前に下見に来てくださり、いろいろな話を伺うと植物に詳しい人だと分かり、なな山からも一緒に観察に同行させてもらうことになりました。当日は、A田さん、M倉さん、Y元さん、M岡さんと私の5人が一緒に廻りました。
当日は、雨が心配されたのですが、午前中は降らず、風が強かったのですが、時期としてはまずまずでした。

花めぐり友の会.jpg
山を巡る花めぐり友の会のみなさん

タマノカンアオイが花を着け、キンラン、チゴユリが咲き始め、たくさんの芽吹きが確認出来ました。

タマノカンアオイは、朝の連続テレビ小説「らんまん」が始まったのに合わせるかのように花を着けていました。

タマノカンアオイ.jpg
土手のタマノカンアオイ

チゴユリも数日前は、数輪の開花でしたが、一気に開花が進んでいました。

チゴユリ.jpg
チゴユリ

今回は、興味深い話をいくつか聞くことが出来ました。
コクランなどは、他の草との競争に負けることから、人が踏み荒らしたような通路の脇に出て来るそうです。

コクランの観察中.jpg
コクランの観察中

タマノカンアオイの花は、種をつけるとアリなどを引き付ける臭いを出して、アリによって生息域を拡げているそうです。

チゴユリの撮影中.jpg
チゴユリの撮影中

今回は、植物観察といっても興味の対象が違う人たちとの印象を持ちました。名前の知らない植物がありますか、と訊かれたりしました。

「なな山の植物」の冊子を紹介したところ、5冊ほど買って頂きました。
また、是非訪れたいとのことで、丁寧なお礼のメールもいただきました。
私にとって、いろいろ学びのある観察会への参加となりました。
  N山さん

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春の気配-なな山の広場周り- [よもやま話]

3月4日、広場のクヌギの枝の高いところで引っ掛かったままの枝の取り除き作業をしてもらえるとのことで、観に行きました。

かかり枝は、既に取り除かれていました。
取り敢えず、ひと安心というところですが、クヌギの木のナラ枯れがどのようになるのかによっては、伐木を検討することも考えなくてはならないのかも知れません。

クヌギ.jpg
かかり枝が取り除かれたクヌギ

行ったついでに、広場周りの春の気配を感じさせる景色を写真に撮りましたのでレポートします。

先ずは、河津ザクラ。ほぼ満開でキレイでした。
今年は、花数が多いのでしょうか、とてもきれいでみなさんが立ち止まって写真を撮ったりしていました。

河津ザクラ.jpg
河津ザクラ

白梅は、既に少し花びらを散らし始めていました。
「梅の姿かたちがキレイです。剪定が上手なんでしょうね」と褒めてくれる方がいました。今年は花の着きが好いように思いました。

白梅.jpg
白梅

紅梅も申し分なし。紅白の梅とピンクの河津ザクラが加わって、なな山に春の彩を加えてくれているように思いました。
観ていても飽きない景色でした。

紅梅.jpg
紅梅

こちらはスモモの木です。枝にたくさんの蕾が着いていました。今年はたくさんの実を付けてくれるでしょうか。楽しみです。

スモモ.jpg
スモモ

足元を見るとタンポポも。

タンポポ.jpg
タンポポ

ご存知、オオイヌノフグリも。

オオイヌノフグリ.jpg
オオイヌノフグリ

新緑の芽吹きの時期ももう直ぐでしょうか。
春を迎えつつあるなな山の広場周りの様子でした。
   N山さん

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どんど焼きの続き:来年用の団子焼き用竿提供の報告 [よもやま話]

今年一月のどんど焼きで、青少協第二地区(和田地区)との間で、あんこ(燃え草)の提供が始まり、燃え残った灰(草木灰)を頂くという関係が出来ました。
話しは来年のどんど焼きになるのですが、青少協第二地区のU渡会長から「ここ数年はどんど焼きでの飲食が出来なかったが、来年は是非とも団子焼きをやりたい。ついては、シノダケが300本ほど必要になる。なな山緑地の方で協力願えないか」との話がありました。

なな山では、今年に入って木工クラブの作業で、めかいの会のシノダケ採取に合わせて、東の山のシノダケ林の間伐を進めていました。「年末の時期は忙しく難しいが、いまは間伐の時期なので保管場所が用意できるのであれば対応したい」と話したところ、「これまでもシノダケを保管して来ていたので場所はある」という話になりました。
実際どれくらい切り出すことが出来るのか、やってみました。その作業の結果、シノダケの間伐材を300本を広場に引き出すことが出来ました。このことを連絡すると、22日にシノダケをなな山に取りに来てくれることになりました。

束ねたシノダケ.jpg
30本ずつ束ねた300本のシノダケ

搬出作業は、A田さんと私、青少協第二地区の会長と役員の二人が軽トラで運ぶということで行われました。
話がトントンと進み、話をするまもなく進んでしまいましたので、ブログでの報告となります。

軽トラ.jpg
軽トラの荷駄に載せたシノダケ

積み込み後.jpg
積み込み後の記念写真

積み込み後に少し話が出来ました。
なな山にとっては、継続的に300本のシノダケ材を提供するのは難しいのですが、あんこの提供は来年も必要になるとのことで、お互いの協力関係を継続していきましょうという話になりました。
   N山さん

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植生の保全と育成の現場から~シュンランの株のナンバリング~ [よもやま話]

2月12日の定例活動日は、さまざまな活動が行われました。朝のミーティングでI井さんから「4月花の時期も近づいたので、株を守りながらキンランの観察区域や中の山のシュンランの周りを手刈りしましょう」の声掛けがありました。

中の山での手刈り1.jpg
中の山での手刈り

作業は、青山学院大の三人の助っ人もあり。同じような植物の見分け方などの話もしながら、楽しく作業が進みました。
どうしても前屈みになり腰に負担の掛かる作業ですが、大勢でやると捗って楽しい作業になりました。

中の山での手刈り2.jpg
中の山での手刈り

ここからは後日の話になりますが、今、中の山に行くとシュンランの株には、棒が立っています。
棒の頭には白いテープが付いていて、番号が書いてあります。Y元さんが、シュンランの数を数えています。

シュンラン.jpg
中の山で前から見つけていたシュンラン

上の写真を拡大するとこんな感じです。番号が分かると思います。

シュンラン拡大.jpg
シュンランの拡大

シュンランの株は、今回確認されたものが29個でした。
中の山のこの辺りは3、4年ほど前から常緑樹のカクレミノやヒサカキの間伐と林床に繁茂していたシノダケの手刈りを進めてきました。そのことで、今回、たくさんのシュンランが見つかるようになりました。

整備された林床.jpg
整備された林床

シュンランが、人の手を感じたり、人の声を聴いたりして、顔をだしてくれているのではないでしょうか。
シュンランの花の時期が待ち遠しい季節になりました。
   N山さん

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榾木用のクヌギとヤマザクラの伐倒と榾木づくり [よもやま話]

2月12日の定例活動日は、シイタケとナメコの榾木用にそれぞれ、クヌギとヤマザクラの伐倒をおこないました。

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ヤマザクラの伐倒後

ヤマザクラは、当初、広場前の三本立ちの一本を切る予定でしたが、直前に西の山のこれも三本立ちの一本を切り落とすことになりました。
切り株を見て分かる通りの外径木で大変な作業でしたが、なな山の伐木チームの実力がいかんなく発揮され玉切り、枝払いも無事に行うことが出来ました。

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ヤマザクラの切り株

定尺に玉切りされた榾木は一旦、園路脇に存知されました。榾木としては、少し太めですが十分な量となりました。

玉切りされたヤマザクラ.jpg
玉切りされたヤマザクラ

一方、クヌギの方は、伐木時の写真はありませんが、3本切って榾木を作りました。
こちらも榾木として十分な量が確保されました。

シイタケ用の榾木.jpg
シイタケ用の榾木

3月第2回目の定例活動日は、駒打ちです。美味しいキノコが出来るようにしっかり作業しましょう。
   N山さん

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