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南鶴牧小なな山自然観察会 - なな山だより《イベント・活動紹介》 [なな山だより]

日にち:11月21日(土)
陽射しが強く夏を思わせる11月21日(土)、南鶴牧小、秋のなな山自然観察会が開催された。参加者は、23人(子ども13人、教員3人、保護者7人)。あいさつの後、さっそく西の山の自然観察。秋の実、紅葉、落ち葉、冬支度の虫が主なテーマ。講師は、A田さん。

広場でドングリに2タイプあることから話が始まる。子どもたちは、あちこちに落ちている丸いドングリ(クヌギ)と細長いドングリ(コナラ)を拾って観察。シイタケの原木栽培、ムラサキシキブ、ナツハゼ、コウヤボウキ……。西の山の山道を登りながら秋の里山を巡る。山頂では落葉の話。地面のなかの微生物に食べられ、それが山の草木の栄養となって山を作っている。昔は雑木林の樹木は薪や炭にしていた。

「囲っているのはナゼ?」と質問。「ヤブレガサといって、なな山ではここにしかないので大事に保護している。カサが破けた感じから名前が付いた」。真上を見上げ「上の葉っぱの色が変わっていない? ほかは緑なのに茶色に枯れている。木の根に近いところに白い木のくず(フラス)がわかる?」と話すと、「ナラ枯れ。ニュースで見た」と女の子の声。拍手が上がる。可憐なキチジョウソウの花と赤い実を見たところで観察終了。

お楽しみは何といっても森遊び。落ち葉ソリ滑り、ターザンブランコ。落ち葉溜めに向かって滑るソリ滑りはスピードが出る。しかも落ち葉溜りに突っ込んで落ち葉まみれになる。5メートル以上の枝からぶら下がるターザンブランコはスリリング。

最後は広場に戻って工作。シノダケ・ヒンメリ作りだ。細いササの枝に針金を通して作る。2時間があっという間に過ぎ、お昼タイム。時折吹く強い風で落ち葉が舞い踊る。ときにコツンとヘルメットに当たる。ドングリだ。秋の自然がそこにあった!

次回は2月、冬のなな山観察会だ。葉がすっかり落ちた里山の姿はどうなるかな。
   「なな山だより」51号(2021年1月)より

ナラ枯れの説明_IMG_0585_2020-11-21.jpg
ナラ枯れの説明

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