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色の変化が楽しめるシノダケ材の製作 - 採取から剪定、洗浄、乾燥まで [よもやま話]

シノダケ・ヒンメリを作りたいと思っても、その材料が手に入らないのが課題の一つ。市販されているわけではない。イベントで「シノダケ・ヒンメリ作り」を掲げると少なからず大人子どもを問わず集まる。材料をあらかじめ用意しておく必要がある。

この材料を準備しようと、活動日の午後シノダケを採取することに。メンバーは、N山さん、M岡さん、M崎さん、M月さん、Y田さん、S子。

まず、N山さんからシノダケ(アズマネザサ)選定の解説。「1年ものが望ましい」と細いシノダケを示す。「茎が1本まっすぐなので、材を採りやすい」と長年の経験を披露。「2年目以降のものは、先の方が枝分かれしているので少し手間。太い材を使いたい場合は2年ものでもOK」。切り方は「根元から切る。節の少し上で切るのがコツ。使うのは節と節のあいだだから」。

片手に握れるくらいのシノダケを採取したら広場に戻る。バケツ2つを持ってきたN山さん。「節のところで切って材にする。1つのバケツに材を、もう一つに要らない部分やハカマ、先端の使えない部分を入れる」と作業をしながら指導。バケツ2個が2セットしかなかったので、M崎さんとS子が切り落とす。

バケツ2つを用意.jpg
バケツ2つを用意。片方に切った材、もう一方に使わない切り落とした部分を入れる(写真は2018年2月)

このあと、材にするシノダケを家に持ち帰って、洗浄し乾燥させる。
洗浄はシノダケに付いている汚れを落とすため。液体石けんなどの洗剤でもみ洗い。細いので優しくと思いきや、意外とシッカリしているのでザザッと手荒にしても壊れない。なるほどササダケだ。

「トレーに置いて乾燥させる」とn山さんから指南されていたが、お盆に新聞紙を引いて置いてみた。「乾燥まで1週間ほどかかる」というのであとは待つだけ。ときどきかき回した。色の変化が面白い。

シノダケ洗浄後_IMG_1148_210111.jpg
洗剤で洗浄後。採取した濃緑色のまま

シノダケ洗浄後_IMG_1150_210118.jpg
乾燥7日目。緑が薄れ、シノダケによって乾燥状態が異なり色の濃淡にバラツキあり

シノダケ洗浄後_IMG_1152_210122.jpg
乾燥11日目。ほぼ乾燥し、緑白色の乾燥ダケに変わる。色は撮影状態が同じでないので参考程度に。

まだ乾燥を続けているが、そろそろ次の工程に。長さを揃えて仕分けする。
この作業はキットとして提供する場合は必要だが、ヒンメリ作りを切るところから始めることも可能なので後回しにできるかも。

シノダケ材の作り方について詳しくは下記の記事をご覧ください。

シノダケ・ヒンメリ15 シノダケ・ヒンメリ材の作り方
https://nanayamaryokuchi.blog.ss-blog.jp/2018-02-24

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