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掘り出しましたスズメバチの巣 - なな山だより [なな山だより]

10月オオスズメバチの巣を発見して「危険!」の警告を張り出しましたが、2006年には巣を掘り出しています。ご覧ください。2021年11月6日

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11月13日(日)なな山の西斜面でスズメバチがうなりをあげて飛び回っていたのを発見、「立ち入り禁止」の立札を入口二カ所に出した。翌日、T木会長が多摩市へ連絡し、業者による駆除が行われた。
11 月27日(日)ボランティアのメンバーの一人が巣の近くでスズメバチが飛んでいるのを発見。駆除中に、たまたま外にいたスズメバチが死を免れ、戻ってきたものと思われる。

12月11日(日)気温が低かったので、生き残りのスズメバチも動けなくなっているであろうという推測のもと、巣を掘り起こす。
巣は雑木林の中、ソダ木などの小枝が重なり、朽ちかけている土の中だった。巣の入口にはハチが土を掘り出したような痕跡があった。入口自体はほぼ10cm四方。周りの土を少しずつ取り除いてみると、かなり大きいことがわかり、シャベルを使って全体を掘り出した。

スズメバチの巣.png
掘り出されたスズメバチの巣

すでに死んでいるスズメバチ数十匹がゴロゴロしている。巣は木の枝に吊り下がるように作られ、大きな巣が5段と最下部に1段小さい巣が付いていた。
直径30cm、高さ35cm、その上に5cmの突起が付いている。六角形の幼虫保育室の深さは2cmから4cm。スズメバチの体長は4cmであった。

スズメバチ.png
体長4cm、羽を広げたら5cmはあるか!

スズメバチの主な種類にはオオスズメバチ、ヒメスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチなどがあるが、これはスズメバチの中で最も大型のオオスズメバチだと思われる。非常に強力な毒を持ち、かつ攻撃性も高いことから注意が必要といわれている。巣が使用されるのは1年限りと言われている。今年も作業する時は、スズメバチに十分注意しなければならないようだ。
   「なな山だより」2号(2006年1月)より

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