SSブログ

木(気)の多い話 -なな山だより- [なな山だより]

なな山緑地に因んで木(気)の多いお話をします。
最初の気(木)は“タップダンス”です。元々はアメリカ南部の黒人のダンスで、ドラムを禁じられた奴隷たちが足で地面を強く蹴って音を出し、思いを表現したのが始まりだとか・・・
タップの力強く自由なステップに魅了され、レッスンを開始したのは65歳の秋でした。東中野の専門店までいき色々なシューズを足に合わせ音を出している時は夢見るダンサーの気分です。買ったシューズは下から2番目の価格でも、気分は最高でした。
せめて、目指せ!たけしの映画“座頭市”!
かっこよく踊るダンサーをイメージし、レッスンを開始するも、何か変!!テンポがズレル!体がヨロケル!人よりオクレル!それでも自分を信じて、なりふり構わず床を踏み鳴らし続けたのですが・・・頭(イメージ)と足(ステップ)とリズムの折り合いが悪いことを認めざるを得ず、ダンサーの夢ははかなく1年でお蔵入りと相成りました・・・・・・が、イメージだけは今でも、いつでもダンサーです。
次に“どじょうすくい”(踊り)についてです。
島根県出雲市に古くから伝わる郷土芸能です。豆絞りの端をくるくるっとひねって頭を覆い、ひもに通した5円玉を鼻の穴に押し付け、ふところ手をして、ザルを頭の上にのせ、腰を落としてイチ!ニー!イチ!ニー!舞台中央まで進みます。
ザルを頭から取り、前を見てにっこり!腰の低さとO脚が功を奏し、よろける事もなく安定感抜群!?タップダンスよりは上手くいきそうだと思ったのも束の間、腰が悲鳴を上げたのです。結局ドジョウは1匹も掬えずじまい ト・ホ・ホ・・・・
一度は着てみたかった、踊ってみたかった”どじょうすくい踊り“に大満足でした。
私の木(気)は伐っても伐っても、萌芽更新するようです。
いつかは安定感のある切り株になりたいものです。
なな山緑地の活動に参加して、個性豊かな多くの人の知恵と努力と創意に出会い、多くの植物の生命力に感動し、刺激の多い一年でした。今までに感謝するとともに、これからも宜しくお付き合いください。
 I川さん  「なな山だより」40号より

どじょうすくい踊り_2017-05-26.jpg

コメント(0) 
共通テーマ:地域