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小さく反り返った花、長細く鞘のような実、オオカモメヅル [よもやま話]

「小さい花でしょう」と野草探索家のY元さん。繁茂して重なる葉を掻き分けて花を見せてくれる。葉の付け根近くに固まって小さく咲く。「オオカモメヅル。小さくて見過ごすところだった」と植物博士のM倉さん。葉に隠れて素人には分からない。よく見ると反り返ったように花弁を広げ、小さいなりに「私はここにいます!」と胸を張っている。

オオカモメヅルの名前は、大+鴎+鶴?。鴎と鶴に似ているのか?
調べてみたら「ヅル」は「蔓」だった。ほかの植物に巻きついて生育するツル性の植物。
では、カモメの由来は?

「花がどうなっているか確かめに来たら、実が成っていた」とM倉さん。「あんなに小さい花なのに、実は長細い!」とY元さん。刀の鞘状に細長く、しかも花より断然大きい。対に広がり、カモメが飛んでいる姿に似ているかも。

「秋になると、細長い実が開き、その中から綿状の種が風に吹かれて飛んでいく」と博士。「種になるところも見たい!」とY元さん。

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オオカモメヅル(花)

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オオカモメヅル(花)

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オオカモメヅル(花)。花はとても小さく見つかりにくい。葉が大きく見えてしまう。

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オオカモメヅル(実)。これじゃどこかわからないでしょう。下の図解をご覧ください。

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オオカモメヅル(実) 図解。オレンジの細長い鞘みたいなものが実。

オオカモメヅル(実)_IMG_9676_200802.jpg
では、この写真で実がどこかわかりますか?

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