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私のカラタチバナとの出会い方、覚え方 [よもやま話]

なな山に通っていても、花の名前を覚えません。それでも「マンリョウ」はすぐ覚えました。

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マンリョウ

なな山では中の谷に入るとたくさんあって、まっすぐ伸びた主幹に葉をつけて、その葉の下に赤い実をつけているのですぐ分かります。すぐ覚えました。
そのときのA田さんの話に「センリョウ」、「ヒャクリョウ」もあるんだよ、という話も頭に残りました。「お金」と結びついたせいだと思います。

センリョウの方は、今年になって、中の山での活動する度にたくさん見かけました。

センリョウ.jpg
センリョウ

頭の上に赤い実をつけており、立ち姿も気に入りました。
マンリョウほど豪華ではないと思いますが、華奢な感じが好きです。

中の山では、センリョウとマンリョウの二つの花が、地面から葉を広げた状態で見つかります。この段階では、私には区別が分からず、Y元さんに聞きました。
「マンリョウは葉の周りが丸くて、センリョウは尖っているでしょ。」・・〇と△で覚えました。
この時点では、ヒャクリョウのこと間が頭から抜けていました。

花好きの友達たちと活動をしていると、身に着くことがありました。
「少し珍しい形をした植物には触らない」ことです。……これまでも粗暴に扱ってはいないと思うのですが、私の野草の先生たちの振る舞いを観ているうちに身に着いた、私の山の作法です。

そんなことで、中の山で見つけた手裏剣のような草について、M倉さんに「これなに?」と訊くことになりました。そこで、「カラタチバナ」という野草のことを知りました。
その草は、先端が尖った葉を十字に広げていました。
「カラタチの花」「唐のタチバナ」のどっち?と訊いて覚えました。……何かに繋げないと覚えないのです。

カラタチバナ.jpg
カラタチバナ

長い話になってしまいましたが、後日、東の山のシノダケ林にカラタチバナの群生を見つけました。Y元さんに確認してもらうと、「M倉さんも喜ぶわよ」とのこと。
インターネットで調べてその花は通称「ヒャクリョウ」ということを知りました。

お昼時にI井さんと話をしました。
「シノダケ林のカラタチバナは観てくれました。カラタチバナは、ヒャクリョウのことなんですね」と知ったかぶりのように話しましたが、ここに至るのに、二年は掛かりました。
「カラタチバナの花が見たいわ」とのこと。そうかぁ、花も観たいし、実をつける姿も見たいよなぁ、と同感でした。自分だけだと、このようなことに気持ちが行きません。

「何を言いたの?」という話でしたが、記憶力の低下のせいかもありますが、私のような里山男子には、なかなか山野草に興味を持てない。なので、名前を憶えて姿を確認するようになるには、時間が掛かるというお話でした。

ところで、未確認情報ですが、A田さんは「ジュウリョウもあるよ」というのです。
4つ揃うとすごいよなぁ、と思っているところです。
なな山を外から散歩に見えて、季節の移り変わりを草花や景色で楽しむ人たちがいます。
豊かななな山の季節の移り変わりを楽しむ術を身に着けるといっそう山仕事が愉しくなるのではと思い、投稿しました。
……お・し・ま・い。……トホホな、話で失礼しました。
   N山さん

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