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今年は15周年、安全に楽しく活動を続けたい! -なな山だより- [なな山だより]

 あけましておめでとうございます
 なな山緑地の会の活動は今年で一つの節目の15年目を迎えました。昨年は特に新しいことも変わったこともありませんでしたが、自然と触れ合い、楽しい一年を過ごしました。
 例年通り、多摩第二小学校の「なな山で遊ぼう」のイベントには、一昨年と同じく200人程の児童、保護者、先生が山を訪れて楽しんでくれました。その他、南鶴牧小学校の児童、父兄が何回も観察会に参加してくれました。また「めかいづくり」も盛況でした。これからも色々な形で自然の場を提供したいと思います。
 畑作業では、里芋の植え付けに変化を与えたところー昨年を上回る収穫がありました。
 さて、過去14年間大きな事故もなく過ごしてまいりましたが、今年から会員の皆様の安全性を配慮した結果、市との話し合いで樹木の間伐採については、一定の基準値を超える大木の間伐採は、市に依頼し専門業者に委ねることとしました。我々のボランティア活動は安全性の上にあります。
 今年一年、事故、怪我のない楽しい年にしたいと思います。皆様の暖かいご支援とご協力をお願いし、ご挨拶とさせていただきます。
     平成30年1月    なな山緑地の会会長  高木直樹

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山始めの神事で安全を祈願し、さわやかに新年の活動スタート! 活動記録(2018.1.14) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さん

 新年明けましておめでとうございます。
活動記録 No. 332 (2018/1/14) を作成しました。今年もよろしくお願いします。(M崎さん)

 新春の活動初日、集合時間前の気温が1℃と冷え込んだにもかかわらず、参加者が続々と集まり久し振りに25名を越え、なな山に対する意欲が感じられた。高木会長のなな山緑地15周年を迎えての挨拶、森木会の川添会長の安全講習会でもボランティア活動の安全が強調された。

 昨年の12月には未だ葉がだいぶ残っていた、西の山のコナラやクヌギは完全に葉を落とし、木々の枝を通して青い空が透けて見える風景を楽しみながらのくず掃きは体が直ぐに温まる作業だった。落葉を大きなブルーシートで運ぶと効率が良く、落葉溜めも午前中に一杯になり午前中で作業を終えた。

 昼食後は有志数名が、カマ砥ぎ、チェンソーの目立て等道具の整備、シノダケ・ヒンメリの材料準備等好きな作業をした。昨年の暮れに刈ったカヤの束を和田中のどんど焼き用のトラックで取に来たので渡した。

次の活動日は 1月 28日 (日) です。
ではまた、なな山でおあいしましょう。

活動概要:
山初めの神事、森木会の川添会長による安全講習会、西の山のくず掃き・落葉溜めへ運搬等
参加者:
28人(男性17人、女性11人)
連絡事項:
1. 今年はなな山15周年の節目。14年間無事故の記録を後世に繋げたい。
2. 山始めの神事を行い、会員の安全を確保して行きたい。
3. 西の山のくず掃き - くずは少し残し、山盛りになったくずは落葉溜めに入れる。
4. 森木会・川添会長の安全講習会をする。
5. ダイコンを一本ずつ抜いて持ち帰る、残ったダイコンには土寄せをする。
感想:
気温は1℃と冷え込んだが、新春の活動初日とあって、参加者が久し振りに続々と集まった。西の山のご神木で山始めの神事を行い、今年一年の安全を祈る。森木会の川添会長による安全講習を聴き、慣れた手順が安全か、もう一度基本に戻り確認する必要性を感じた。コナラやクヌギの葉がすっかり落ち、木々の枝を通して青空が透けて見える風景を楽しみながらのくず掃きは午前中に完了した。

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山始め神事

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安全を祈願し乾杯

安全講習1.JPG
安全講習

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安全講習

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ダイコンの収穫一人一本

キャベツを植える.JPG
キャベツを植える

ブロッコリーとキャベツに鳥避け網をかける.JPG
ブロッコリーとキャベツに鳥避け網をかける

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落葉掃き

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落葉踏み(落ち葉風呂?)

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落葉溜めは満杯

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ウメ(紅梅)

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成木責め(なりきぜめ) -アトリエN- [アトリエN]

 隣の権助の柿の木は三十個も実を成らしているのに、善作の柿は今年も二つしか実を成らさなかった。これで三年続きの不成りである。
 小正月、善作は大ノコギリを手に柿の木の前に立ち、こう言った。
 「やい、俺が家(え)の柿よ。今年こそたんと実を成らせ。成らさねば、このノコで切り倒すぞ。成るか、成らぬか」
 どこかで「成ります、成ります」という小さな声が聞こえた(ような気がした)。
 隣の権助はその様子を物陰でうかがっていたが『そったらことで成るものかよ』とニカニカ笑っていた。
 ところがその年の秋、善作の柿は黄金色に輝く見事な実を三十個以上も成らしたのである。
 権助はぶったまげ、こう思った。
 「二つ三つの柿の実が、成木責めで三十かよ。ならば俺もやってみるべし。三十が五十にも百にもなるかも知れぬぞ」
 権助は小正月、柿の木の前に大マサカリを持って立ち、大上段に振りかざしながら、こう言った。
 「やい、俺が家の柿よ、今年は百も実を成らせ、成らさねばこのマサカリで刈り倒すぞ。成るか、成らぬか」
 どこかで小さな声が「成ります・成ります」と答えた(ような気がした)。
 さて、その年の秋、権助の柿は本当に百個もの見事な実を成らしたのである。
 味をしめた権助は、また次の小正月、柿の木の前に立ち、「やい、今年は千もの実を成らせ」
 隣で聞いていた善作が驚いて、「おい権助よ、そったらいじめるものでねえ」 
 とめたが、権助は聴かない。その年の秋、権助の柿は本当に千個もの実を成らしたが、実の重みに耐えかねて大枝の途中からポッキリ折れてしまった。
 成木責めは今でも小正月の行事としてこの国の各地に残っているが、日本だけではなくヨーロッパにも同じ風習があるそうである。
 クリーヴ・バクスターというポリグラフの大家は、ある日偶然に植物に電極をつないでみたところ、植物が人間の感情に似た反応を示したと主張している。彼は学者ではないので、その主張が全面的に受け入れられているわけではない。
  N田さん

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柿の木。提供:「写真素材足成」(http://www.ashinari.com)

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なな山緑地の「シノダケ・ヒンメリ」その12、シノダケ・ヒンメリ「テキスト」公開 [シノダケ・ヒンメリ]

これまで、11回にわたって、なな山緑地の「シノダケ・ヒンメリ」でどんなモノが作れるのかをお話をしてきました。
ブログでの話と並行して、イベントの中でシノダケ・ヒンメリ作りを楽しむ機会が何回かあり、紹介をかねてシノダケ・ヒンメリのテキストを準備していました。
なな山緑地の「シノダケ・ヒンメリ」の初級編ともいうべきもので、基本形の作り方をいくつか解説しています。

これまで順不同にブログで発表してきた記事を分かりやすくまとめたものですが、シノダケ・ヒンメリ作りを始めるに当たって、一連の作品づくりを順に進めていけば複雑なものも作れるはずと考えて構成しました。
実際には、ワイヤーの繋ぎ方や道具の揃え方といった、作っていく際のコツのようなものを覚える必要があり、その点で参考になるのではないかと公開することにしました。

ちなみに、今回のテキストで取り扱っている作品を一緒に作ったときの様子ですが、
正20面体は、小学1年生が上手に作ってくれました。驚きました。
正8角星は、小学5年生に作り方のイメージを伝えただけで自分で作っていました。
……子どもたちの能力はスゴイです。
正6面体は、お母さんが苦戦しながらもちゃんと自分で考えて作りました。さすがお母さんです。
「シノダケを切り揃えるのも楽しいね」という声もありました。
自ら作ったことでヒンメリ作りに満足していただけるようです。

宣伝になりますが、1月20、21日に開かれる「多摩エコフェスタ2018」(会場:パルテノン多摩)では、21日なな山緑地の会の担当で「シノダケ・ヒンメリづくり」を楽しんでいただけます。
10時からです。ご来場をお待ちしています。
   N山さん

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テキストはここをクリックしてダウンロードしてください。

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キャッキャー! 童心に帰って水アメくねくね! 木工クラブ活動報告 [木工クラブ]

皆さん

相田です

1月9日(火)、なな山緑地の会よりも一足お先に、木工・めかいクラブが活動を始めました。

この日集まったのは、N原さん、N山さん、T熊さん、M岡さん、M倉さん、ちょこっとY崎さん、相田の7人。

まず、正月飾りを撤去。竹・荒縄・プラスチック容器は再使用できのできれいに保存。土は農園に、草木は集積場へと片づける。

作業としては、
・エコフェスタの景品づくり。会の名を付けて包装し、35個完成
・エコフェスタ展示用、丸太椅子づくり
・エコフェスタ用、シノダケ・ヒンメリの材料揃え
を行う。

今日も、多摩めかいの会はヒネヘギに5人参加。

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N山さん差し入れの水あめ。割りばしに取ってくねくね、空気が混ざり合って白っぽくなる。みんな童心に帰って「きゃっきゃっ」「あまーい」。

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丸太椅子、丸太テーブル、完成品と未完成品。

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エコフェスタの景品、完成。

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竹コップ・竹お菜箸づくり、ヒネヘギにも手を伸ばす。

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丸太の4本脚椅子の形ができた。

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温かい初冬、あちこちで赤い実を発見! モズの早贄も! [よもやま話]

2017年最後の活動は、満杯のお腹を抱えて昼過ぎ解散となる。温かな陽射しに誘われて、A田さん、N原さんをガイドになな山散策が始まる。腹ごなしには持ってこい、しかも植物学者肌の二人のナビは贅沢だ。新会員のM本さん夫婦も同行する。お二人とも草木に興味津々、造詣が深い。西の谷から中の山、東の山へと巡る散策は、ガイドの案内で草木に目が移り、いつもと少し違って新鮮だ。

枯れ葉が落ちて見晴らしが良くなった冬のなな山。小さいとはいえ赤い実が目に飛び込んでくる。センリョウやマンリョウ、ナンテン。足下に目を移し、葉を寄せればキチジョウソウの赤い実が現れる。紫の実はムラサキシキブ。トウネズミモチは葡萄色。競うように鮮やかな色をつけ、ヒヨドリなどの小鳥がついばむのを待っている。

散策の最後を占めるメインイベントは、モズの早贄(はやにえ)。植物博士のN原さんが見つけていた。モズは捕まえた昆虫やカエルなどをすぐ食べないで、木の枝などに突き刺しておく習性があり、これを「モズの早贄」と呼ぶ。あとで食べるという話もあるらしいが、場所を忘れて放っておくことが多いようだ。葉が落ちた枝にバッタがミイラになっている姿は異様。

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マンリョウ(万両)。葉の下の赤い実がひときわ目に入る。

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キチジョウソウの実。葉を寄せれば顔を出す。

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ナンテン。「難を転ずる」ということで年末に飾ることもある。

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カラタチバナ(百両)。

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ムラサキシキブ。

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トウネズミモチ。ヒヨドリの好物。

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キンランモニタリング観察エリア。散策中に発見した子どもたちの夢の跡を整備している。

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モズの早贄(はやにえ)。バッタが突き刺さりミイラ化している。無念さの声が聞こえそう。

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モズの早贄(はやにえ)。下から撮影。

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マルバアオダモ -植物標本- [なな山緑地の植物標本]

植物標本は、植物がその時その場所に生えていたことの証であり、地域の自然環境の歴史的変化を知る唯一の手がかりとなっています。なな山緑地の会では、2016年より緑地内の植物調査を兼ねて牧野標本館へ寄贈するべく植物標本を作っています。
制作:なな山緑地の会 植物標本プロジェクト
同定協力:内野秀重さん

このコーナーでは、2016年制作した標本を随時紹介していきます。原本をご覧になりたい方は、N原さんに声をかけてください。

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マルバアオダモ モクセイ科
採集日:
2016年4月16日
生育環境:
落葉樹林の斜面
ノート:
樹高4m、直径12cmほど
整理番号:
No. 木本 - 28

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ふわふわした綿毛の摘み取りから「多摩木綿」の生産へ [よもやま話]

カヤの刈り取りを終えて斜面伝いに畑に向かうと、白いフワフワしたものが目に入る。綿毛だ。「O野塚さんが春に植えたワタだ」と梅の枝を剪定するT橋さんが応える。綿毛は収穫して繊維にできる。「熱帯や亜熱帯が原産のワタがなな山で育つのは珍しい」と博物博士のS田さんが加わる。「花が咲いて丸い実ができる。それがはじけると綿毛が出てくる」。綿毛を摘まんで手渡してくれる。綿布団の綿のように柔らかでフワフワしている。強く押すと硬い種にあたる。「実は四つに分かれ、一つに8粒ほどの種が入っている」、木工アーティストのA木(弘)さんも仲間入り。花木のことも詳しい。「ワタは日本の寒い冬を越せないから一年草のようなものだ。来年種を育てたら、もっと綿毛が収穫できる」とS田さん。有名な河内木綿に対抗して「多摩木綿」と命名して製造するのはどう? ドライフラワーにも使える。「種は綿実油になり、天ぷらなどに使えるし……」。話はどこまでも広がる。
「綿毛を摘んで雨に濡れないように保管するのがポイントだ。カビが生えるから」とA木(弘)さんがアドバイス。種植えは5月初旬~中旬が適している。忘れないで植え付けできるか不安だ。4月末に「ワタ植え!」とひと言、声掛けを!

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O野塚さんが種まきしたワタが育ったコットンボール。白いワタのなかにコリコリとした種が数粒隠れている。

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開花したあと丸い実を付け、膨らんではじけると綿毛が出てくる。花はハイビスカスなどと同様一日しか開花しないようだ。

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種植えをしようとワタを摘んでビニール袋に収めたら、A木(弘)さんがメモを書いて持ってきてくれた。素早い! 「ありがとうございます」

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あけましておめでとうございます [よもやま話]

新年あけまして、おめでとうございます。

昨年は事故もなく心地よいなな山を満喫できました。ただ、足の骨折やヘルニア・冠動脈の手術、蜂窩織炎(ほうかしきえん)などで体のメンテナンスが必要な方もおり、個人的には「歳」を自覚する年でした。

今年もなな山のオーラに包まれ、体も心も健康に過ごしたいものですね。

よろしくお願いします。

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写真提供:「写真素材足成」(http://www.ashinari.com)

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