SSブログ

妖しい妖精 - コウヤボウキ七変化 [よもやま話]

秋も深まると、林床に妖しく咲き誇る小さい妖精が現れる。コウヤボウキだ。「私のお気に入り!」と教えてくれたのはI井さん。昨年の晩秋のこと。チラホラと小さく咲く花に「高野山の箒」と覚えていたが、興味は秋風とともに失せていた。今年は西の山に群生している。

「コウヤボウキって、オケラとよく似ているの」とI井さん。「オケラって知っているでしょう。虫のオケラじゃないのよ」。西の山、緩やかな南斜面で偶然2つの花を発見。近くにあるので見比べる。「葉を見れば違いが分かる。オケラは、同じ所に数枚の葉が付くの」とオケラの茎を見せてくれる。「葉の縁にトゲ状で鋸の歯のようなものが付いている」。一方、コウヤボウキは、1年目の枝は葉っぱが互生し、2年目の枝になると、細長い葉が数枚ずつ同じ所から出る。花は識別しにくい。

なるほど。でも……。実物を見比べても、なかなか違いが分からない。難しい!

ところで、先日掲載したウリクサと思われる植物は、植物博士のA田さんによれば「トキワハゼでは?」とのこと。プロ用の植物図鑑を開いて違いを教えてくれた。もう一人の植物博士のM倉さんに尋ねたら「ウリクサかも」。プロ級の二人でも悩む植物、ド素人にはチンプンカンプン。

オケラ_IMG_7366_191027.JPG
オケラ。葉の縁にトゲがある

オケラ_IMG_7367_191027.JPG
オケラ

コウヤボウキ_IMG_7388_191110.JPG
コウヤボウキ

コウヤボウキ_IMG_7326_2_191027.jpg
コウヤボウキ

コウヤボウキ_IMG_7394_191110.JPG
コウヤボウキ

コウヤボウキ_IMG_7396_191110.jpg
コウヤボウキ

コウヤボウキ_IMG_7389_191110.jpg
コウヤボウキ。葉の縁にトゲがない

コウヤボウキ_IMG_7329_191027.jpg
オケラ

コメント(0) 
共通テーマ:地域

秋の大量収穫で悲鳴! 重くてビニール袋が持ち歩けない! - 活動記録(2019.11.10) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さん

活動記録 No. 376 (2019/11/10) を作成しました。(M崎さん)

朝夕の気温が一桁台と少し寒さを感じ、羽織る物が必要になりました。暖かった短い秋を飛び越え、冬が急ぎ足で来たような気がします。

爽やかな秋晴れの活動日に20数名の参加者が活動に精を出しました。サトイモやサツマイモの収穫の他にナメコも大豊作で、まさに収穫の秋でした。特に昼食時には、収穫したサツマイモとサトイモの試食はボランティア活動の楽しみの一つです。

小柄な人や女性にもフィットするチャップス(サイズ M, XS)とイヤーマフ(4セット)を追加したので、動力工具を使用する時は保護具を着用して活動して下さい。

次の活動日は 2019年11月24日(日) です。 
ではまた、なな山でお会いしましょう。

活動概要:
信号機付近の刈払い、サトイモ・サツマイモの収穫、きのこの収穫、折れ木の伐倒・雑木の整理等
参加者:
20人(男性12人、女性8人)
連絡事項:
1. 人家の裏の交差点付近の草刈り
2. 歩道のフェンスに絡んだ蔓の除去
3. 枝折れ木の伐倒
4. サトイモ・サツマイモの収穫
5. タマネギを植える
6. ダイコンの最終間引き
7. 安全防具を購入:小柄な人や女性用にチャップス(サイズMとXS)を追加購入、イヤーマフを4セット
8. ヘルメットにイヤーマフの取付・取外し、使い方等の説明
感想:
秋晴れの爽やかな一日だった。
サツマイモ、サトイモとも昨年を上回る収穫があった。
とくにサトイモは大豊作で今日一日でとり終えるのが心配なくらいで、結局午後まで収穫分配の作業が続いた。
昼に試食したがどちらも美味であった。
各自に配分されたお土産が重くて困るほどだった。

信号機付近の刈払い.JPG
信号機付近の刈払い

フェンスに絡んだ植物を取り除く.JPG
フェンスに絡んだ植物を取り除く

サツマイモの蔓を巻く.JPG
サツマイモの蔓を巻く

サトイモ大豊作、サツマイモも豊作.JPG
サトイモ大豊作、サツマイモも豊作

サツマイモ サトイモ試食.JPG
サツマイモ・サトイモの試食

きのこも大豊作.JPG
きのこも大豊作

タマネギ植え.JPG
タマネギの苗植え

中の山折れたサクラの伐倒.JPG
中の山で折れたサクラの伐倒

中の山雑木整理.JPG
中の山雑木整理

ナメコ_記録_191110.JPG
ナメコ

コメント(0) 
共通テーマ:地域

チャップスとイヤーマフを購入しました [よもやま話]

なな山緑地の皆さん

新規購入のチャップスの保管場所とイヤーマフのヘルメットへ組立が少し心配だったので、なな山に行って確認してきました。

既存のチャップスを保管場所している棚を一段下げて、新規購入のチャップスも上下に並べて保管出来る様にしました。 イヤーマフの箱も同じ所におけます。

倉庫 Bの内部.jpg
倉庫Bの内部

ヘルメットにイヤーマフを組付ける方法も確認しました。取付け/取外しが工具無しで出来ます。
   M崎さん

ヘルメットへの組立方法.jpg
ヘルメットへの組立方法

コメント(0) 
共通テーマ:地域

中の山の手入れ、シノダケの節取り、コウヤボウキの制作に向けて-木工クラブ報告 [木工クラブ]

なな山緑地の会の皆さま

久し振りに木工クラブの活動日の様子を報告します。
11月5日、気温もようやく涼しくなり里山での木工クラブの活動もこれから忙しくなります。今日は、そんな気配を感じてか、いつもより多くの人が集まりました。

そんなことで、先ず、最初になな山の散策から始めました。

台風の雨の影響でしょうか、中の山と東の山の境界で倒れ掛かっていたコナラ(?)が根元の地盤ごと崩れて、大きな窪地になっていました。

大きな窪地.jpg
大きな窪地

まだコナラは、自立しているようですが、倒れる可能性もあるので、監視していく必要がありそうです。

滑落した場所の縁に道があるので、安全の確保も必要のように思いました。

倒れそうなコナラ.jpg
倒れそうなコナラ

中の山では、一番北側の一帯に入りました。
これまでは入ることが難しいほど手つかずの状態であった場所ですが、倒木があり、その処理をしたことで陽が差して明るくなっていました。民地沿いのコンクリート擁壁に沿った道の振り替えとして考えても良さそうです。

陽が差した密集地.jpg
陽が差した密集地

同行者のM岡さん、M倉さん、A野さんとN山の4人で周りの手入れをしました。
心地よい汗をかくことが出来ました。

中の山の手入れ.jpg
中の山の手入れ

一方、A田さんは、「なな山緑地」の名板の二個目の制作をしていました。
写真は、一段落して、シノダケからヒンメリ用に節を取る作業中のA田さんです。

シノダケの節を取る作業.jpg
シノダケの節取り

シノダケも採取に適当な時期を向かえつつあります。

最後にお願いです。

木工クラブでは、好評を得ている「コウヤボウキ」づくりをみんなで楽しもうと企画しています。

コウヤボウキ.jpg
コウヤボウキ

西の山のコウヤボウキは、季節の進み方が遅いのでしょうか、下草刈りの時期が近づいて来ているのにまだ花盛りで、採取には早い様子です。

是非、なな山のみなさんの協力を得て、コウヤボウキのホウキ作りの材料をたくさん集めたい、と考えています。ご協力をよろしくお願いします。

今回は、めかいづくり、ヒンメリ作りの材料集めや各種イベントに向けた材料制作作業が忙しくなる前の木工クラブの様子でした。
なお、当日の一部の活動については、写真が無いので割愛させていただきました。

   N山さん

コメント(0) 
共通テーマ:地域

「めかいづくり講座」報告-多摩めかいの会主催 [連携イベント]

なな山緑地の会の皆さま

11月4日、多摩めかいの会による「めかいづくり講座」の第二回目がなな山緑地で開かれましたので、その様子を報告します。

めかいづくり講座の第一回目は、グリーンライブセンターで開かれ、ペーパーバンドでの練習を行いました。今日はそれに引き続き、なな山緑地で実際のシノダケに触れ、めかいに適したシノダケの探し方や採取を行いました。午後は、そこから実際にヒネづくりの実習も行いました。

全体の参加者は、受講生15人にめかいの会のスタッフなど30名程となりました。

全体の様子.jpg
全体の様子

相田さんの説明.jpg
相田さんからのなな山緑地の概要についての説明の様子

なな山緑地からは、M岡さんとI井さんが対応しました。

シノダケの処理.jpg
採取したシノダケの処理の様子。

実習.jpg
シノダケからヒネを剥ぐ作業の実習の様子。

前日夜半の雨で少し湿った状況のなな山緑地でしたが、当日は晴れて、めかいづくり講座が行われました。
   めかいづくり講座受講生のN山さん

コメント(0) 
共通テーマ:地域

キンラン -植物標本- [なな山緑地の植物標本]

植物標本は、植物がその時その場所に生えていたことの証であり、地域の自然環境の歴史的変化を知る唯一の手がかりとなっています。なな山緑地の会では、2016年より緑地内の植物調査を兼ねて牧野標本館へ寄贈するべく植物標本を作っています。
制作:なな山緑地の会 植物標本プロジェクト
同定協力:内野秀重さん

このコーナーでは、2016~2017年制作した標本を随時紹介していきます。原本をご覧になりたい方は、N原さんに声をかけてください。

20160729MAK029キンラン.jpg
キンラン

採集日:
2016年5月1日
生育環境:
落葉樹の南斜面
ノート:
コナラ林全体に自生、花は鮮やかな黄色
整理番号:
No. 059

コメント(0) 
共通テーマ:地域

安全講習会 - なな山だより [なな山だより]

なな山緑地の安全管理担当者の役目を前任者から引き継いでから2~3年経つだろうか。初めの頃は森木会の講座で教わった方法と実際の現場では違う所もあるが、基本を身に付けた人が、その上でその人なりにアレンジしている、と余り不思議にも思いませんでした。

しかし、エンジン動力付きの機械を使用する上での事故の報告が多くなるにつれ、たくさんの刈払機やチェンソーを使ってボランティア活動をするなな山も、例外なく危険と隣り合せている事を意識せざるを得なくなりました。
なな山では8/11の活動日に、講師として多摩グリーンボランティア森木会の川添会長に来ていただき、刈払機の操作者への合図の方法、チェンソーによる伐木作業の労働安全衛生規則(以下「安衛則」と言う)が改訂された背景や改正点を中心に安全講習会を行なわれました。

P.1安全講習会.JPG
安全講習会

刈払機:
刈払機を使用しての草刈り活動中には、刈払機の操作者へ安全に、緊急に、確実に、エンジンストップなどの要件を伝える必要があります。森木会で昨年の11月に、どの様な方法が一番刈払機操作者へ伝わり易いか試行実験を行った報告が有りました。
離隔距離5m(危険区域) から、笛による合図、棒切れ等を投げての合図、竹などの棒先に布きれ等を付けての合図等の紹介が有りました。実際の現場ではケースバイケースで使い分けるのが現実的と感じました。

・刈払機操作者は、ヘルメット、防護面、イヤーマフ等を装着しているので、視野が狭かったり、音が聞こえ辛かったりするので、活動者間で最も安全で確実に伝わる合図方法を確認する。
・刈払機操作者は、合図を確認したら、動かず、その場で、刈払機のエンジンを止める。
・1人が行う刈払機の連続作業時間は、おおむね30分以内とし、5分以上の休憩時間を取る。
・刈払機などの動力機械を使う作業は、1人では行わない様に、世話役 (安全管理者) を配置。

チェンソー:
伐木作業における災害による死亡者数が年間40人前後で推移し7年間改善が見られないとの事です。死亡災害の約6割はチェンソー伐木作業時に発生しています。休業4日以上の死傷者の起因物では、立木(りゅうぼく)などが約3割、チェンソーが約2割と多数を占めています。伐木作業における災害を防止するために、安衛則が一部改訂され、安全対策が強化されました。
(1)受け口を作るべき立木の対象を胸高直径40cm以上から20cm以上に拡大する。
(2)掛かり木の速やかな処理を義務付けるとともに、処理における禁止事項を規定する。
(禁止事項:かかられている立木の伐倒、かかり木に激突させるためにかかり木以外の立木の伐倒。かかっている木の元玉切りは、今回の改正で禁止されるものではありませんが、かかり木の安全な処理法とは言えない事に留意して下さい)
(3)立木の高さの2倍に相当する距離を半径とする円形の内側には、当該立木の伐倒の作業に関わる以外の人を立ち入らせてはならない。
(4)チェンソーによる伐木作業を行う人の下肢の切創防止用保護衣やチャップスの着用を義務付ける。(なな山では大きいサイズのチャップスは2着有りますが、体の小さい人には大き過ぎるので、小さいサイズを追加購入する予定)

当日の安全講習会の日は参加者が少なかったのが残念ですが、安全作業を周知するため、講習会の資料をラミネート加工し、何時でも見られる様にC倉庫に吊り下げて有ります。又、機会ある毎に、朝礼などの場を借りて安全を訴えて行きたいと思います。
   M﨑さん     「なな山だより」47号より


コメント(0) 
共通テーマ:地域