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可憐なキキョウソウ、トキワツユクサ、トキワハゼ、イチヤクソウ、そしてムラサキシキブ [よもやま話]

春と思えば初夏と季節の移ろいが速い5月。6月となっては見ることができない花たち。写真で懐かしんでいただきたい。

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コメツブツメクサ

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マンリョウ(実)

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ニガキ

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ハナヤエムグラ

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ヒメジョオン

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フタリシズカ

マルバウツギ_IMG_2554_210511.jpg
マルバウツギ

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サイハイラン(白)

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サイハイラン

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テイカカズラ

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テイカカズラ(落花)

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ムラサキツメクサ

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ヤブムラサキ

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ヤブレガサ

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ユウゲショウ

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イチヤクソウ

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イモカタバミ

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ムラサキカタバミ

ムラサキカタバミの葉(左)とイモカタバミの葉(右)_IMG_2759_210601.jpg
ムラサキカタバミの葉(左)とイモカタバミの葉(右:ハートの分かれ目に小さい点がある)

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キキョウソウ

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トキワツユクサ

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トキワハゼ

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ムラサキシキブ

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オオシマザクラ -植物標本- [なな山緑地の植物標本]

植物標本は、植物がその時その場所に生えていたことの証であり、地域の自然環境の歴史的変化を知る唯一の手がかりとなっています。なな山緑地の会では、2016年より緑地内の植物調査を兼ねて牧野標本館へ寄贈するべく植物標本を作っています。
制作:なな山緑地の会 植物標本プロジェクト
同定協力:内野秀重さん

このコーナーでは、2016~2017年制作した標本を随時紹介していきます。原本をご覧になりたい方は、N原さんに声をかけてください。

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オオシマザクラ

採集日:
2017年4月9日
生育環境:
常緑樹・落葉樹混合林の尾根
ノート:
樹高5メートル
整理番号:
No. 281

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多摩市の雑木林・みどりの活用 [プレイバック]

はじめに
多摩市内の雑木林の活動が、大きな働きとなって展開しつつあり、今後もさらに広がりを見せる気配も感じられます。
その中で、活動によって発生する木材の利・活用をどう進めるかは、大切な課題となっているように思います。
そこで、私の所属する「なな山緑地の会」の活動に照らして、「みどりの活用」に焦点を当ててみることにします。
木材用の樹木が発生するのは、①樹木の健全育成にため・景観保全のための間伐によるもの、②枯損木・倒木の発生によるもの、③枯損木・倒木になる恐れのあるもの・落枝の恐れのあるものの伐採のいずれかと考えます。
木材の活用例として、階段の段木とその固定杭、土留め、休憩用の長テーブルや椅子、おもちゃ、スプーンや皿、薪、炭材、チップ材等、その用途は限りがありません。

どんな樹種があるか
活動の中では、あくまで発生材であって、木材として選木するわけではありません。そのため、手に入る樹種にも限りがあります。手に入りやすい樹としては、コナラ・クヌギ・ヤマザクラ・ケヤキ・シラカシ・ヒノキ・ヤマグワ・ヌルデ、針葉樹のスギ・ヒノキ・アカマツ、などが主なものです。針葉樹は比較的柔らかく、木目も美しく多用途に使いやすい。広葉樹は個性的な木目があり一般的には堅い。コナラ、ヤマザクラなどは最も多く発生する材であろうと思いますが、放置しておくとすぐに虫が入り腐食が進んでしまうようです。また、ケヤキ・シラカシは最も堅い材料だと言えます。堅い材は、半生木状態の時に、ある程度加工を進めておくと作業が楽になります。ただし、乾燥後のひび割れの入り方など想定しておくことが大切です。ヌルデは肌の白さ、削りやすさなどが削り花などに適しています。

何をどうするか、そのヒントを探す
先進活動地を見る機会があれば、その中から見つけ出せるものは多いはずです。地方や林業地を訪ねられれば、地元の林や木工物産にヒントを探し、多摩中央公園・日比谷公園・代々木公園などで開催される木工・木材などの展示販売のイベントでは、じっくりと見聞きして、その用途や作り方をしっかり頭に刻み込むことです。そうして自らの活動場所に於いて、お手本にしたり応用したり製作実施してみることです。これは大いにお勧めします。

さてその先は
作る本人は、それを楽しみ、自己満足でもよい、自画自賛する。そして、雑木林の活動計画の中に木の利用を盛り込み、会員・近隣一般人・小中学校や近隣の子供たちに、その楽しみを伝えていく。そうすることにより、作る技術は向上し、大いなるやりがいに繋がっていくでしょう。
ここ数年、樹木のほかに、アズマネザサの利活用を盛んに進めています。多摩のめかいづくりは最も歴史のあるものですが、現在は、なな山緑地のオリジナルとして、シノダケ・ヒンメリづくりの人気がじわじわ高まっています。
農園の野菜の支柱としての利用が復活しつつあり、林床の野草の目印杭や保護柵としても充分利用できます。また、すだれ状のもの、鍋敷き、コースター、展示などのディスプレイにも活用できます。遊びとして、しの笛、弓矢も子供たちに人気です。
多摩のみどりの活用を、大いに促進してゆくことが、雑木林活動のより良い発展につながることを確信しています。
   A田さん
   多摩市グリーンボランティア通信「グリーンサークル」31号(2018年8月22日)より

スプーンやフォーク.png
スプーンやフォーク

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木の鯉のぼり

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長テーブル

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普段できない特別な体験ができた! - 帝京大里山探索の感想 [連携イベント]

5月14日(金)なな山で開催された帝京大 人文社会系教養科目「多摩の里山と人の営み」第5回 里山探検に参加した学生から感想が寄せられたので紹介します。
感想は、次回の授業で甲野先生からの質問に対する回答の先頭に記述されました。手書きから転記したのでミスがあることをご了承ください。

・問題についてのことなどお聞きした際に、とても丁寧に優しく教えてくださったことが印象的でした。普段、里山などの自然に触れる機会も少ないので、とても貴重な体験となりました。ありがとうございました。

・私は前まで小さい虫でもギャーギャー言っていたが、スズメバチの注意を聞いて静かにしていたら、割と大きな虫が飛んでいても嫌だと思わなかった。自然の中には、多くの知らない植物があったが、触らせていただいたり、説明をしてくれて知識が増え、とても楽しく感じた。

・里山を実際に見て、歩いてみて、自然と人間が共存する工夫が見られたり、見たことのない植物を紹介してくださったりして、普段できないような特別な体験ができました。ありがとうございました。

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ポイントでヒントを話すM崎さん

・見るだけでなく、触れてみたくなった。何か知ることも重要だが自然がそこにあるということだけで人々に安らぎになると感じます。少なくとも私は、自然の中に入り、とても落ち着きました。

・人が里山を守るために手入れがされているため、自分のイメージしていた森のようなところというよりも、整備されていると感じました。自然が生きやすいような環境が作られ、守られているのは裏にある守る人の苦労があってと感じた。

・近くにあんなに自然を感じられる場所があることを初めて知りました。大学と自宅を行ったり来たりする毎日だと良い癒やしになり、自然環境についても知識を貯めることができました。

・普段バスで通るときに一体何だろうと思っていたのですが、実際に入ってみると、想像をはるかに超える自然が広がって驚きました。自然がのびのびと広がるような工夫が施されていて、とても居心地が良くまた行きたいです。職員の方々も優しく丁寧に教えて下さり、様々な学びがあり楽しかったです!!!

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登りが苦しいとこぼす学生たち

・初めて実際に里山に行ってみて、普通に木が生えているだけかと思っていたが、そうではなくすべてきちんと管理されていることが分かりました。問題も解きましたが問われないと見過ごしてしまうようなところにも理由があって里山はできているのだと思いました。

・腐葉土を作るためにわざと風通しを悪くしているという点で、理由を聞いて納得できた。コロナウイルスの関係で森にくることができない小学生のために、カブト虫を育ててプレゼントする、という話を聞いてとてもほっこりした。

・1番最初の広場にあった木のテーブルやイス・その他の手作りされたものがすごく可愛くて作り方を教えてもらいたかったです! 里山も管理が徹底されていてあまり慣れない所でも歩きやすかったりいろいろな植物が観察でき楽しかったです。

針葉樹林と落葉広葉樹林の違いを説明する_IMG_2628_210514.jpg
針葉樹林と落葉広葉樹林の違いを説明する

・大学から程近い所に、緑豊かで美しい所があるなんて知りませんでした。ななやま緑地に関わる方々が自然のために手入れをしているのが随所にでていて、里山というものを身近に感じることができました。今後は授業以外で行ってみたいです。

・久しぶりに自然に触れることができて嬉しかった。ただ植物が生い茂る、木が育ててあるということではなく、きのこの栽培に使うなど多くのユメを感じられた。様々な人の工夫や知恵がつまっていると思った。

・普段、経験が出来ない事を色々と体験することができました。通学路であるためいつもバスで通るのですが、実際に中に入ってみると一気に里山を感じられることができました。色々な事を知れたり、教えて下さりありがとうございました。楽しかったです。

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シイタケ原木栽培ポイントで解説するM岡さん

・多摩の森林は涼しく、とてもすてきな印象を受けました。様々な自然が共存していて、森林のことを勉強するのにとてもいい環境でした。コロナ禍の中ご協力してくださりありがとうございました。

・東京で、あのような里山が残っていることに驚きました。また、その里山も放置しているのではなく、しっかりと管理されていたので、急な坂道や足場が良くない場所でもケガすることなく歩くことができました。里山の中は、空気がおいしく、涼しくて過ごすことができました。

・なぜ材木が並べられているのかや、落ち葉がかたまって捨てられていた訳など、普段だったら気にもしないことを改めて考えることで、自然を守っている人たちのことを考えることができた。ハチは絶対危険だと思っていたが、こちらが何もしなければあちらも何もしてこないし、おそってくることはないんだ、と知ることができた。私の友だちの背中にハチがとまった時、さされてしまうのではないか、とヒヤヒヤしたが、ただとまっていた(羽休め?)だけだったので、ちょっと可愛いな、と思った。

当日の報告や写真は、下記をご覧ください。
https://nanayamaryokuchi.blog.ss-blog.jp/archive/20210515

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東の谷のシノダケ林から その5 5月末のシノダケ林の様子と弦類のはなし [よもやま話]

東の谷のシノダケ林の整備は、昨年の12月頃から北の広場から始まって南のバス通りまで、約半年をかけて進めてきました。今年は、昨年の整備エリアを囲むように、中の山の境や東の山のふもとなどの手入れから始まりましたが、最後は、南端のバス通りの真近にまで到達しました。かなり広い範囲に人が入れるようなシノダケ林になりました。

写真は、南の入り口付近の様子です。
これまでは樹木の根元までたどり着くのが難しかった区域ですが、根元が見えるようになりました。
今年はこれで一段落かな、と考えています。

南の入り口からバス通り側を観た景色.jpg
南の入り口からバス通り側を観た景色

というのも、写真のように、今年のアズマネザサが顔を出し始めました。
人が、間伐や手入れで人が足を踏み入れることでシノダケの子を踏み荒らさないようにするためです。

作業路では新しい今年のアズマネザサ(笹竹の子).jpg
作業路では新しい今年のアズマネザサ(笹竹の子)

最近まで間伐を続けている区域では、まだ笹竹の子が出て来ていませんが、節から新しい枝葉が顔を出し始めています。

季節の移り変わりは早いようです。

南側から北側を観た景色.jpg
南側から北側を観た景色

今回は、東の谷の手入れの中でも我々を一番苦しめた弦類の紹介をしておくことにします。
現在のところ見分け方を勉強中なので、正確さに欠けますが、多分、オニドコロ。
山のどこにも生えていますが、シノダケは絡まって葉を拡げるのに最適のようです。

オニドコロ.jpg
オニドコロ

こちらは、多分、ヒメドコロ。
間伐した区域でどんどん大きくなっています。

ヒメドコロ.jpg
ヒメドコロ

こちらは間違いなく、最強の難敵、クズ。
こちらも、もうすでにシノダケに巻きついて上がっていました。
大きくなっていない今のうちに少し取り除いておいた方が良いかも知れません。

クズ.jpg
クズ

アケビには、五つ葉のアケビもあるそうですが、こちらはミツバアケビ。
実は食べると甘く美味しいそうですが、私はなな山でまだ実を観たことはありません。
シノダケ林の整備が一段落したら、味わえる日を迎えることがあるでしょうか。

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ミツバアケビ

ほぼ半年間。随分と好い汗をかくことが出来ました。いつもまにか、弦類にも興味を持つことが出来ました。また半年後の格闘する日まで、しばらく休戦となります。
・・間伐が、元の木阿弥にならないで欲しいけれど、無理ですよね~ぇ。
   N山さん

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なな山に復帰して - なな山だより [なな山だより]

2019年の10月に駅前のクリニックで初めて胃カメラを呑んだところ(ちなみに美味しくはありませんでした)食道癌が見つかりました。すぐに埼玉医大病院に紹介状を書いてもらい、1月と2月に各2週間の抗癌剤投与入院、3月に除去手術を受け、一旦は退院したものの誤嚥性肺炎を発症して2日で病院にUターン。結局最終的には5月に退院しました。

「人間70余年も生きていれば癌細胞の一つや二つは出来て当たり前、要するに年寄りは早く退場しなさいという天の声だよ」と達観を装っていましたが、内心かなりビビッていたのです。しかし担当のK医師(この人は食道癌治療の権威らしいです)に励まされ、思い切って手術を受けてよかったと思っています。

心配して電話をくれたT木(前)会長、S子さん、病院まで見舞いに来てくれたT谷さんには、本当に感謝しています。また復帰した私を迎えてくれたメンバーの皆さんの笑顔には、本当に救われました。
人生75年、我儘一杯に生きてきました。いまさらこの生き方を変えることはできませんが、会長も替り、ナラ枯れ病などの新しい課題も出てきているなな山緑地の為に、これからも微力ながら尽くしていければと思っています。(本当は自分のためだけどネ) 
   N田さん
   「なな山だより」52号(2021年5月)より

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斜面の様子を見て廻る永田さん

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