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多摩の里山と人の営み - 帝京大 人文社会系教養科目 里山探検 [連携イベント]

なな山緑地の会のみなさん

昨日5月14日(金)、帝京大 人文社会系教養科目「多摩の里山と人の営み」第5回 里山探検がなな山で開催されました。甲野先生が学生48人を引率した里山実地体験学習です。コロナ禍で密を避け、距離を置いてできるだけ話を控える、といった対策を行い、講義内容もクイズ形式となりました。当会からA田さん、N山さん、M岡さん、M崎さん、Y元さん、S子の6名がサポートで参加しました。お疲れさまでした。

11時15分頃、48名の学生が広場を埋めると圧巻の光景が出現しました。甲野先生の説明のあと、M崎さんが挨拶し、A田さんがスズメバチ対策を説明。さっそく、西の山に登ります。「苦しい!」と声を上げる学生もチラホラ。西の山頂上では、カシナガトラップ設置のコナラの前に「F」の看板。「これは何のためについているのかな?」とクイズ。ほとんどの学生がキョトン。「ナラ枯れ」という言葉が出なくて当然でしょう。「ここにぶつかって下に落ち、溜まった水にポチャン」などと話すがヒントにならない。「ビニールシートで巻いたのは外に出るのを防ぐため」。さらにチンプンカンプン。

西の山を下り、途中ササダケ林と中の谷奥でクイズ。植生について違いが実感できたかな? 中の谷ではシイタケとナメコの原木栽培についてクイズ。学生に語りかけるM崎さん、M岡さんの頼もしい姿が印象的でした。

はじめはコロナ対策で年寄りに話してはいけないと厳命されている学生も少し声を出すようになり、質問も増えてきて距離を置いて会話するようになり嬉しい限り。最後に「為になりました」と挨拶されるとマスクの中で頬が緩みます。

ちなみにクイズは、A~Fの6問。
A:なぜ材木が並べられているのでしょうか?(中の谷、ホダ木)
B:周りを見ると、二株の樹木と、一株の樹木があります。どうしてこのようにわかれるのでしょうか。(西の山と中の谷を臨む地点)
C:この辺りは、見通しがよくありません。どうして?(西の山奥)
D:足もとを見てみると、いろいろな種類の草花があります。誰かが植えたの?それとも、どうしてでしょうか?(中の谷奥)
E:落ち葉がかためられ捨てられた?何のためにあるのでしょうか?(中の谷、落ち葉囲い)
F:何のための仕掛け?(西の山頂上)

甲野先生の説明_IMG_2598_210514.jpg
甲野先生の説明

M崎さんの挨拶_IMG_2601_210514.jpg
M崎さんの挨拶

クイズがポイントに掲示してある_IMG_2610_210514.jpg
クイズがポイントに掲示してある

続々と西の山に登る_IMG_2603_210514.jpg
続々と西の山に登る学生たち

登りが苦しいとこぼす学生たち_IMG_2608_210514.jpg
登りが苦しいとこぼす学生たち

ポイントで甲野先生が講義_IMG_2614_210514.jpg
ポイントで甲野先生が講義

ポイント間を引率して説明するA田さん_IMG_2616_210514.jpg
ポイント間を引率して説明するA田さん

小さい草花を採り説明する甲野先生_IMG_2605_210514.jpg
小さい草花を採り説明する甲野先生

ポイントでヒントを話すM崎さん_IMG_2621_210514.jpg
ポイントでヒントを話すM崎さん

シイタケ原木栽培ポイントで解説するM岡さん_IMG_2622_210514.jpg
シイタケ原木栽培ポイントで解説するM岡さん

ナメコ栽培でメモを取る学生_IMG_2624_210514.jpg
ナメコ栽培でメモを取る学生

貴重種タマノカンアオイを観察する_IMG_2625_210514.jpg
貴重種タマノカンアオイを観察する

針葉樹林と落葉広葉樹林の違いを説明する_IMG_2628_210514.jpg
針葉樹林と落葉広葉樹林の違いを説明する

落葉溜りのヒントを語る甲野先生_IMG_2629_210514.jpg
落葉溜りのヒントを語る甲野先生

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課題(表)

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課題(裏)

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