シノダケ・ヒンメリ95 シノダケ・ヒンメリ講座での「正八角星」の作り方2 [シノダケ・ヒンメリ]
今回は、8月22日掲載の「正八面体の作り方」に続いて、「正八面体」から「正八角星」にいたる手順を紹介します。
「正八角星」は、「正八面体」の8つの三角形の面に、角を8つ出していくことで出来上がりますが、作っているうちにどこが「正八面体」で、どこが「着けた角」なのかが分からなくなりがちです。「正八面体」の頂点に印をつけて進めることをお勧めします。紹介する手順に沿って進めて頂ければと思います。
《大まかな手順》
「正八面体」を図のように立てて、上に4つ、ひっくり返してまた4つと「角」を着けるという手順で進めます。
正八面体
1.正八面体のワイヤーが出ている場所を頂点として作業します。
(頂点に、印を付けておくと好いです。)
2.1の状態で、上の4つの三角形に角をつけます。
3.次に、それをひっくり返して、残り4つの三角形に角をつけます。
4.今回は、最後の吊元を角の先端に作ります。
《作業の進め方》
①正八面体が出来上がったら、ワイヤーが出ているところを頂点として作業を始めます。
②頂点のワイヤー2本のうち長い方の1本のワイヤーに2本のシノダケを入れ、角を着けようとしている三角形の面に対して「くの字」を書くようにして、三角形の面の右下に結び付けます。
・図の右上に飛び出した2本が「くの字」の部分
③「くの字」の折れ点からワイヤーを引き出し、三角形の左下に結び付けます。これで、一つ目の角が完成です。
・図の右上に角が一つできました。
①から③までをあと三回繰り返すことで、正八面体の上の4つの三角形に角が完成します。
◆ここで、確認します。
4つ目の角が完成すると、図のように上からみると、4つの角の辺が十字形をしています。
もう一つ、正八面体の四角形の四つ角でワイヤーが二本ずつ出ている筈です。
立てたままの状態だと下の図のようになります。
*解説:ここから、第2段階*
これで、上の4つの角が完成なので、ひっくり返して、残りの4つの角を作ります。
これからは、作業の手順が変わります。これまでは、三角形の面に対して上から下に作ってきましたが、ここからは、下から上へと作っていきます。
・図は、上下をひっくり返した状態
④三角形の底辺になる2ヶ所の角のワイヤーにそれぞれシノダケを1本入れて、頂点で結びます。
・手前上部に2本が突き出た形になります。
⑤突き出した2本のワイヤーのうち1本を短く切って、2本のワイヤーを1本のシノダケの中に入れます。逆さにした頂点に結んで、五つ目(下の段の一つ目)の角が完成です。
・図は横から見た形になっていますが、このようになります。
⑥④と⑤の作業を2回繰り返します。これで、六つ目、七つ目(下の段の二つ、三つ目)の角が完成です。
・上の方に印がついているのが頂点です。
8つ目の角を着ける三角形は、左の方を向いている面になります。
*ここからが、最終段階*
吊元を角の先にするために手順が変わります。同時にワイヤーを上手に処理してキレイに仕上げるようにします。
8つ目の頂点は、角の頂点を吊元にするために残った3ヶ所のワイヤー(うち、一ヶ所は3本)を順に結んで、仕上げます。
⑦頂点にある3本のワイヤーのうち2本を短く処理して、1本のシノダケの中に入れて隠し、ワイヤー1本を残す処理をします。
・図の左上に突き出た部分が、最初の1本です。
⑧もう1本(ここでは右下)のワイヤーにシノダケを1本入れ、⑦と結びます。(残ったワイヤーは次の作業でシノダケの中に隠すので適当な長さに切ります。)
・図の左上に突き出た部分で、2本を結んだ図。
⑨残った1本のワイヤーに最後のシノダケ1本を入れて、⑧の結び目に結んで完成です。⑧で残ったワイヤーを隠す処理を忘れずにしましょう。
⑩最後に吊元の処理をして完成です。
・完成図です。
・角の先端を吊元にしたので、吊るすと上のような絵になります。
《今回のレシピ》
部材は、すべて65ミリ:36本
(内訳:正八面体12本+角24本(=8つの角×3))
開講時までには、作成手順の動画を製作する予定です。乞うご期待!
中山茂樹さん
「正八角星」は、「正八面体」の8つの三角形の面に、角を8つ出していくことで出来上がりますが、作っているうちにどこが「正八面体」で、どこが「着けた角」なのかが分からなくなりがちです。「正八面体」の頂点に印をつけて進めることをお勧めします。紹介する手順に沿って進めて頂ければと思います。
《大まかな手順》
「正八面体」を図のように立てて、上に4つ、ひっくり返してまた4つと「角」を着けるという手順で進めます。
正八面体
1.正八面体のワイヤーが出ている場所を頂点として作業します。
(頂点に、印を付けておくと好いです。)
2.1の状態で、上の4つの三角形に角をつけます。
3.次に、それをひっくり返して、残り4つの三角形に角をつけます。
4.今回は、最後の吊元を角の先端に作ります。
《作業の進め方》
①正八面体が出来上がったら、ワイヤーが出ているところを頂点として作業を始めます。
②頂点のワイヤー2本のうち長い方の1本のワイヤーに2本のシノダケを入れ、角を着けようとしている三角形の面に対して「くの字」を書くようにして、三角形の面の右下に結び付けます。
・図の右上に飛び出した2本が「くの字」の部分
③「くの字」の折れ点からワイヤーを引き出し、三角形の左下に結び付けます。これで、一つ目の角が完成です。
・図の右上に角が一つできました。
①から③までをあと三回繰り返すことで、正八面体の上の4つの三角形に角が完成します。
◆ここで、確認します。
4つ目の角が完成すると、図のように上からみると、4つの角の辺が十字形をしています。
もう一つ、正八面体の四角形の四つ角でワイヤーが二本ずつ出ている筈です。
立てたままの状態だと下の図のようになります。
*解説:ここから、第2段階*
これで、上の4つの角が完成なので、ひっくり返して、残りの4つの角を作ります。
これからは、作業の手順が変わります。これまでは、三角形の面に対して上から下に作ってきましたが、ここからは、下から上へと作っていきます。
・図は、上下をひっくり返した状態
④三角形の底辺になる2ヶ所の角のワイヤーにそれぞれシノダケを1本入れて、頂点で結びます。
・手前上部に2本が突き出た形になります。
⑤突き出した2本のワイヤーのうち1本を短く切って、2本のワイヤーを1本のシノダケの中に入れます。逆さにした頂点に結んで、五つ目(下の段の一つ目)の角が完成です。
・図は横から見た形になっていますが、このようになります。
⑥④と⑤の作業を2回繰り返します。これで、六つ目、七つ目(下の段の二つ、三つ目)の角が完成です。
・上の方に印がついているのが頂点です。
8つ目の角を着ける三角形は、左の方を向いている面になります。
*ここからが、最終段階*
吊元を角の先にするために手順が変わります。同時にワイヤーを上手に処理してキレイに仕上げるようにします。
8つ目の頂点は、角の頂点を吊元にするために残った3ヶ所のワイヤー(うち、一ヶ所は3本)を順に結んで、仕上げます。
⑦頂点にある3本のワイヤーのうち2本を短く処理して、1本のシノダケの中に入れて隠し、ワイヤー1本を残す処理をします。
・図の左上に突き出た部分が、最初の1本です。
⑧もう1本(ここでは右下)のワイヤーにシノダケを1本入れ、⑦と結びます。(残ったワイヤーは次の作業でシノダケの中に隠すので適当な長さに切ります。)
・図の左上に突き出た部分で、2本を結んだ図。
⑨残った1本のワイヤーに最後のシノダケ1本を入れて、⑧の結び目に結んで完成です。⑧で残ったワイヤーを隠す処理を忘れずにしましょう。
⑩最後に吊元の処理をして完成です。
・完成図です。
・角の先端を吊元にしたので、吊るすと上のような絵になります。
《今回のレシピ》
部材は、すべて65ミリ:36本
(内訳:正八面体12本+角24本(=8つの角×3))
開講時までには、作成手順の動画を製作する予定です。乞うご期待!
中山茂樹さん